TOEIC 対策

TOEIC直前に行うべきこと!しっかり試験ギリギリまで対策をしよう

いよいよ、TOEIC直前に迫ってきたとき、どのようなことをしたらよいのでしょう?試験ギリギリまでできることとは?!「TOEICテスト 直前の技術」は効果がある?TOEIC直前にやることなど、切羽詰まった状態でもできることをご紹介します。

TOEIC試験前の対策方法

TOEICは学校の試験とは異なります。試験範囲などが決まっていないため、一夜漬けは効果がないと考えておきましょう。

しかし、試験前の対策で少しでもスコアをアップすることは可能です。

リーディングの時間配分をチェック

本番1週間前からリーディングセクションは、本番と同じ問題数を時間制限を設けて行うようにしましょう。まさに本番さながらの状態で行うのです。

リーディングセクションを成功させるカギは時間配分です。それぞれのパートの目安時間は下記のとおりです。

パート5 10分

パート6 10分

パート7 55分

合計 75分

ポイントはパート7に55分を残すことです。その内訳は、シングルパッセージを25分、ダブルトリプルパッセージを30分とするのが理想的と言えます。

このパート7に55分残すために必要なのが、パート5と6を20分程度で解くことです。その練習を1週間前から集中して行い「時間に合わせて解く感覚」を身に付けておくと、安心して本番で対応できるでしょう。

リスニングは集中力を高めて!

TOEICのリスニングの対策をしてきた場合でも、1週間前から本番対策として行いたいのが、リスニングを連続で解くことです。長い時間、英語を集中して聞くことが求められるリスニングセクション。パートごとの勉強では、集中力を継続できるか不安となることがあるからです。

そのために、公式問題集など、本番と同じ問題数が収録されている問題集を使用し、パート1からパート4まで休むことなく解いてみましょう。

パートごとに練習してきたときには気付かなかった弱点に気付くはずです。例えば、パート3とパート4では先読みがうまくできないことや、パート1では集中して聞けても、その後の集中力が続かないことなど。

また、分からない問題は、飛ばして次に向かうことも時には必要ですが、出来ない所に固執してしまうこともスコアを下げてしまう要因となります。

できない場所は、スクリプトを見て聞くことや、繰り返し聞くことなどで弱点を補強しておくことも大切です。

高確率で出る単語を総まとめ

一夜漬けが通用しないTOEICとはいえ、直前まで単語力を強化しておくことで、点数の取りこぼしを無くすことができます。とはいえ、模擬演習なども行いたい直前1週間は時間に余裕もなく、単語に時間を大きく割くことは難しいでしょう。

良く出る単語順に軽く復習するだけでも、効果的ですよ。目標とするスコアに対応した頻出単語に的を絞って復習しましょう。また800点以上の高スコアを目指すのであれば、高難度の単語を再チェックするのもよいでしょう。

前日は模試問題で総チェック

TOEIC前日は、公式問題集で本番と同じ状況を作り出して問題を解くのがお勧めです。もし時間に融通がつくのなら、当日と同じ時間帯で解いてみましょう。

試験は午後に行われますから、昼ごはんを食べた後に、時間制限を本番と同様に行いましょう。また、いつもはイヤホンでリスニングしている場合も、スピーカーでリスニングすることもお勧めできます。感覚が異なり、細かい所が聞き取れないことも考えられます。

TOEIC直前の技術!その評価は?!

「TOEICテスト 直前の技術」という本をご存知でしょうか?いわゆるTOEICテストのHow to本ですが、TOEICの特性や、対処するテクニックが紹介されています。パートごとにどのような問題が出されるか、という基本的なものから、落とし穴についても解説されています。

それと同時に多くの問題数と丁寧な解説がついているため、人気の本なのです。

全員に適用できるわけではない?

