コラム

英検準2級のレベル、難易度は?実例を合わせてご紹介

英検準2級となると、2015年までに公表されていた合格率では50%を切っていて、難易度もグッと上がります。どの程度の難易度なのか、実例を合わせてご紹介していきます。

英検準2級のレベルは?

英検準2級では「日常生活に必要な英語を理解し、使用することができるか」が試されています。レベルも、高校中級程度となっていて、基礎がある上で、どのように英語を使うことができるか、がポイントとなるでしょう。当然、中学で習う英語については、しっかりと理解できていることが必要です。

英検準2級で必要とされる単語力

高校中級程度の英検準2級では、約2,600から3,600語の単語が必要とされています。

ペイという言葉は、最近のキャッシュレスブームでよく聞きますが、支払うという意味です。このpayも準2級レベルです。また、local、ローカルも地元、という意味で日常会話で使うことがあるのでは?モダンアートなど、美術関係で使うこともあります。modern、現代の、という意味ですね。

さらにオーナーという言葉も生活の中で聞くことがありますね。owner、所有者という意味です。このように準2級では、意外と身近で使う言葉も多いので、関連付けて覚えてみるのもよいでしょう。

もちろん、その他であまり関わりのない言葉も覚える必要がありますが、scary,complain,develop,narrowなど、ある程度の会話をするためには必要な単語ばかりです。是非マスターしてください。

英検準2級のリーディング

英検準2級では、一次試験の筆記試験があります。まずはリーディングからご紹介します。

セクション1では、短文の語句空所補充が出され、全部で20問。そのうち、単語力が10問、熟語力が7問、文法力が3問となっています。4つの選択肢の中から選ぶようになっています。

しっかりと単語をマスターして臨みましょう。

セクション2では、会話文の空所補充となっていて、4つの選択肢の中から選びます。単語や熟語を知っていることはもちろん必要ですが、単語自体はそれほど難しくありません。それよりも会話の流れを素早くとらえられるとよいでしょう。このセクションでは5問出題されます。

セクション3では長文の語句空所補充となり、5つの問題が出題されます。この形式は準2級で初めて出るため、練習問題を多めにこなし慣れておくことをお勧めします。長文を読むことで必死にならないこともポイントです。ざっと文章の流れを読めるようにしておきましょう。

セクション4は、長文内容の一致選択です。Eメールが3問、説明文が4問の計7問が出題されます。ここで必要なのは、制限時間に長文を読める読解力もさることながら、やはり単語力といえるでしょう。選択肢もそれほど難しいものは出てきません。

英検準2級のライティング

英検準2級は、3級ライティングに比べ、問の内容が自分についてのものではないことと、エッセイ形式で書く必要があるため、最初、面食らってしまう人も多いでしょう。社会性の高いものが多く、2017年度の出題では

Do you think fast-food restaurants are a good thing for people?

と、ファストフード店は、人々にとって良いと思うかどうか?という意見を聞かれています。

これには当然正解はなく、その問題について思っていることを書けばよいのですが、これまでこういったことについて触れてこなかった場合、どう答えてよいのか、さらに英語でどう書けばよいのか迷う、という人が多いのです。

さらに、自分の意見とその理由を2つ書くこと、そして語句の目安は50から60語とされています。

対策としては、過去問題はもちろん、類似のトピックについてたくさんエッセイを書く練習をしておくこと、また、簡単なテンプレートを作成しておくことがオススメします。

まず、意見を求められていますから、自分の意見を述べます。

I think~と始めるとよいでしょう。また2つの意見を述べるために

I have two reasons.とここで述べておくとスマートですね。

1つ目の理由は、First~と始め、その具体例をFor exampleとこれまでの経験をもとに書きましょう。

2つ目の理由はSecond~とします。具体例は、For exampleとしてもよいですし、For instanceでもよいですね。またそこから、Ifで繋げてもエッセイとして構成しやすくなります。

こうして、理由と具体例を続けてから、最後に再主張として、That is why I think~とエッセイを占める形にするのです。

これはあくまで一例ですが、このようにテンプレートを作ってしまうことで、エッセイとしての構成を崩すことなく、そして慌てることなく書き進めていくことができます。

英検準2級のリスニング

英検準2級のリスニングでは、「日常生活の話題に関する内容を理解することができるか」ということが試されています。

リーディングに比べ、単語は容易なものが使われていますが、音声が1回しか流れないので、聞き漏らしのないよう注意深く聞くことが必要とされます。また、3級より難易度が上がっているため、音声の一部を聞きとり解答できるレベルではありません。

セクションは3つに分かれていて、それぞれ10問ずつ、計30問です。

セクションごとにご紹介します。

セクション1は会話の応答文の選択です。英検3級までは、問題用紙にイラストが描かれていましたが、準2級では書かれていないため、リスニングに頼るしかありません。

会話ですので、2人が交互に発言します。そして2人目の発言の2回目に、3つの返答を言いますので、ここから適切な物を選ぶことになります。

会話は長くありませんので、要点を掴み解答していくとよいでしょう。

セクション2は、会話の内容一致選択です。英検3級でも同じ形式の問題が出題されていますので、慌てずに解答できるでしょう。ただし、音声が1回しか流れませんので、聞き漏らしのないようリスニングする必要があります。

2人の会話がそれぞれ2回なされた後に、その会話の内容に関する質問が流れます。

問題用紙に選択肢が書かれているので、この選択肢を読んで、内容を把握しながらリスニングするのがオススメです。

セクション3は文の内容一致選択です。

ナレーション形式で読まれ、その内容に関する質問がされます。英検3級でも出題されている形式です。

問題用紙に選択肢も4つ、書かれていますので、先に選択肢を読んでおき、流れを把握しながらリスニングするとよいでしょう。

英検準2級のどのリスニングにも言えることですが、1回しか音声は流れないため、いちいち日本語に訳しながら聞いているのでは、解答を導き出すのは難しいでしょう。英語を英語のまま聞いて理解していく能力が試されています。

練習方法としては、地道に音読とシャドーイングが良いでしょう。

英検準2級の2次試験、面接の難易度

1次試験に合格したら、いよいよ2次試験の面接です。

まずは20秒黙読したあとに音読をし、その音読したパッセージについての質問に答えます。

その後、イラストについての質問が2つ、最後に受験者の意見などを問う質問が2つされます。

気になる2次試験の難易度ですが、1次試験を突破した英語の実力があれば問題ないはずです。しかし英語がすぐに口から出てくるか、がポイントとなります。

慣れが必要ですので、オンライン英会話などを活用し、スピーキング力を上げておきましょう。

英検準2級の難易度を理解して、チャレンジしよう!

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