英検の合格率ってどれくらいなの?レベルに併せてご紹介
英検を受けようと考えている人にとって気になるのが、それぞれの級の難易度と合格率だと思います。しかし、2016年以降、英検は合格率を公表しなくなってしまったため、今現在の合格率は残念ながら分かりません。それまでの合格率をご紹介しますので、参考程度にしてくださいね。
英検5級の難易度と合格率
英検で一番易しいのが5級となります。合格率は80%を超えていて、初めて英検を受ける人に最適な級となります。
とはいえ、「初歩的な英語を理解することができ、またそれを使って表現することができるか」ということがテストされるため、社会人は受けにくいかもしれません。レベルも中学初級程度となっていて、その年代の受験者が多いでしょう。
英検4級の難易度と合格率
英検4級も合格率は70%前後で、易しめの試験といえます。「簡単な英語を理解することができ、またそれを使って表現することができるか」ということがテストされます。レベルは、中学の中級程度となっていますが、ここがしっかり理解できていないと後でつまずくこともあり得ます。しっかりと抑えておきたいレベルとなりますね。
英検3級の難易度と合格率
英検も3級となると2次試験で面接が加わり、本格的な資格試験となってきます。とはいえ、合格率は50%を超えていて、それほど難易度は高くない試験といえるでしょう。
「身近な英語を理解し、また使用することができるか」テストされ、レベルは中学卒業程度です。
簡単な英語の会話であれば、中学英語の文法力があれば話せる、と言われますが、そういった意味でも、きちんと身に付けておきたいレベルとなりますね。
英検3級・2次試験の面接の難易度
3級から面接が加わります。スピーキング力を確認するテストで、まずは30語程度のパッセージ(英文)とイラストが印刷された問題カードを渡され、パッセージを音読します。
その後に、音読したパッセージや問題カードのイラストについての質問がなされます。また日常生活の身近な事柄について、意見を聞かれます。
テキストばかり勉強しているのでは、なかなか口から英語が出てこない可能性がありますので、オンライン英会話などを活用して、スピーキングの練習をしておくのがオススメです。
英検準2級の難易度と合格率
合格率は35%強と、やや難易度となる、準2級。「日常生活に必要な英語を理解し、使用することができるか」テストされます。レベルは、高校中級程度で、中学英語がしっかり身についていることが前提となります。
英検準2級・2次試験の面接の難易度
50語程度のパッセージ(英文)と2点のイラストが印刷された問題カードを渡されます。まず、パッセージの音読、そして英語でのイラストの描写を求められます。その後、カードの内容や日常生活の身近な事柄について受験者自身の意見を聞かれます。イラストをみて、それについて英語で言えるように練習しておくとよいでしょう。
英検2級の難易度と合格率
合格率は25%前後と、やや難易度の高くなる2級。「日常生活に必要な英語を理解し、使用することができるか」テストされ、レベルは高校中級程度となります。当然、中学英語が身についていることは必須となります。
英検2級・2次試験の面接の難易度
60語程度のパッセージ(英文)と3コマのイラストが印刷された問題カードを渡されます。パッセージの音読をして、イラストの描写を求められます。さらに、2級からは、社会性のある事柄について受験者自身の意見を問われるため、こういった問題について英語で答えられるよう練習しておくとよいでしょう。
英検準1級の難易度と合格率
合格率は15%前後と、難易度の高い準1級。「社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができるか」テストされ、レベルは大学中級程度。就職でも優位になることが期待できるでしょう。
英検準1級・2次試験の面接の難易度
指示文とイラストが印刷された問題カードを渡されます。そして、4コマのイラストの展開を説明したり、社会性の高い質問に対して自分の意見を、論理的に述べることができるか、テストされます。
英検1級の難易度と合格率
格率は10%前後で、非常に難易度が高いです。社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができるかテストされ、レベルは大学中級程度です。就職でも武器となりうる資格といえるでしょう。
英検1級・2次試験の面接の難易度
5つのトピックが印刷されたトピックカードを渡され、そのうち1つのトピックを選んで2分間のスピーチを行い、その内容についての質疑応答をします。スピーチできる英語力が必要となります。
難易度、合格率を把握して勉強しよう!
それぞれの級の難易度と合格率をご紹介しました。どの級を受けるか決める目安になると思います。的確な勉強で、英検取得を目指してください。