TOEIC 留学

留学するために必要なTOEICスコアは?

留学を目指す上で、自分の英語力を客観的に把握しておくことはとても重要です。理想のスコアが取れていれば、留学に対するさまざまな不安も解決することができます。

今回は、留学前に必要なTOEICのスコアはどれくらいかということについて、語学留学やワーホリなど、「留学の目的別」にご紹介します。留学前にTOEICの勉強をした方がいいのか、ということについても詳しくご紹介します。

TOEICの点数と海外でできることの関係

TOEICは、言わずと知れたアメリカ本部で開発されている英語力の測定テストです。最低点が10点、最高得点が990点。合格や不合格があるわけではなく、その点数で英語力が測れるようになっています。

まずは「スコアによって実際に海外で何ができるか」という関係を理解しておきましょう。

450点はどれくらいのレベルか

450点は英語の標識が読めるレベルです。留学を目指す上では、ここが最低ラインと言えるでしょう。標識さえ読めないと、生活に支障をきたしてしまう可能性があります。

それにまったくゼロの状態でいくよりも、ある程度の英語力を身につけて留学した方が、英語力も早い段階で伸びやすいです。まず留学を考えているならば、450点を目指しましょう。

500点~700点はどれくらいのレベルか

470点以上は、勘だけに頼ってばかりでは取れない点数です。ここからは本当の英語力が問われてくるレベルと言えるでしょう。

500点台になれば、日常会話の内容も理解できるようになってきて、適切な返答もできるようになります。しかし複雑な考え方や、的確な対応、スムーズな意思の疎通はまだ500点台では難しいでしょう。不足はありながらも、なんとか伝えることができるくらいのレベルです。

600点を越えてくると、買い物や食べ物の注文もできるようになってきます。しかしビジネスの交渉を行うにはまだ心許ないレベルと言えます。

700点以上はどれくらいのレベルか

700点以上になれば、適切なコミュニケーションができるようになってきます。日常会話はしっかりと理解できて、的確な応答もできます。

さらに800点を超えると、日常会話の微妙な意思疎通のずれにも対応できるようになってきます。非常事態が起きてもしっかりコミュニケーションが取れるので、いざという時も不自由なく生活ができるようになるでしょう。

目的別によって、必要なTOEICスコアは異なる

留学と一口に言っても、ワーキングホリデーで留学するのか、語学留学なのか、それとも海外の大学で学びたいと考えて留学するのか、目的がそれぞれ異なります。そのそれぞれによって、必要な英語力も変わってきます。

それぞれ目的別に必要なスコアについて考えていきましょう。

留学に必要なTOEICスコア:専門留学

専門留学とは、海外の専門学校で職業訓練をベースとした教育機関に入学することです。それによって仕事で必要とされる技術や知識を身につけることができ、様々な分野の専門コースで資格取得を目指せるようになります。

授業は100%英語で進められるので、ついていけるだけの英語力が必要です。職業専門学校は650点、ビジネスカレッジでは480点~600点が必要です。

留学に必要なTOEICスコア:大学に進学しようと考えているような場合

大学のレベルにもよりますが、大学はかなり専門用語が多く、内容も高度です。当然それだけの英語を理解するためには、最低でも700点は必要でしょう。

さらに大学院に進むならば、難しい議論もできるようにならなければならず、875点以上の英語力が必要です。プレゼンテーション能力や、論文をしっかり書けるなど、TOEICがカバーしきれないスピーキングやライティングの英語力もないと、かなり苦しくなります。

留学に必要なTOEICスコア:語学留学

留学の目的がそもそも英語力向上のための場合でしたら、最初から英語力がそれほど高い必要はなくなります。しっかり高校までの文法を把握していれば問題ないでしょう。450点~550点程度です。

留学に必要なTOEICスコア:ワーホリで海外へ行く場合

働きながら学ぶことができるワーキングホリデー制度はとても便利です。仕事しながら学校に通える魅力はありますものの、やはり渡航前にTOEICスコア450点以上のレベルはないときちんと働くことができず、大変になります。

せっかく利用するのならば、しっかり語学力をつけて帰ってきたいものです。そのためにも事前準備として日本で勉強しておきましょう。

なぜ留学前にTOEICのスコアを上げておいた方がいいのか

「留学してから英語力はつければいい」と思わず、日本にいるうちから英語力としてTOEICの点数を上げておきたいものです。その理由についてご紹介します。

理由その1:明確な目標ができる

留学前に必ず英語の勉強をしておかなければいけないというわけでもないので、中々身が入らずついサボりがちになってしまうものです。その点TOEICを利用すれば「500点以上」などといった明確な目標ができるので、自然と机に向かえるようになります。

理由その2:勉強がしやすい

英語の勉強法としてTOEICテストは、専用アプリや参考書など多くの方法が出回っています。値段も安く良質な参考書がたくさんあるのもTOEICの特徴です。TOEICのスコアアップを目指せば、手軽に英語力を上げていけるのです。

理由その3:基礎をしっかりと身につけておける

もちろん海外に住めば、自然と会話の力は身についていくものですが、あまりにも文法力がない状態になってしまうと、ただ耳に入った一つ一つの文章を丸暗記するのがせいぜいです。「1を聞いて10を知る」ような、効率的に英語力を向上させるには、基本的な原理の理解が必要になります。TOEICを利用すれば、土台の部分が勉強できます。

留学前にTOEICを受けよう

今回は留学に必要なTOEICのスコアについてご説明しました。

もちろん海外に移ったばかりの時は、英語力があってもいきなりペラペラにはならないものです。

しかし英語力の素地ができていれば、馴染めるスピードが変わります。もちろん留学の目的別にスコアは違いますが、点数を取っておいただけその努力は必ず報われることでしょう。日本にいるうちから、ぜひTOEICを利用して英語力を少しでも上げておきましょう。

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