IELTS 勉強法

IELTSの最強勉強法とおすすめ参考書をご紹介

イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの国々に移住したり、企業への就職や、教育機関に出願したりする時に応募条件としてよく使われているのがIELTS(アイエルツ)という英語テストです。日本でも年々受験者が増え、その必要性が高まってきています。

しかしTOEICや英検に比べると、まだ知名度が高いテストとは言えません。そのため、その内容や勉強法についてあまりご存知ない方は多いのではないでしょうか。

そこで今回はIELTSの詳しい内容と、ハイスコアを取るための「最強の勉強法」をご紹介します。

留学や移住で必要な資格であるIELTS

オーストラリアやアメリカ、イギリスを中心に120カ国、6000もの様々な教育機関や政府機関で採用している英語力を測るテストがIELTSです。

1年の受験者数は、世界で実に140万人以上と言われ、アメリカでは採用している大学が3000にも上ります。

そんなIELTSの概要をまずはしっかりと理解していきましょう。

テストは1種類ではない

IELTSは他の英語試験と違いテストが1種類ではなく2種類あり、どちらかを選択して受験します。

それぞれ名前は、「ジェネラル・トレーニング・モジュール」と「アカデミック・モジュール」と言います。

一般的な生活に合わせた問題が多いのが、「ジェネラル・トレーニング・モジュール」で、海外への移住を考えている方におすすめの形式です。

もう一つの「アカデミック・モジュール」は大学や高等教育機関に出願する時に利用されているケースが多いテストです。

そのため社会的な問題よりも、学問的な問題が多くなります。

移住や企業研修をする場合、「ジェネラル・トレーニング・モジュール」のスコアが問われることが多く、教育機関へ進学をしようとしている場合は「アカデミック・モジュール」のスコアが問われます。

評価の仕組みは?

TOEICは990点満点のうち何点取ったかが自身の評価となり、英検は「合否」という形で評価が決まります。

一方、IELTSは、9点満点のうち何点取ったかで自身の評価が決まります。

試験内容は英語の4技能となり、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの問題があります。

それぞれの4技能に対して9点満点になっており、4つの平均点のことを「オーバーオール」と言います。

例えばリーディングが7.5点、リスニングが8.0点、そしてスピーキングが9.0点、ライティングが9.0点だったとするならば、オーバーロールは8.5点。

ちなみに世界で一番難しいと言われるハーバード大学での足切りは、オーバーロールが7.5点です。

日程や受験会場

IELTSの試験は月に1、2回程度開催されています。

試験日の1か月前ほどが申し込みの締め切りになっていますが、会場によって定員を超えると締め切られる場合があります。

受験料は24,675円(税込)で会場は全国12ヶ所。東京をはじめとする、仙台や福岡などの地方都市で開催されています。

試験時間と受験資格

試験時間はリスニングが40問で40分。リーディングは40問で60分です。

ライティングは2つのタスクを60分で書きます。合計2時間40分の試験です。

スピーキングは3つのパートに分かれており、パート1が一般的な質問、パート2が1、2分のスピーチ、パート3は英語のディスカッションが行われます。

他のテストと同日に行われる場合と、別の日(他のテストの日の前後1週間以内)に行われる場合があります。

受験資格は16歳以上で、オンラインでも郵送でも申し込むことができます。

何歳でも受けられ、小学生用もある英検に対しIELTSはややアカデミック色が強い英語テストだと言えるでしょう。

なお、IELTSのテスト結果が有効な期間は2年間となっています。

IELTSの対策と勉強法

ではIELTSに効果的な勉強法について説明していきたいと思います。

まずは過去問をしっかりやる

どのようなテストであっても、努力の方向性を間違えない勉強が最も大切です。

例えばTOEICであれば様々な参考書が販売されているため、それをこなしていくことが最も効率的な勉強方法です。

特にTOEICは過去問が研究され尽くしているため、参考書を使うだけでもある程度の過去問対策になるほどです。

一方IELTSの場合、TOEICや英検ほど参考書が充実していません。

そのため、IELTS専用ではない問題集も活用する必要があります。

ただし、闇雲に問題集を選ぶのでは効率的なスコアアップは望めませんので、IELTSの出題傾向についてしっかりと理解して、的確な参考書を選ぶことが重要です。

そのためには、まず最初の2週間を過去問の研究に充て、問題の傾向を理解してから他の参考書を選ぶのが良いでしょう。

また、勉強法ではありませんが、IELTS対策で大切なのはテスト当日の流れや受験時間、問題のレベルを把握することです。

他のテストと異なる部分も多い試験ですので、充分に把握しておくようにしましょう。

苦手ジャンルに集中して勉強法を考えていく

過去問を解いてみると、自分が苦手になっているセクションがはっきりしてくると思います。

充分過去問を学習したら、次はその部分を集中的に勉強する計画を立てましょう。

得意なジャンルは自然と勉強するものですし、勉強もそれほど苦に感じないと思います。

最悪後回しにしてしまっても直前でなんとかなる場合もありますから、まずは苦手ジャンルを克服するのがスコアアップの近道です。

IELTS専用の英単語集を使う

IELTS用の英単語集として『【音声ダウンロード付】実践IELTS英単語3500(旺文社)』がおすすめです。

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IELTSの受験者のバイブルとさえなっているような単語集で、しっかりと過去問に基づいた、厳選された単語が選ばれています。

単語力は一番の英語の基礎力であり、英語の4技能すべての力になってくれます。

そのため、しっかりIELTS用に厳選された単語集を利用しましょう。

まとめ

以上、今回はIELTSの受験を考えている方のために、IELTSの試験内容とスコアアップが図れる勉強法をご紹介しました。

TOEICや英検に比べあまり一般的に知られていないので、参考書も数が限られているのがIELTSです。

そのため、自分自身でしっかりIELTSの傾向と試験内容を研究することがとても大切になってきます。

しっかりと自分に合った勉強法を立てて、効率的にスコアアップを目指しましょう。

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