カナダの国技、アイスホッケー
皆様、こんにちは!ブログ担当です。
前回の記事でも少し紹介しましたが、今回はアイスホッケーについてコラムをお書きします!冬のカナダに来た際には是非観戦してみましょう!
ホッケー
ホッケーと言っても色々な種類があります。私たちに一番身近なのはエアホッケーだと感じています。ゲームセンターやボーリング場などに設置されていることが多いですね。実はアメリカではこのエアホッケーもスポーツとしてとらえられています。
エアホッケー以外にも、フィールドホッケー、スノーホッケー、ローラーホッケー、インラインホッケー、フロアホッケー、アイスホッケーと様々です。(スノーホッケーについては日本発祥です!)
さて、フィールドホッケーとアイスホッケーの違いは何か。まずは、芝生で行うかスケートリンクで行うかでの違いになります。
フィールドホッケーは芝生の上で先の湾曲したスティックと硬球を使って、1チーム11人構成で行う競技となります(芝生の上で行うためグラスホッケーとも言います)。日本でホッケーと言うとこちらを指すことが多いです。サッカーに近いルールが採用されていますが、オフサイドは廃止されています。また、ゴール前のサークルからシュートを打たないとゴールに入っても得点として認められません。ロングシュート等はできませんね…
アイスホッケーはその名が示す通りアイススケートリンク(正確にはホッケーリンク)で行います。フィールドホッケーと比べるとかなりルールも違います。
それではそのアイスホッケーについて見てみましょう!
アイスホッケー
アイスホッケーはフィールドホッケーとは違い、ボールを使いません。スティックは似たようなものですが少しだけ違います。それではボールを使わないで何を使うのか?それは下の写真の「パック(puck)」というものになります。これを使って相手のゴールに入れて得点を稼ぎます。日本のスポーツ用品店でもたまに見かけます。
1チーム6人(キーパー含む)となり、ヘルメットを含む防具を着用してのプレーとなります。防具の着用は義務付けられています。ゴールキーパーだけは違う防具となり、顔をガードするためのマスクがついたヘルメット、手足につける特殊なパット、スティックを持たない手にはパックを取るためのグローブを着用します。審判は4人います。
選手の交代はいつでも行って良いというルールになっており、審判に知らせる必要はありません。そのためパックを保持しているチームがその間に選手を交代するということがよく行われます。なかなか他では見られない光景ですよね。
また、以下の画像からわかる通りフィールドのホッケーリンクも少し特殊な形をしています。テレビ中継で見ると小さく見えますが、実は結構広いです。NHLでの規格は長さ200フィート(約61メートル)、幅85フィート(約26メートル)もあります。
水色で塗られている部分にキーパーが配置されます。最大の特徴としてはフィールドの外という概念がなく、ゴールラインの裏側にパックが行っても試合が継続されます。ゴールに入ったパックは1点としてカウントされます。2点・3点と増えることはありません。
ペナルティも数多くありますが、最も特徴的なのが「ファイティング」となります。こちらは手を使った殴り合いです。スポーツに暴力はご法度なので、とても乱暴に見えますよね… 私はテレビ中継で見たことがあります。
ファイティングとは「怒り任せの喧嘩」ではなく、「戦略を含めたスポーツの一部」です。
始まる際にはスティックを預け、グローブを外し、1対1に備えます。殴り合いが始まっても審判はどちらかが倒れこむまで止めに入りません。もちろん、ファイティングはペナルティなので参加した選手両方は5分間退場させられます。別の選手が加勢したり武器を使ったり、終わった後の行動が紳士的でなかったり重度のけがを負わせたりすると重い罰が下ります。 ちなみに、相手選手がファイティングに応じない場合、吹っ掛けた側の選手のみ2分間の退場となります。
このようにれっきとしたルールがあるため、基本的に本当の喧嘩ではなく、短時間の相手チームの強豪選手の退場を含めた駆け引きとして行われます。このために、ファイティング用として雇われる選手もいるほど… このような選手を「エンフォーサー」と言い、監督の指示を受けてファイティングを行います。
乱暴ではありますが、先述の駆け引きやファイティングの勝ち負けによるチーム全体のモチベーション向上など他には見られない要素であるので、アイスホッケーを面白く引き立たせてくれます!
実際の試合では頻繁にファイティングが行われるわけではなく、体格の非常に大きな選手たちがものすごい速さでフィールドを移動し、パックを奪い合います。アイスホッケーそのものを初めて見る人にとってはあまりにも展開が早くて理解が追い付かないかもしれませんね…
それでも非常にスピーディーでパワフルな試合が多く、見ているこっちも自然とワクワクします!Youtubeとかでも動画があると思いますので、予習ということでチェック!
カナダでの人気
タイトルにある通りカナダの国技と言われているので1番人気になります!ちなみに2番目はアメリカンフットボールです。(アメリカンフットボールのコラムは後日作成します!ご期待ください!)
その人気も相まって北米ではナショナルホッケーリーグ(NHL)が存在しています!冬になると毎日試合がテレビで中継されます。
有名なチームを上げますと「トロント・メイプルリーフス」や「モントリオール・カナディアンズ」、「ボストン・ブルーインズ」などがありますね。
「UNIVERSAL SPEAKINGの事務所があるバンクーバーにはチームはないの?」
あります!「バンクーバー・カナックス」というチームが!
Vancouver Canucks
バンクーバーにはこの「バンクーバー・カナックス」というチームが存在します!強豪チームの1つです!
下記URLはオフィシャルウェブサイトとなります!
ユニフォームのロゴにはシャチ(killer whale)が描かれており、マスコットキャラクターもシャチのFinが担当しています!また、カナックスとはカナダ人のことを指します。(似た言葉にヤンキーという言葉があります。ヤンキーというと不良というイメージがあるかもしれませんが、こちらはもともとアメリカ人を指します。)
しかし、強豪チームでありながら優勝カップの1つであるスタンレーカップは未だに獲得したことがありません。優勝間近での惜敗という試合もあり、近いうちに獲得できると思っています。それでも、カナダ国内では非常に人気の高いチームであることに間違いありません!
実はこのチーム、日本初のNHLチームとして東京でプレーするために来日したチームでもあります。思わぬところに縁があるのですね!
アイスホッケーのシーズンスタートは10月からになります。チケットの倍率が高いですが、ファンの人もそうでない人も一度バンクーバー・カナックスの試合を見に行ってみてください!
こちらの写真はロジャースアリーナと言って、バンクーバーにあるスタジアムになります。「Stadium China town」が最寄り駅となり、そこからあるいて10分しないうちに到着します。ここでの試合を楽しみましょう!
バンクーバーのお土産屋さんには、必ずバンクーバー・カナックスのトレーナーやパックが売っています。アイスホッケーファンなら買うべきアイテムですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。アイスホッケーについて新しく知ることができましたか?
今まであまりイメージが湧かなかった人も、このコラムを読んで興味を持っていただけたら嬉しく思います。
日本ではあまり馴染みのないアイスホッケーも、カナダに来れば興味を持つこと間違いなし!BS放送でもNHLを放送しているところもありますので、一度見てみることをおススメします!
先ほど載せたバンクーバー・カナックス公式ホームページも、チケットの予約ももちろん全て英語です。UNIVERSAL SPEAKINGでの英会話を通して公式ホームページでの情報やチケットの予約もスムーズに行える様になるために、日常英会話の1つとして講師と一緒に学んでいきましょう!