コラム

北米で大人気!アメリカンフットボール

皆様、こんにちは!ブログ担当です。

今回はアメリカンフットボール(以下アメフト)についてのコラムをご用意いたしました。日本の大学等でもリーグが行われているためそこそこのファンはいますが、それでも名前は知っててもルールを知らない人が多いと思うので、そこも少し解説いたします!

日本ではアメフト部の問題が発生したため、悪い印象が残っている人もいるかと思われますが、実際はとても面白いスポーツです!

フットボール

そもそもフットボールとは何でしょうか?漢字で書くと蹴球となります。

蹴球と言えばサッカーですが、これもフットボールの1種です。他にも有名なフットボールと言えばラグビーがあります。この2つは日本でもメジャーなスポーツですよね。

ここで注意点!アメリカとイギリスではfootballの意味が違います。アメリカではfootballと言えばアメリカンフットボールを指し、イギリスでfootballと言えばサッカーを指します。もともと足を使ってボールを蹴るスポーツなので、サッカーはfootballと言われるのも納得ですよね。

ラグビーとフットボール

さて皆様、ラグビーとフットボールの違いは知っていますか?

見た目の違いは分かりやすいですが、ルールの細かな違いはわからないという人が多いと思われます。

まず見た目から

ラグビー
アメリカンフットボール

防具がまず違いますね。アメフトはフェイスマスク付きヘルメットやショルダーパットなどの防具を着て行います。ルールについては後述しますが、これは選手同士がよくぶつかり合うためでもあります。負傷に繋がることも多いので、細かなルールも設定されています。

写真では少々わかりにくいですが、ボールの形は似ていても色や大きさが違います。アメフトのボールはラグビーボールと比べると片手で投げやすいように小さめに作られています。また、ラグビーでは前にボールを落としたり投げたりすることは反則ですが、アメフトは前に投げることはルール上認められています。

チームの人数はラグビーは1チーム15人ですが、アメフトは1チーム最大11人となっています。

また、得点を入れる際にラグビーだと「トライ」(5点)、アメフトだと「タッチダウン」(6点)という少々似ている項目がありますが、前者はゴールラインからデッドボールラインの間にボールを置くことで得点、後者はボールを接地させる必要はなく、ボールを抱えたままゴールラインから向こう側へ走り抜けるだけで得点となっています。

また、ラグビーは攻守が目まぐるしく変わるのに対して、アメフトは攻守が非常にはっきりしているのも特筆すべきポイントです。

試合時間もアメフトは60分と固定されており、ラグビーと違ってロスタイムはありません。

ラグビーと比べるとアメフトは比較的単純に見えそうですよね。しかし、もちろんスポーツの世界に単純なんて言葉はありません!奥が深いスポーツなのです!

アメリカンフットボールとNFL

アメフトはその名の通り、全米No.1の人気を誇るスポーツです!本場アメリカではナショナルフットボールリーグ(以下NFL)という非常に大きなプロリーグがあります。

NFLのロゴマーク

下記URLはNFL公式ページとなります。

https://www.nfl.com/

NFLで行われる全ての試合はアメリカで非常に人気が高く、1試合における観客動員数は6万を超えます。年間の総収入も非常に高く、2015年の資産価値格付けランキングでダラス・カウボーイズが40億ドルとなっており、野球のMLB・バスケットボールのNBAすべてのチームだけでなく、サッカーで有名なレアル・マドリードなども上回ります。世界で1番のチームですね!

ダラス・カウボーイズ
ヘルメットに青い星のマークが書いてあるのが特徴です!

このように人気のため、1チームに53人と非常に多くの選手が登録を行っています。しかし、人気過ぎるゆえにこの53人の枠に入るのには非常に狭き門となっています… MLB・NBAでは日本人選手の活躍も見られますが、NFLには日本人選手は1人もおりません… 体格の違いもありますが、ただでさえ厳しい世界である野球やバスケットボール以上であることを物語っていますね。

ルール

ルールを事細かく書くとページが足りなくなってしまいますので、特徴的なルールを中心に説明します。

先ほど攻守がはっきりと分かれていると書きましたが、これは守備側は得点権がないことがルールとしてあります。アメフトは攻撃側がボールを抱えて前に進み、タッチダウンを行うことで得点としてみなされます。ボールを抱えたまま相手の選手のタックル等でその場に転ぶと、その場で攻撃側が再度ボールを抱えた状態で仕切り直しとなります。また、 前方へのボールパスを失敗したときやボールが誰にも確保されず静止したときは、一度プレーが止まり再スタートとなります。ボールは落としてはいけないのがアメフトです!

それではどのようにして守備側が得点権を得るのでしょうか?1つは点を取られることにより攻守交替となります。もう1つは守備側がボールを確保したときになります。他にもダウン後の再スタートで10ヤード以上前進できない場合、フィールドゴール(ボールを蹴ってゴールポストの間且つクロスバーの上を通すこと)を失敗したときなどがありますが、こちらは割愛します。

守備側がボールを確保した瞬間プレーがストップし、守備側のチームが一転、攻撃側となります!攻撃していた側は自分のゴールラインを死守しなければならなくなります。

このようにかなりはっきりとしているため、どちらが攻撃か守備かがすぐにわかると思います。初心者が見てもわかりやすいのがいいですね!

コンタクト(タックルとブロック)

先ほど非常に選手がぶつかり合うと書きましたが、大けがを避けるためにコンタクトにもルールがあります。タックルはボールを持っている選手の体やジャージを手でつかむことを指します。ブロックは相手の体やジャージをつかむことなく体を使って進路を妨害することを指します。混同されやすいですが、つかむかつかまないかの明確な差があります。また原則として、ボールを持っていない選手へのタックルは禁止となっています。これを行うとホールディングという反則となります(例外として守備の選手が、タックルのために他の選手を払いのける目的でつかむことは許されています)。もちろん、殴る蹴るなどのラフプレーや暴力行為はNGです!

見てわかる通り妨害のために体であたりに行くので負傷は避けられません。そのため防具を着込むことを義務付けられているのです。しかし、防具を着込んでいてもアメフトの性質上、負傷者が出てしまします。現在も、多くの選手が負傷(ひどいと後遺症まで)に悩まされています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。なかなか試合そのものに馴染みがないからまだイメージをつかめないという方も多いかと思われます。まずはYoutubeにてNFLの試合をチェックしてみましょう!

先ほどのNFLの公式サイトやNFLの試合の解説はもちろん全て英語です。UNIVERSAL SPEAKINGの日常英会話学習やアメリカンボキャブラリーの学習で、より深くアメフトについて興味を持つのも異文化交流の1つです!

是非ご活用下さい!

おまけ

「カナダではアメフトについて何かないの?」と思われた方。実はあるんです!カナダではカナディアンフットボールという競技があります。これについての記事は後日配信します!お楽しみに!

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