TOEIC 対策

TOEIC本番の集中力の保ち方!ポイントをお教えします

TOEICで高スコアをとるために必要なことは、もちろん英語力の高さです。でも、本番で集中力が持たなくて最後まで良い状態で問題を解けなかった、という意見も実は多いのです。

今回は、本番で自分の英語力を出しきるための集中力の保ち方についてご紹介します。

TOEICは長丁場!

TOEICの試験時間は2時間(120分)です。休憩時間を挟まないので、息つく暇もなくリーディングまで集中力を持たせなければなりません。

TOEICを受けたことがある方なら当然ご存知だと思いますが、初めて受ける人のためにも一度、試験当日の流れを再確認しておきましょう。

まず受付は11時45分から12時30分の間に行われます。

この受付終了12時30分以降はトイレなど退出ができなくなりますので、注意しておきましょう。

12時35分から13時までは、試験の説明や音声がきちんと流れるかテストが行われます。

そして13時からいよいよ試験が開始されます。

15時に試験が終了し、問題や解答用紙の回収が行われます。

だいたい15時15分頃にすべて終了となります。

セクションごとの時間

テストは、リスニングセクション、リーディングセクションに分かれています。

リスニングセクションから先に行われ、問題数は100問、時間は45分間です。

その後、休憩なしにリーディングセクションに移ります。こちらも問題数はリスニングセクションと同じ100問ですが、時間は75分間となり、長時間にわたります。

パートごとに集中力が切れるポイントをチェックする

TOEICでは休憩なしに2時間英語に向かうため、リーディング後半で集中力が切れてしまう人も多くいます。しかしリスニングでも、集中力が切れるポイントがあるのです。

細かくパートごとのポイントを確認しましょう。

リスニングセクションの集中力が途切れる理由

リスニングセクションはパート4まであります。

パート1は写真についての短文をリスニングし、写真の内容にマッチしたものを選びます。このパートでは集中力が切れる人はほとんどいないでしょう。始まったばかりで頭もスッキリしているはずです。

ただ、勉強もせず、受けたくもない状況でTOEICを受験している人は、すでにここで心が折れる人もいるかもしれませんね。

パート2は質問文をリスニングし、選択肢の中から解答を選びます。問題数が25問あり、形式も同じため、途中から集中力が途切れる人がいます。

パート3は、複数人の会話を聞き、内容に関する問いに答える問題で、13の会話を聞くことになります。こちらも単調な設問が多く、最初は良いのですが途中から集中力が途切れる人がいます。

パート4は英語での説明文を聞き、内容に関する問いの答える問題で、リスニングが電話の留守電やアナウンスなどになります。パート3と形式がほぼ一緒ということもあり、最初から集中力が保てないことも。すでにパート3で飽きてしまっている場合には、簡単な問題なのにぼんやり聞いてしまい、解答が導けないことがあります。

リーディングセクションの集中力が途切れる理由

リスニングセクションが終わって、休憩時間もないまま、リーディングセクションに突入します。

すでにリスニングセクションで集中力が途切れていた場合には、気分も一新してリーディングセクションに繋げたいところですね。

リーディングセクションはパート5からパート7まであります。

パート5はリーディングの短文穴埋め問題で、語彙力が試されます。気分を一新して机に向かえている場合には、ある程度集中力が保てるでしょう。ただ、短文とはいえ、30問続くため、途中から気が散ってしまう人もいるようです。

パート6は長文穴埋め問題で、長文に4つの空欄があり、選択肢の中から最も適した解答を選ぶことになります。パート7に時間を残すため、制限時間を自分の中で作り挑む人も多くいます。

集中力が途切れず、自分の設定した制限時間内に何問正しく解けるかで、スコアにも影響してきます。しかし、ここまでリスニング、リーディングと続けてきて、集中力を保つのが一番難しい時間帯でもありますね。

