IELTS 対策

IELTSの特徴と対策をバッチリ伝授!初心者から玄人まで

あなたが留学を希望していたり、移民や英語圏への就職を考えている場合、IELTS(アイエルツ)はTOEICよりも重要度の高い試験です。TOEICとは異なり、留学希望者や英語圏への就職希望者の英語能力をチェックするものとして実施されるためです。今回はそんなIELTSの特徴や試験対策を紹介します。

①IELTSの概要・試験方式

IELTSは、留学希望者向けの「アカデミックモジュール」と移民や英語圏での就職希望者向けの「ジェネラルモジュール」の2種類の試験があり、まずどちらの試験を受けるべきか決める必要があります。どちらも以下のような特徴があり、TOEIC、TOEFLとは使われる単語などが違います。またプレゼン試験があるのも大きな特徴です。

1. リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つすべてが試される

2. TOEICと違い記述式である

3. スピーキングは面接・プレゼンを行う

4. イギリス英語で行われる(やや学問的になる)

4技能すべての試験があるのはIELTSの大きな特徴で、英語能力を総合的に測る試験となっています。また、TOEICや英検の問題と異なりIELTSは記述で問題を解くので、スペルや書いた文章の正誤もしっかりチェックされます。

②IELTSの試験構成とポイント

続いてはIELTSの試験構成とそれぞれのポイントを紹介します。先に説明した通り、IELTSは4技能すべての能力を測り、筆記とスピーキング試験があります。概ね以下のような構成になっています。

リスニング(40分)

40問が4つのセクションに分かれています。時間は40分で、最後の10分間は解答を書き込む時間です。会話問題、日常生活に関わるような説明問題、学術的な会話、学術的な説明に分かれています。学術的とは学校の講義や研修で話す内容を示します。なお、ジェネラルとアカデミックで問題に違いはありません。

リーディング(60分)

40問が3つのパートに分かれており、制限時間は60分です。テストの内容はアカデミックとジェネラルで分かれます。アカデミックは書籍や雑誌、新聞などから教養についての題材が出題され、1パートあたり900ワード程度の文章1つで構成されています。ジェネラルはより一般的な内容になっており、短い文章・中程度の文章の複数構成になっています。

ライティング(60分)

ライティングもアカデミックとジェネラルで問題が分かれています。いずれも文字数指定があり、タスク1が150ワード以上、タスク2が250ワード以上となっています。アカデミックの場合は、タスク1がグラフを見ながら読み取れるポイントを説明する問題です。ジェネラルの場合はお礼・依頼などの手紙やメールの作成が主な内容となります。タスク2は、どちらも与えられたテーマに関する自分の意見を理由とともに述べる形式です。

スピーキング

時間は10分〜15分程度で、アカデミック、ジェネラルどちらも共通の試験です。パートが3つに分かれており、パート1はインタビュー形式で短めの質問パートです。名前、出身地、趣味など自己紹介が中心になります。パート2はトピックカードが渡されるので、カードの内容に沿って話をします。1分で考えて、2分で話す流れです。最後のパート3は、パート2のテーマをもとに、面接官と議論をしながら自分の意見を述べる時間です。面接官は、会話をすべて録音して後で別の面接官と内容を確認しながら公平に採点します。

IELTS公式 申し込みページ:http://www.eiken.or.jp/ielts/apply/

③IELTSのおすすめ対策本やアプリ

前述した通り、IELTSは4技能を総合的に高める必要があるので、TOEICと同じ対策方法では高得点獲得は難しいでしょう。そこでIELTSの対策方法をいくつか紹介します。大きく分けて書籍・アプリ・オンライン講座・予備校の方法があります。

書籍

本で対策をする方法は、一人でいつでもできるのが利点です。学習する上で最もベーシックなのは「IELTS公式問題集」です。定期的にバージョンアップされていて、現在は「13」が最新です。最新のものから取り組んで、物足りなければ古いバージョンを触っていくのがいいでしょう。なお、アカデミックとジェネラルで本が分かれているため、自分が受ける方を購入しましょう。

こちらは最新13のアカデミック版のamazonの紹介です。

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ただし、これだけですと「解説が少ない!」という意見をよく聞きます。より参考書に近い、中長期的なブラッシュアップを目指す場合は「Step Up to IELTS」がおすすめです。こちらはしっかり解説が付いているので安心です。解説が英語で書かれているのが難点ですが、これをじっくり取り組めば点数アップが目指せるでしょう。

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アプリ

対策本では満員電車での学習が難しいため、もう少しコンパクトに勉強したいという方もいるでしょう。そんな方にはアプリを活用した勉強をおすすめします。近年は多数のアプリが登場していますが、おすすめは以下の3つのアプリを組み合わせて学習する方法です。

 ・IELTS Word Power App

 ・TOTAL IELTS Listening Practice

 ・IELTS Prep App

「IELTS Word Power App」は単語アプリに近く、IELTSに必要な語彙力形成に役立ちます。単なる単語クイズにとどまらず、リスニング問題なども収録されているのが特徴です。

「TOTAL IELTS Listening Practice」はその名の通り、リスニング問題にフォーカスしたアプリです。また、スクリプトを見ながらシャドウイングなども可能です。

「IELTS Prep App」は短いムービー形式での講座があるのが特徴で、英語能力自体の向上、IELTSの試験構成を念頭に置いた対策どちらにも適したアプリです。

オンライン講座・予備校

より集中して徹底的に英語力のブラッシュアップとIELTSでの高得点を実現したい場合は、オンライン講座や、予備校の利用もよいでしょう。近年は多数のIELTS講座があります。予備校の場合は集合形式より、スピーキング対策もできるマンツーマン形式の方が圧倒的におすすめです。マンツーマンで4技能すべての対策を行ってくれるところであれば、あとは相性の問題にはなりますが、比較的リーズナブルながらグローバルに活躍することを念頭に置いた英語対策ができます。おすすめは「アルプロス」や「beoカレッジ」などです。

アルプロス:https://www.alpros.co.jp

beoカレッジ:https://beocollege.jp

なお、IELTSの予備校や講座は、まだまだ首都圏や大都市圏にしかないのが実情です。そこで、地方にお住まいの場合や首都圏在住であっても通う時間がない場合は、オンライン講座をおすすめします。オンライン講座は、現在多数のサービスがあります。そのなかでもおすすめなのは「ベストティーチャー」です。こちらは大企業の研修などにも活用され、確かな実績があるオンライン講座のIELTS バージョンです。月額16200円(税込)で受講回数無制限、Skypeを活用したネイティブとのスピーキングレッスンなど充実しており、リーズナブルな価格でしっかりと対策を実施できます。

ベストティーチャー:http://www.best-teacher-inc.com

自分に合った対策法を!

以上、今回はIELTSの試験構成とおすすめの対策方法を紹介しました。それぞれ長短はありますので、いくつかの方法を組み合わせたり、自分の弱いところを強化するのに適した方法を重点的に行うとよいでしょう。今回の記事を参考に自分に合った対策方法を選択してみてください。

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