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TOEICスコアの目安 -スコアごとに分かるできること!

就職のためにTOEICのスコアを持っておきたい!昇進するためには、もう少しスコアを上げないと…と言う人もいるでしょう。また、転職に有利になると聞くけど、一体どのくらいのスコアが必要なのか迷うこともありますね。

TOEICは英検のように合格、不合格となるのではなく、スコアでレベルを評価します。配点はリスニングが5~495点、リーディングも5~495点となり、トータル10~990点のスコアで評価されます。

スコアで自分のレベルをはかることができるため、英語学習者の中では、継続的に受け、英語力のレベルアップを目指す人もいますね。

それではTOEICの公式で紹介されているレベルごとに、どのようなことができるのか、英検の級との比較や、就職や転職、実務の際にできることについても解説します。

TOEIC220点までのスコア

TOEICの公式では、レベルEとなり「コミュニケーションができるまでに至っていない」とされています。

相手にゆっくり話してもらっても、単語がいくつか聞き取れるくらいで、自分から話す英語も知っている単語を並べて話す程度となるでしょう。また、単語もその場にあったものを選ぶことが難しく、伝えられる英語とはいえない可能性があります。

英検と比較すると、英検5級でTOEIC346点程度とされていますから、英語の基礎力が足りてないといえます。

TOEIC220点から470点までのスコア

公式では、レベルD、「通常会話で最低限のコミュニケーションができる」とされています。

相手にゆっくり話してもらったり、繰り返して言ってもらう、もしくは分からない部分は言葉を言い換えてもらえば理解できます。また、返答に関しては、身近な話題であれば行うことができるでしょう。

英語力はまだ弱いとはいえ、相手がこちらの英語力が拙いことに配慮して話してくれれば、ある程度の意志疎通をはかることができます。

英検では、5級で346、4級で343、3級で377、準2級で402程度とされていることから、5級から準2級程度に相当すると考えることができます。

5級と準2級では、単語力や文法力に大きな差がありますから、この間のTOEICスコアも220点と470点では差が大きいでしょう。

TOEICスコアが400点以上になれば、準2級程度となり、会話についても文法や構成も安定し、簡単なコミュニケーションはとりやすくなると考えられます。

TOEIC470点から730点までのスコア

公式ではレベルC、「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」とされています。

通常の会話であれば相手の言っていることを理解し、応答することもできますが、複雑な場面や内容であると、意思の疎通ができるか不安が残るレベルですね。ただ、単語力、文法、構文など基礎的なレベルは身についているので、自分の伝えたいことは問題なく相手に伝えられるでしょう。

英検では、2級で527、準1級で713程度とされています。2級は高校生が取得を目指すことも多いですね。また準1級は一般的に英語をしっかり勉強した人や、得意な人が挑戦することが多く、レベルが高いと感じる人も多いでしょう。

このレベルになってくると、就職や転職に有利に働くこともあります。企業が期待するスコアとして、新入社員は465点から670点とされています。また、英語が必要な部署でのスコアとして、600点から665点程度とされていることから、働く上でも必要なスコアということが分かります。

海外出張や海外赴任では?

海外出張や海外赴任をする社員に、企業が求めるTOEICスコアについてご紹介します。

海外出張であれば、570から780程度のスコア、平均すると675点は欲しいと企業側は考えています。

また、海外赴任であれば、605から785程度のスコア、平均して695点は欲しいと考えていることから、海外出張や赴任を考えるのであれば、700点前後のスコアは欲しいところです。

もちろん、このスコアは企業側が期待するスコアで、実務をする上で絶対ではありません。英語の文法や構文など基礎的なものが出来ていて、かつ、その分野の単語力が勝っていれば実務に対応することもできるでしょう。

また、赴任先の場所によっても状況は大きく変わります。アメリカやイギリス、カナダ、オーストラリアなど英語を母国語としてネイティブに話す国への赴任であれば、800点程度のスコアがないと不安を感じながらの赴任となることもあるでしょう。

英語を共通語として使用する国への赴任、例えば、フィリピンやバンコクなどアジア圏であれば、700点程度のスコアでも、お互いノン・ネイティブの英語として話し、意思疎通を図ることはできるかもしれません。

海外赴任を目標としている場合には、英語力は高い方が安心して仕事に打ち込めるため、TOEICスコアだけではなく、英語力をしっかりと上げておくことが大切ですね。

TOEIC730点から850点までのスコア

公式ではレベルB、「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」とされています。

通常の会話では、内容を完全に理解することができ、素早く応答することができます。また、専門的な分野に話が及んでも対応することができるでしょう。実務など、ビジネス上での対応も大きな支障はなく行うことができます。

英検では、準1級で713、1級で955程度とされていることから、準1級と1級の間のレベルであると言えます。

中途採用にも有利に働く?

企業が求める「国際部門」の社員に期待するスコアも660から840となっています。このくらいのスコアを持っていれば、英語を使う部署への異動願いも出しやすくなるでしょう。また、中途採用の社員に期待するスコアは610から815となっていますから、800点以上のスコアがあれば、転職活動も有利に働くことが期待できますね。

TOEIC850点から990点までのスコア

公式では最高レベルのA、「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」とされています。

通常の会話では問題なくコミュニケーションをとることができ、十分に理解し、さらにふさわしい表現で応答することができるでしょう。文法や構文についても正しい方法を身に付けていることから、ノンネイティブとしては英語力に問題はありません。

英検1級では955とされていますから、英検でもTOEICでも最高峰のレベルとなります。

Non-Nativeとして最高峰ではあるけれど…

ここで気を付けたいのは、「Non-Nativeとして」という表現です。英語初心者は、TOEICが850点以上であったり、英検1級を所持していると、ネイティブのように英語を話せると思いがちですが、実際はそうではありません。

初心者が横から聞いていると、圧倒されるレベルではあるのですが、当事者からするとネイティブ同志の会話を聞き取るのが大変であったり、英語ニュースを母国語のように聞き取れる、ということではないのです。

ただ、日本にいて国際部門に勤務するのであれば、問題なく英語を駆使して業務を行うことはできますし、英語の契約書作成や英文メールの対応も正確に行うことができるでしょう。海外出張や海外赴任先で、Non-Nativeとして働くにも問題はありません。何か問題が起こっても、英語で正しく状況を伝え、問題解決に導くことができるでしょう。また、専門書や英字新聞を読んで十分に理解することが可能なレベルです。

Non-Nativeとして最高峰であることから、就職はもちろん、転職活動にも有利に働くことが期待できます。特に英語を使う業務での活躍も見込めることから、そういった分野に挑戦するのであれば、ぜひとも持っていきたいスコアといえます。

TOEICのスコアでできることを把握しよう!

TOEICのスコア別に、できることをご紹介しました。着実にレベルアップをはかるのに最適なテストといえますね。目標とするスコアでは、具体的にどのようなことができるようになるのかチェックして、英語学習を継続していきましょう。

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