TOEFLライティングの秘訣!ポイントを徹底解説
TOEFLのライティングで高得点を取りたい!と考えている人も多いのでは?日本人は、読み書きは得意!と思っていることが多いからです。
しかし、TOEFLのライティングは、ちょっと勝手が異なります。それはアカデミック・ライティングを求められているから・・・。TOEFLのライティングのポイントについて解説していきます。
そもそもTOEFLとは?
TOEFLは、国際基準の英語のテストで、特にアメリカの大学や大学院に留学する際に必要とされるものです。入りたいと希望する大学があれば、入学が許可されるTOEFLのスコアを確認してみましょう。
また、このテストは英語を母国語としない人を対象とした英語能力測定試験で、米国非営利教育団体Educational Testing Service(ETS)によって運営されています。
TOELFライティングとは?
TOEFLは、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングによって評価されます。その中で、日本人が苦手とするのが、ライティングです。
意外、と思われるかもしれません。日本人といえば、多くの人が中学高校と6年間英語の授業を受け続けたにも関わらず、英語が話せない・・・と思っている人が多いですよね。ある程度の文法なら分かる、でも話すのと、聞くのは苦手、と自覚しているものです。
しかし、TOEFLのライティングで求められているのはアカデミック・ライティングなのです。
アカデミック・ライティングとは?
アカデミック・ライティング、学術論文で書くことがTOEFLのライティングの基本となります。これは、実際に留学して大学で勉強していけるのか試されていると考えることもできますし、最低限これくらい英語で論文が書けないと、留学した後に困ることになりかねません。
そういった意味でも、スコアだけを求めるのではなく、きちんと身に付けておきたいですね。
ちなみに、日本語で論文を書くとき、普段とは異なる、きちんとした言葉で記していきますよね?母語であれば、こういう時にはこのような表現や言葉が適切、と感覚で分かるものです。しかし、英語となると勝手が異なるもの。どのように書けばアカデミック・ライティングとなるのか、知っておき、書く練習をしておくとよいでしょう。
例えば、I’m gonna need a new computer.
この文にはアカデミック・ライティングとして適してないポイントがいくつかあります。
まずは、gonnaです。gonnaはもちろんgoing to の略ですが、このような略は適切ではありません。短縮語は使用しないと考えておきましょう。同じ理由でI’mもよくありません。I amと記しましょう。
そして、Iを主語とするのも適切ではありません。エッセイとされていますが、アカデミック・ライティングでIを主語とするのは避けた方がよいでしょう。
このような英語での学術論文の書き方や、模範解答例などを見てもピンとこない人は、アカデミック・ライティングの書き方について書かれている本を読んでから取り組むことをお勧めします。
パソコンで打ち込む
実は盲点だった、と言われるのが、TOEFLのライティングはパソコンに打ち込む、ということです。普段からパソコンを良く使って、タイピングに慣れていれば何の問題もありませんが、最近はスマホの普及によりパソコンが身近でない人も増えてきています。大学の卒業論文もスマホでのフリック入力の方が速いと、スマホで打つ学生もいます。
そうなると、パソコンのキーボードに縁遠い場合もあるかもしれません。制限時間もありますから、タイピングにはある程度慣れておくことをお勧めします。また、慣れていないと、ミス入力も増えがちですね。
TOEFLライティングでは2種類の問題が出題される
TOEFLライティングでは、Integrated task、Independent taskの2種類が出題されます。
Integrated taskはその名の通り、総合問題でライティングセッションですが、リーディング力、リスニング力も問われます。
Independent taskは、独立型問題で、エッセイのようにライティングしていきます。
Integrated taskの勉強法
一朝一夕では攻略が難しいのがIntegrated taskです。
というのも、まずは3分間でアカデミックな文章を読むことを求められます。ここでしっかりと内容を理解できるリーディング力を試されています。
次に、この文章に関連する講義の一部を約2分リスニングします。リスニング力が試されますね。
そして、ようやくここから要約を作成するというライティングに入るわけです。
つまり、リーディングやリスニングの力がしっかりと備わっていないと、肝心のライティングに入るまでに、そもそもの内容が把握できない、ということになりがちです。
英語力の底上げを日々こなすことで、このタスクの点数もおのずと上がってくるでしょう。
解答の文字数は150 語~225 語程度、と書かれていますが、もう少し多めの方が点数が高くなりやすいとも言われています。しかし、大幅に超えてしまうのも良くありませんよね。だいたい280語前後というところでしょうか。
Independent taskの勉強法
こちらは独立型問題で、よくある出題パターンで、「Do you agree or disagree?」つまり、賛成ですか?反対ですか?と自分なりの意見をライティングしていきます。
文字数は300文字程度とされていますが、高得点をマークした人のデータを見るとそれよりも多めに書いている人がほとんどです。400から500文字程度をライティングした方がよいのではないかと言われています。
このタスクのポイントとして、何を問われているかしっかりと把握することが挙げられます。たとえ、素晴らしい英文の解答を書き上げた所で、問われている内容から外れたことを書いていれば、0点となる危険性もあるからです。
何度か慎重に読み返してから、解答のアイディアを詰めていきましょう。ある程度、簡単なテンプレートを作っておけば、すぐに対応することができます。自分が書きやすいテンプレートを数例持っておくとよいでしょう。
またサポートでは、具体例を挙げる必要があります。一般的なものでもよいですが、自分が実際に感じていたり使用しているような具体例が挙げられれば、サポートとして確固たるものが記せます。
ライティング向上のコツは添削!
ライティング能力を向上させて、点数を上げたい場合、何が良くて何が悪いのか、自分では分かりませんよね。そうした時に活用して欲しいのが、オンラインでの添削です。
文章を送り、添削してくれるサービスがネット上にあります。また、それについて英語でさまざまな言い回しなどもアドバイスしてくれます。
また、オンライン英会話で、TOEFLに対応している講師に自分のライティングを送って、レッスン中に添削してもらうのもよいでしょう。話しながら、ここは良い表現だ、またここはこのような表現の方が論文として自然だろう、というアドバイスをもらうことができます。
実は、ライティングのために受けているつもりで、こうしたやり取りでスピーキング能力も上げることが期待できます。また、その場で、なぜ良くないのか、どうしてこういう表現方法では適切ではないのか?といった疑問も解決することができるのも魅力。
同じ文章でも、数名の講師にみてもらうと、違う意見が出たりするので時間がある場合は、数名から意見を聞くのもお勧めです。
TOEFLライティング、ポイントを掴んで高得点を取ろう!
TOEFLライティングについてご説明しました。ライティングには自信がある!という人も、アカデミック・ライティングの書き方を一度見直してみてはいかがでしょうか?また、オンラインでネイティブに添削してもらうのもお勧めです。何が悪いのか分からないままでは、ライティング能力向上は期待できません。色々な表現を知り、吸収しましょう。ポイントを掴んで高得点を取ってください。