コラム

IELTSのスコアを半年で伸ばすための最短勉強法!

英語圏の大学を検討している方はIELTS(アイエルツ)にするか、TOEFL(トフル)にするか悩みますよね。また、医師、看護師、美容師などといった専門職の方が英語圏で働く時にも、IELTSかTOEFLのスコアを求められることがあるようです。ここでは最近人気が出てきているIELTSのスコアを最短で伸ばす勉強方法についてご説明します。

IELTSって?

IELTS(アイエルツ)(International English Language Testing System)は外務省や東京大学で英語能力の判断基準にされています。留学や就職、移民などの目的に限らず、英語力判定や英語力アップにも効果的な試験と言えます。特に中・上級レベルの英語学習者におすすめです。

IELTSの特徴

・イギリス英語、

・記述式試験(ブロック体で書く)、

・リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能が試される、

・スピーキングは1対1の面接、

・スコアは1~9で示され、スキルごとにスコアが出る。

IELTSのスコアを半年で伸ばすための最短勉強法

次に、効率的にIELTSのスコアを伸ばす勉強方法のコツをあげてみましょう。ダラダラとするのではなく、集中して勉強することはすべての技能に共通しています。

スピーキング

IELTSは面接なので、自然に近い会話形式でテストが行われます。TOEFLよりもリラックスして、自然な会話ができる点が私たち日本人には向いていると言えます。日常から英語を話す環境を作ることが大切ですが、次にあげるライティングの力をつけることが即、スピーキング力に直結します。その理由はどちらもアウトプットだからです。

ライティングの力をつける

IELTSで一番ハードなのはライティングです。英語でジャーナルを書くことを強くおすすめします。英文日誌ですね。最近の出来事からトピックを一つ選び、「~についてどう思いますか?」「~は賛成ですか?理由は?」という質問に答える形で英文を書いていきます。1.質問文(2文) 2.結論(2文)) 3.本文(4~5文)4.本文(4~5文)計14文を書いてください。必ず手書きのブロック体(これはIELTSの試験に備えるためです)で、きちんとパラグラフ(文の塊り)をはっきりつけて書く練習をしましょう。

IELTSのライティングの採点基準のうちTask Achievement (問題にちゃんと答えられているか?)、Cohesive and Coherent (論理的な展開ができているか?)というポイントをしっかり押さえる練習になります。特に、論理的な展開をしているか?また説得力があるか?に注意して書くようにしてください。少なくとも1週間に2回はジャーナルを書いてくださいね。

知識がないと書けない話題もありますよね。環境問題、政治・経済・社会問題などです。日頃から関心を持ち、自分のスタンス・意見を持つことが大切になります。ライティングの練習だけでなく、スピーキングの対策にもなりますので、日頃から関心を持つよう心がけましょう。

リーディング

常に英語に触れることが大切です。たとえば、Google やWikipediaなどの検索は英語でしたり、スマホの画面を英字表記にしたり、オンラインで構わないので、英字新聞 (The Guardianなど https://www.theguardian.com/international  )を日常的に読む習慣をつけてください。さっそく今日から一日1記事を読むようにしましょう!英語でインプットしたものは、英語でアウトプットしやすいのです。

リスニングの力をつける

高価ですが、以下にあげるテキストを使ってIELTSに沿った勉強をしてください。アカデミック用と一般用(ジェネラル)に分かれています。アマゾンなどのオンラインショップで購入できますが、偽物が出回っているようですので気を付けてください。

・IELTS 14 Academic Student’s Book with Answers with Audio: Authentic Practice Tests (IELTS Practice Tests) (英語)

 ペーパーバック – スチューデント・エディション, 2019/6/20  Cambridge University Press (クリエイター)  ¥ 5,209

・IELTS 14 General Training Student’s Book with Answers with Audio: Authentic Practice Tests (IELTS Practice Tests) (英語)

ペーパーバック – 2019/6/20  Cambridge University Press (クリエイター) ¥ 5,413

イギリス英語に慣れるためにBBCのTVニュースを観る習慣をつけましょう。慣れればアメリカ英語よりも日本人にとって分かりやすいものです。背景知識が足りない、英語圏の文化に慣れていないという方には、映画はどうでしょうか?イギリス英語の音に慣れるよいチャンスになります。

次に、ボキャブラリー(語彙・単語力)が足りないという方に筆者が厳選した単語帳をご紹介します。

単語帳

英単語力、すなわち使える語彙数をふやすことは非常に大切です。すべての技能のベースになるからです。

基本の単語帳

アイシーピー『DUO3』

価格:1,296円(税込)

同じ勉強するなら価値ある英文を暗記したいですね。この単語帳は現代英語の中から1600語を厳選し、560のなめらかで実用性がある英文に仕上げています。一度覚えると一生ものになる素晴らしい英文です。

語源を学べる単語帳

かんき出版『英単語の語源図鑑』

価格:1,620円(税込)

接頭辞・接尾辞など、語源を使って英単語を分解する方法が学べます。文中の知らない英単語に出会った時、その分析が生きてきて、推測することができるため、芋づる式に語彙量が増えていきます。

IELTSの試験形式に慣れるためのテキストについて

14が最新です。11~14に関しては、AcademicとGeneralが分かれているので注意してください。リスニングとスピーキングはAcademicとGeneral共通なので1冊でOKです。

IELTSの学習には、やはりこの公式の数字シリーズを使うのが一番です。これから取り組む方は「14」を買ってください。14が終わって物足りなければ、13→12と進んでいきます。

ケンブリッジ社以外のIELTS教材は、本番の形式とかけ離れているので、おすすめできません。リスニングをやりたい方は、必ず音声ファイルが含まれたものを買ってください。(With Audio) テキストには以下にあげるものが付いています。

・アカデミック(またはジェネラル)のテストが4セット

・リスニングの解答とスクリプト(脚本)

・リーディングの解答

・ライティングのサンプル解答と模範解答

まとめ

以上、IELTS(アイエルツ)に関する情報、特徴に続き、半年でIELTSのスコアを伸ばす最短勉強方法についてお話してきました。個人的には無味乾燥なTOEICやTOEFLよりも、より人間味のある英語力判定テストであるIELTS(アイエルツ)に好感を持っています。特に中・上級レベルの方で、伸び悩んでいる方には最適のテストではないでしょうか。

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