パート7は長文読解問題で、長文を読み解き設問に答えていきます。問題数は54問で、非常に多く負担が大きい部分です。

リスニングセクションは時間がしっかりと区切られてきますが、リーディングセクションに入ると、進み具合はその人に任されます。個人差はありますが、問題数の多いパート7のために60分程度を残すように進める人が多いでしょう。

この60分で、シングルパッセージ、ダブルパッセージそしてトリプルパッセージと解いていきますが、シングルパッセージですでに集中力を欠く人が多くいます。

60分間を残しても、速読力に長けていないと時間が足りなく、最後まで解くのは難しいとされるパート7ですが、集中力がないと進みも悪くなるのが目に見えていますね。

集中力を保ちながら、TOEICを解くコツ

集中力が途切れる理由やポイントを抑えたところで、どのようにTOEIC本番で解いていけばよいのでしょうか。

それにはなにより、TOEICの形式に慣れることが重要です。

次にどんな問題が出てくるのか知らずに、未知の世界であると人間は「今自分がどの地点にいるか分からない状態」となり、ゴールも見えず不安になります。そうした状態で、集中力を保つことはとても難しいのです。

公式問題集で形式に慣れる

TOEIC本番を迎える前に、公式問題集の模試で形式に慣れておくようにしましょう。

しかし、ただ漠然と公式問題を解くのはお勧めしません。時間に余裕があるのであれば、一度、TOEIC本番と同じ時間帯で解いてみてください。

12時30分までに受付を済ませるのですから、お昼ごはんを12時頃までに済ませます。13時から模試形式でスタートさせます。

リスニングセクションは付属CDの通りに進めれば本番同様でできますが、この時にイヤホンで聞かないこともポイントです。イヤホンでは聞きとれても、プレーヤーで聞くと聞き取れない、ということは意外とあるのです。本番同様の環境作りもしましょう。

そしてリーディングセクションでは、自分でパート5とパート6の時間制限を設けておき、取り組みましょう。パート7まで解いて、15時に試験を終えます。

一度通せば、自分がどのあたりで集中力が無くなったのか分かるでしょう。またパート7のために残した時間で、どの程度解ききれたかも分かります。パート5とパート6の時間配分が自分にとって適切かどうかの判断もすることできますね。

体のリズムも確認する

模試を本番にように行った時、途中、眠くなったりしませんでしたか?TOEIC本番は13時からとなりますから、お昼ごはんを済ませてから本番を迎える人が多いでしょう。しかし、実生活で体感済みだと思いますが、お昼ごはんを食べ終えた13時以降というのは、眠気を感じがちです。

授業や会議などで眠気と闘う経験をしたことがある人がほとんどではないでしょうか。

そうした時間帯でTOEIC本番は行われることを考慮して、お昼ごはんの時間を自分の体に合わせてずらすのもお勧めです。

今回の模試で、眠気を感じた人は、もっと早目にお昼ごはんを済ませておくことや、朝ごはんをできるだけ多く食べ、TOEICの試験が終わった後に、ゆっくりとお昼ごはんにするなど対策を練っておきましょう。

ただし、眠くなるからご飯を全く取らずに挑む、というのはお勧めできません。2時間の試験を集中力が途切れないよう行うためには栄養が必要です。空腹では頭も回りません。うまく体のリズムを合わせるようにしましょう。

TOEIC本番で集中力を途切らせないポイント

TOEICで集中力が途切れがちなポイントをご紹介しました。

模試で、当日と同じ環境で事前にTOEIC形式を確認しておくことで、自分の集中力が途切れる場所を確認しておきましょう。弱点が分かれば、その部分の対策問題集をやりこむことをお勧めします。

形式に慣れ、対策をして安心して問題を解ければ集中力も増します。

また、時間帯も大切です。眠くなりやすい時間に行われることを配慮し、自分の体のリズムをうまく調整してベストな状態でTOEIC本番に臨みましょう。

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