この本の恩恵を受ける人というのは、スコア600以上の人ではないかと思います。それ以下の場合は基礎力を付けることを徹底すべきで、たとえこの本で落とし穴を知った所で、それに気付ける英語力が無ければ対応できないからです。

特に時間配分に苦慮している人は一読の価値はあるでしょう。本書では「受験力」という言葉でTOEICの試験を受けるテクニックを表現していますが、効率よく限られた時間内で、多くの問題を解くことが、TOEICハイスコアのための能力であるとも言えます。

最近スコアが伸びない…という人の起爆剤

勉強をずっと続けているが、最近スコアが伸びない人は、この本を読むことで起爆剤になる可能性があります。勉強をしているということは、英語力は上がっているはずなのに、それでもTOEICスコアが上がらないということは、何かボタンの掛け違いが起きている可能性があるからです。

時間配分はもちろん、マークシートの塗り方のコツまで、TOEICハイスコアへのポイントが書かれています。

裏ワザ的本ではあるが、一読の価値あり!

ご紹介してきたように、本書で紹介されていることは「TOEICの裏技的なテクニック」とも取れます。それでは本当に英語力を測ることはできないのでは?と思う人もいるでしょう。

しかし、TOEICのスコアがどうしても欲しいという人には一読の価値があると言えます。就職試験までに一定のスコアが欲しい、昇進の条件になっているなど、TOEICスコアが必要な場合の人には、評価の高いこの本を読んでみることをお勧めします。

直前にチェック!注意したいポイント

TOEIC直前に注意したい、引っ掛け問題や出題傾向、ポイントについてご紹介します。

ひっかけ問題かも!出題傾向を復習しよう

リスニングのパート1は、写真描写問題です。目で見て色々なイメージを持つと思いますが、出題傾向として、写真に登場していない単語は解答となりません。イメージとリスニング能力で想像をたくましくしてしまうと、正しい解答に導けないことも。最初に、写真に出ていない単語は排除することで、選択肢を減らすことができます。

また、同じ単語が選べるような選択肢の場合は、ひっかけの可能性も高いです。既に文章に入っている単語がそのまま解答に選べることはほとんどないため、このように選べる状況では「ひっかけ」を疑いましょう。

パート2,3,4,6,7でこの傾向があります。

言い換え表現に気を付けよう

TOEICの出題傾向として、言い換え表現を好んで使用することがあげられます。Carがvehicleになったり、dogからanimalとなったりします。同じ単語で何度も表現することは稀です。

こうした表現に慣れておき、ざっくりと英文を理解することに慣れておくことで、単語の違いに振り回されることなく解答を導くことができます。特にパート3,4,7でこの傾向が見られます。

似た発音…!聞き間違いのチェックポイント

リスニング問題では、似た発音の単語の聞き分けがポイントとなります。聞き間違いしやすい単語をチェックしておくことで、ミスを防ぐこともできますよ。

hearとhere、walkとwork、holdとfoldなど、内容的にも紛らわしく間違いやすいように問題にされていることがあります。

最初を聞き取ることが重要

英語は最初の部分がとても大切です。

Itで始まるか、Whatで始まるかで疑問詞かどうか判別できますよね。また疑問詞の中でもwhereでは場所についてであることが分かります。最初の部分が聞き取れるかどうかで、解答が圧倒的に選びやすくなります。ただし、TOEICは引っ掛けやひねっている問題も多いため、これだけで選択肢に飛びつくことのないよう、注意深くリスニングを行うようにしましょう。

リスニングは立ち止まらない

リーディングは自分で時間配分を行い進めることができますが、リスニングはどんどん進んでいってしまいます。選択肢を選べていないのに次の問題に進んでしまう、ということはよくあるのです。

そのためには、流れよく問題に進むことが重要ですが、そこで必要とされるのが「下読み」です。もし、途中で手も足も出ないような問題が出てきてしまったら、さっさと諦めて次の問題の下読みに進んでしまうことで、次の問題での点数を確実に取ることができるかもしれません。

また選択肢を迷った時には、最初に予想した解答を答えて、次に進んでしまいましょう。立ち止まることが何よりマイナスに働くのがリスニングセクションです。

リスニングセクションのポイントは、突き進む力ともいえるでしょう。

TOEIC試験ギリギリ!最終チェック項目!!

