コラム

IELTSで就職につながるの?

日本で普通に就職しようとする場合、まだまだTOEICがメジャーな印象がありますので、IELTSが就職に役立つのかどうかやや懐疑的な意味で気になっている方もいるかと思います。もちろん、TOEICはTOEICで受験しておく意味のあるテストですが、IELTSもまた、就職に役立つテストであることは間違いありません。今回はIELTSがどのように就職に役立つかご紹介します。

IELTSスコア「6.0」以上は履歴書に記入を

確かに「履歴書上の数字」としては日本の多くの採用担当者にとっては、TOEICの方が認知度が高く、高得点における印象もいいのは確かです。「履歴書に記載しておく」ことが目的であれば、TOEICも受験しておいた方が得策です。

ただし、近年はIELTSの認知度も上がり、書類に書いた場合に、仮に採用担当者が知らなければ面接の場で確認されるでしょうから、その際に総合的な英語力を有していることを試す試験であることを説明すれば充分プラスに働くでしょう。

IELTSの場合、一定の英語力を持っていて、履歴書に書いた方がいい数字の目安は「6.0」程度です。これは海外の大学でIELTSを見る大学においてギリギリ基準をクリアするレベル(もちろん大学によります)ですが、日本では一定以上の英語力があるといっていいレベルです。

日本で特にIELTSを受けておくべき就職先

日本においても、就職先においては、TOEICだけでなくIELTSを受けておくことが推奨される就職先群がいくつかあります。まず筆頭は外務省です。外務省は「IELTSを採用基準とする」ことを正式に表明しています。この場合は少しハードルが上がり7.0以上が必須となります。

出典元:https://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/prs/page4_002723.html

その他、JICAなど海外に行く機会が多いことが容易に想像される機関や、外資系企業においては、自己研鑽と英語力のアピール両面からIELTSが大いに役立ちます。こうした企業や団体では英語面接などの形でスピーキングも含めた総合的な英語力を求められることが多く、特に外資系企業では英語面接が課されることもあります。IELTSで鍛えておけば英語面接となっても焦ることはありませんし、外資系企業であれば、海外の方が認知度・重要性の面で進んでいるIELTSのアピール力も高まります。

これら海外との繋がりが多い職に就きたいと考えている方には、IELTSの受験がおすすめです。

海外企業や団体への就職を考えている場合

最もIELTSを受けておくことが推奨されるのは、海外の企業や団体に就職しようと考えている場合です。IELTSについては日本では導入が遅れている状況ですが、海外ではかなり多数の企業や団体が選考基準として利用しております。以下、IELTSの公式ホームページではIELTSを正式に選考基準などに使用している企業や団体を検索することができ、世界10,000以上の企業・大学・団体が公式にIELTSを選考基準としています。

IELTSの採用団体を検索するページ

https://www.ielts.org/about-the-test/who-accepts-ielts-scores

ここに記載されていない企業や団体でも、IELTSは海外ではTOEICと並んで、むしろ総合的な英語力を示すという意味ではTOEIC以上に知名度があります。従って、日本国内よりはるかにアピールポイントとなる資格です。海外で就職することを考えている方は、IELTSで相応のスコアを獲得しておくことを強くおすすめします。

外資系就職や海外企業への就職にはIELTSがおすすめ

まだまだ日本では認知度向上の途上にあるIELTSですが、総合的な英語力を証明できる試験として、就職に役立つ場面は多いと言えます。また外資系企業や、そもそも海外に就職する場合など、海外との関連性が深い就職先においてIELTSは必須とも言えます。IELTSで自分の総合的英語力をブラッシュアップした上で、スコアを応募先に伝えて自身の英語力の高さをアピールしましょう。

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