TOEIC 難易度

TOEICの問題形式・テスト形式って?構成をお教えします!

TOEIC L&Rはリスニングとリーディング、合わせて200問を約2時間、マークシート方式で解答する試験です。リスニングとリーディングの間には休憩はないため、集中力が途切れないよう解答していく必要があります。

一体どのような問題形式や構成なのでしょうか?それぞれのセクションごとに、解答するコツも併せてご紹介していきます。

TOEICリスニングセクション

まずリスニングセクションから行われ、100問を約45分間で解いていきます。

問題形式をパートごとに解説します。

TOEICリスニングセクション:パート1

写真描写問題で6問出題されます。

文章構成はシンプルで、英文法が分かっていれば解きやすい問題ばかりです。

説明文は印刷されておらず、1枚の写真に短い説明文が4つ話されます。その4つの中から、写真について的確に描写されているものを選びます。

写真を見て、その状況をうまく推測できると、正しい解答に導くことができるでしょう。また一度しか流れないため、写真を見て瞬時に判断する能力も必要となります。

写真にはパターンがあり、人物写真の場合は、1人だけ、2人、そして3人以上の写真。人物以外は、乗り物か風景の写真になっています。文頭にある5W1H「Who,Where,What,When,Why,How」を聞き取るのがコツですね。

解答は、状態を聞いていることが多いことから、受動態や現在進行形が多いです。逆に、過去形や現在完了形は少ないでしょう。

TOEICリスニングセクション:パート2

応答問題で25問出題されます。

短文に対応する答えの候補が3つ話されますので、その中から選択肢を選びます。

日常英会話で使われるような英語であることが多く、さらに疑問詞から始まることが多いことから、文頭を聞き取れるかがカギとなります。

例えば、Whoから始まれば、解答はおのずと人物になることが推測できますし、Whereから始まれば場所について解答するのが自然だと考えられるでしょう。

TOEICリスニングセクション:パート3

会話問題で39問出題されます。

2人か3人による会話が流されますので、その中から問題用紙に印刷された4つの選択肢から、適当なものを選びます。会話自体は13文読まれ、会話一つに対し、設問が3問ずつになっていることから、39問の問題数となっています。

図付きの問題もあり、地図やスケジュール表などを見ながら、リスニングして解答する必要があります。演習問題で慣れておくとよいでしょう。

会話の内容はそれほど難易度が高くないものの、長いためについていけないと解答を選ぶことはできません。途中で分からない単語などがあっても、つまずかずについていく技術が必要になるといえるでしょう。

また、問題用紙を先に読んでおいて、だいたいどのような内容が話されるのか想像しながら聞くのもポイントといえます。

TOEICリスニングセクション:パート4

説明文問題で30問出題されます。

内容は、ナレーションやアナウンス、ニュースのようなもので、一人の人物によって読み上げられます。日常会話のようにくだけた内容ではなく、全体的に硬い英文がほとんどです。

説明文自体は10問読み上げられ、各問題ごとに3問出されます。

こちらもパート3と同様、設問が問題用紙に印刷されているため、下読みをしておくことで、だいたいの内容を推測しながらリスニングするとよいでしょう。図などが印刷されていることもあるため、演習問題や模試などで、この形式に慣れておくと解答しやすいですね。

硬い英語が使われることが多いため、難しい表現に慣れておくこともポイントです。ビジネス英語、というとピンをくるでしょうか。演習問題をこなして、そのような表現に慣れておくと安心して受験することができるでしょう。

TOEICリ-ディングセクション

TOEICのリーディングセクションは75分間で100問を解いていきます。

リスニングセクションが終わって、休憩なしでリーディングに入るため頭の切り替えもポイントになります。

問題形式をパートごとに解説します。

TOEICリ-ディングセクション:パート5

短文穴埋め問題が30問出題されます。

4つの中から、最適なものを選びます。英文は短く解きやすいものの、英文法が分かっていないと解けません。また単語力も必要となります。

TOEIC対策で勉強するのであれば、まずはこのパート5から勉強を始めるとよいと言われています。

このパートの理想の時間配分は10分です。時間に余裕を持ってパート7に入りたいので、それ以上は諦めて次のパートに移りましょう。

TOEICリ-ディングセクション:パート6

長文穴埋め問題が16問出題されます。

4つの単語や、一文の中から、最適なものを選びます。

長文のため、一つの文に対し、問題が4つ出されます。出題されるジャンルは、メールや手紙、DM、アンケートなどです。練習問題で、こういった長文に慣れておきましょう。

また、長文の英語自体を読むのに慣れていないと、時間がかかりがちです。リーディングセクションのポイントは時間配分です。

このパート6は10分のみ、と決めて、解きやすい問題から解いていきましょう。

時間が足らず解けない場合は、次のパートに移るのが得策です。

TOEICリ-ディングセクション:パート7

長文読解問題で1つの文書は29問、複数の文書は25問、合計54問出題されます。

4つの中から、最も適当な解答を選びます。

出題ジャンルは、メールや手紙、チャットなどが多く、1つの長文を読んで解答する「シングルパッセージ」、2つの関係する文章を読む「ダブルパッセージ」、さらに3つの文章を読んで解答する「トリプルパッセージ」があります。

読んでいて、解答に関係する部分が出てきたら、そこで一度答えをマークしてしまいましょう。時間もあまりないことから、一つの問題に捉われすぎないで、先に進むのが得策でしょう。

問題数の多さからもTOEICで一番重たいパートといえます。そして、そのパートが一番最後に出題されるため、ここに余力を残しておくことが重要です。

TOEICの問題形式をしっかり把握して試験に臨もう

TOEICの問題形式と、解答するためのコツやポイントをご紹介しました。問題形式に慣れるだけでも、スコアアップすることができますよ!模試や演習問題をこなして、慣れておきましょう。

またリーディングセクションは時間配分が大きなカギとなります。練習の時点でも、時間を区切りながら学習するようにしましょう。

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