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TOEIC対策に欠かせない時間配分!コツを伝授いたします| オンライン英会話 – Universal Speaking(ユニバーサルスピーキング) よしき先生編

TOEICを受験したことのある方ならほとんど必ずと言っていいほど陥るであろう時間不足。「もっと時間があれば解ける問題はたくさんあるのに」と思う方はとても多いです。その理由の一つとして、対策を忘れがちという点が挙げられます。特に初めてTOEICを受ける方は、リーディングやリスニングの各パートにおける対策は、参考書や問題集を用いてやっていても、時間配分の対策まではしていないことが多々あるからです。しかし、時間配分はTOEICで高得点を取るために非常に重要なファクターであり、その対策をするかしないかで結果は大きく変わってきます。

今回はその具体的な対策法をお教えします。

Part別の時間配分

まずはTOEICの各パート別に時間配分の目安をお教えします。

一般的なTOEICテストであるTOEICL&Rはリスニングとリーディングの二つのセクションに分かれており、その中でさらにパートに分かれています。

リスニングはスピーカーから流れる音声に伴ってテストが進行していくため、どのパートに何分かけられるのかは最初から決まっています。リーディングは各パートにおける制限時間はないため、自分のペースで進行することができます。

リスニングはPart1~Part4、リーディングはPart5~Part7です。

リスニングの各パートの問題数と目安時間は以下の表のとおりです。

  問題数 目安時間(約~分)
Part 1 6 3
Part 2 25 9
Part 3 39 17
Part 4 30 16
100 45

回によって時間は変わる可能性があるため、あくまで目安ととらえてください。

リーディングの各パートの問題数と目安時間は以下の表のとおりです。

  問題数 目安時間(分)
Part 5 30 10
Part 6 16 10
Part 7 54 55
100 75

ただし、この表はあくまでも目安であり、自分のレベルや得意分野に合わせて適宜変えても問題ありません。

Part別の難易度としては5<6<7の順で難しくなっているため、初心者の方であれば5や6にもっと時間をかけ、できる問題を確実に得点していくという手法も一つの手ではあるからです。

次に具体的にパート別に上記の目安時間で解き終わるための対策法をお教えします。

リスニングPartの時間配分・解き方のコツ

リスニングパートは上でも言った通り、スピーカーから流れてくる音声に合わせて問題を解いていく必要があるため、 時間配分を意識する必要はそれほどありません。しかし、合間の時間で問題用紙のどこを見ておくべきなのか等、ちょっとした対策法がありますので、ここではそれらをお教えします。

Part 1についてです。

パート1は写真描写問題です。1枚の写真について4つの短い説明文が放送され、4つのうち写真を最も的確に描写しているものを選ぶというものです。

ここでやらなければならないのが、説明文等のアナウンスを聞かずにすべての写真に目を通しておくことです。リスニングパートでは各パートの前に説明文がアナウンスされます。その時間を有効に使い、それぞれの写真に目を通しどんな状況なのかということをしっかりと理解することが重要です。

その時に特に意識してほしいのが単語です。写真の状況を考えたうえで、どのような単語(特に動詞と名詞)が出てくるのかを予想するのです。

例えば子供たちがサッカーをしている写真であれば、soccerまたはfootballやplayなどの単語が出てくることが予想できます。

このようにあらかじめ出てくる単語を予想しておくことで、実際に音声が流れた際にそれを聞き取る確率が格段に上がります。

Part 2についてです。

Part 2は応答問題です。1つの文章または質問とそれに対する3つの答えが放送され、最もふさわしい答えを選ぶというものです。

しかしながらこのPart 2では質問も答えも問題用紙に印刷されていないため、特に対策はできません。

なので、できる方は次のPart 3に目を移し、設問を先読みしてもいいかもしれません。

Part 3についてです。

Part 3は会話問題であり、複数人による会話が放送され、問題用紙に印刷された設問と解答を読み、最も適当な解答を選ぶというものです。

このPart 3では1の時と同様に、説明文を無視し、設問に目を通すという対策が有効です。

設問に目を通すことで今から流れる会話の内容がどのようなものなのかを大掴みではありますが理解することができます。音声を聞きながら情景を思い浮かべていくという作業を短縮することができるので、有効な手段です。

ここで気を付けたいのが、設問だけを読むということです。各設問の下には選択肢である解答が4つ印刷されており、正しいのはそのうちの一つです。つまり、そこを見てしまうと混乱するので、設問のみ確認するようにしてください。

また、各会話の間にも8秒ほどの無音の時間が存在するため、その間に次の設問を読み、会話内容を予想してください。

Part 4についてです。

Part 4はミニトークが放送され、問題用紙に印刷された設問と解答を読み、最も適当な解答を選ぶというものです。

こちらも先のPart 3と同様で、印刷された設問を先読みすることが有効な手段となります。

リーディングPartの時間配分・解き方のコツ

続いてリーディングパートです。

上記の通りの目安時間で解くためのコツをお教えします。

Part 5についてです。

Part 5は短文穴埋め問題で、その名の通り、不完全な文章を完成させるために、穴に埋める最も適当な単語を選びマークするというものです。

このPart 5はリーディングセクションの中で最も簡単で点数が取りやすい問題です。

そして速く解くための鍵は単語力です。

全て知っている単語であればすぐに解けるのはもちろん、4つの解答の選択肢のうち3つが分かっていれば消去法でどれが正しいのかを見分けることができます。

単語力はどのように鍛えたらいいのかという質問に関しては、別のコラムで解説していますのでそちらをご覧いただければ幸いです。

Part 6についてです。

Part 6は長文穴埋め問題で、Part 5の長文バージョンです。

コツとしては、長文をすべて読むのではなく、設問で聞かれているところの前後に注目するということです。文法力が問われるような問題も多いため、それをすることで素早く解ききることができます。

ここでも重要なのは単語力と、それに加え文法力です。リーディングの対策としてマストであるこの二つをマスターしましょう。

Part 7についてです。

Part 7は様々な文章が印刷されており、それらをもとに設問の解答の選択肢から最も適当なものを選ぶというものです。

ここもPart 6と同様に長文すべてを読むのはやめるべきでしょう。すべきことは設問を先に読み、何を聞かれているのかを理解してからそれを探すように問題を読むことです。

これでより効率的に問題を解くことができるようになるはずです。

学んだ英語は実際に話してみよう

ここまでTOEICの時間配分に絞ってお話をしてきましたが、ここで一つ質問があります。

「あなたはなぜTOEICを受けるのですか?」

この答えは人それぞれ違うと思います。「就活のため」「会社から言われたから」「留学の基準だから」など様々な理由があるでしょう。しかしながらすべてに共通しているのは、英語が必要であるということではないでしょうか。自分発信か他人発信かはともかくとして、英語力が多かれ少なかれ必要だからこそ、その判断基準としてのTOEICを受けているのだと思います。つまり、最終目的はTOEICでいい点数を取ることではなく、英語力を身に着けることです。

そのために必要なことはテスト直前にTOEICの勉強をするだけではなく、それに加えて、日々英語に触れることです。英語に触れる機会を多くすればするほど、英語に慣れ、英語力は確実にアップします。「でもそれって留学をしないと難しいじゃないの」と思われるかもしれません。

UNIVERSAL SPEAKINGのオンライン英語レッスンではあなたのレベルに合わせて日々英語に触れるためのレッスンを提供しています。ご自宅で生の英語に触れることができるこの機会をぜひ利用し、英語力アップに役立ててください。

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