いよいよTOEIC試験ギリギリ!会場に向かう電車の中や、会場に入る寸前でチェックしてもらいたいことをご紹介します。

・マークシートの塗り方

しっかりと判別できるよう、濃く、丁寧に塗るようにしましょう。また、問題の途中でずれないように注意しましょう。分からない問題の時にも、とりあえずどこか塗ることも忘れずに!

・問題用紙の方向

設問は縦に並んでいます。分かっていても、パニックになるとあたふたしてしまうことも。

・飛ばす勇気を持つ

問題が分からない時には、いさぎよく飛ばす勇気を持ちましょう。分からない問題にいつまでも固執すると時間もロスしてしまいます。

・迷った時のテッパンは?

ひっかけ問題も多いTOEICでは、途中まで「たぶん、これが解答だろうな」と思っていても、最後までリスニングした時に迷いが生じることがあります。こういう時には、最初にこれだ、と思う方を選ぶことをお勧めします。

・時間配分の最終チェックをする

リーディングの勝負を決めるのが、時間管理です。Part5・Part6で20分、Part7で55分。しっかりと時間を区切って取り組みましょう。

・最後はメンタル

諦めない心。最後はメンタルの戦いです。せっかく勉強してきたのに、思ったより出来ない…とヘコむこともあるかもしれません。それでもあきらめずに最後まで解答を続けることが大切です。

あまりに出来なくて、途中でどうでもよくなることもあります。2時間の長丁場、出来ているのに出来ていないと感じることもあるのです。蓋を開けてみたら、意外と正解していた、ということもあります。

投げやりにならず、最後まで時間配分を守って行いましょう。

TOEIC試験日や試験日前日。英語以外でも気を付けたいこと

TOEICは午後に行われます。ランチを食べた後で眠くなってベストパフォーマンスで臨めなかったという事もありえます。可能性がある人は、ランチの時間をずらすことをお勧めします。早目のブランチにしておいて、お腹いっぱいで眠くならないように注意するのもよいですね。

また、前日に時間がある人は、昼ごはんを食べた後に模擬演習を行い、どれくらいのパフォーマンスで解けるか試してみるのもオススメ。これで、普段のように解けない場合には、昼ごはんの時間を調整するとよいでしょう。

ただ、眠くなるからと空腹で挑むのはお勧めできません。体力が最後までもたない可能性も。TOEICの後悔テストは受付終了時間が12時30分で、13時から試験が開始されます。そして15時すぎに終了すると時間は決まっています。食事の時間を、うまくずらすことで、頭がぼんやりしないように調整しましょう。

体調管理も大切です。頭をスッキリとさせて問題を解くためには、しっかりと寝ておくことです。心配だからと睡眠時間を削って勉強しないよう、前日はしっかりと寝るようにしましょう。TOEICは200問を2時間で解く試験です。英語力だけでなく、体力も必要になります。

また、社会人などで前日夜に接待…などどうしても飲まなければならない状況もありえるでしょう。なるべくアルコールは控えて、少な目にするなど配慮したい所です。

当日は、温度調整ができるようカーディガンなども持参するようにしましょう。特に女性は必須アイテムともいえますね。冬場はもちろん、夏でクーラーなど空調が効きすぎる場合、寒くて試験に集中できなければ、高スコアも期待できません。会場に行くまでの間でも、体調を崩さないよう、アウターを考えておきましょう。

TOEIC直前でも慌てない!しっかり対策して万全の態勢で臨もう!!

TOEIC直前でもできる対策方法や、注意したいポイント、また裏ワザ的な本である「TOEICテスト 直前の技術」について、さらに試験ギリギリに行いたい最終チェック項目をご紹介しました。

せっかく勉強してきたことが、点数としてしっかり現れるように、体調管理もしっかりして本番に臨みたいですね。TOEICを受ける理由はさまざまですが、直前に対策を行うことや、出題傾向をチェックすることで、点数を積み上げることができます。最後まで手を抜かず、あきらめず、TOEICの目標スコアを目指して頑張りましょう!

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