ビジネスシーンに使える英語フレーズ!
<英語学習を毎日熱心に行なっていても、意外とビジネスで使う頻出フレーズはとっさに出てこないものです。
そのせいで「同僚にどう話しかけたらいいか分からない」「なかなか上司と良好な関係を築けない」という思考に陥り、英会話に自信が持てなくなってしまう人は多くいます。
そこで今回はビジネスシーンで使える、おすすめの英語フレーズについてご紹介していきます。
ビジネス英語と日常英会話で単語の使い方は違う
日本と同じように英語でも日常の言葉とビジネスの言葉の区別があります。
そのような表現を使い分けることによって、相手の印象も良くなるので覚えていきましょう。
代表的なのが、単語の使い方です。
例えば「want to」をビジネスシーンでは「would like to」にすることは、もしかしたらご存知の方もいるかもしれません。
その他にも「give」は「provide」を使い、「help」は「assist」を使う傾向があります。
以下でこのような単語の使い分けをまとめました。
ビジネスシーンでよく使う単語(カッコ内はそれに相当する、日常で使う単語)
・provide(give)
・assist(help)
・refer(say)
・Inquire(ask)
・funding(money)
・launch(start)
・discuss(talk)
ビジネスの場面でよく使う「気遣いの言葉」
英語でのビジネスシーンで気遣いやいたわりの気持ちを表す場合、どのように表現するのか学んでいきましょう。
働いていると気遣いの言葉を使うことが多いので、ふと海外の会社などに対しても使いたくなってくることが多いと思います。
そんな時にさりげなく気遣いの言葉を言えるようになれば、コミュニケーションも円滑になります。
まず、使う機会が非常に多い「お疲れ様」ですが、実はこの言葉に相当する英語の表現はありません。
日本語の「お疲れ様」は様々な場面で使えるとても便利な言葉です。
ちょっとした挨拶代わりとしても使えますし、文字通り何かの成果を上げた時にいたわりの気持ちを表現することもできます。
しかしながら英語の場合は、場面によって使う言葉が変わります。
Well done!/Good job!
「Well done!」や「Good job!」は、日本語の言葉通りの意味である「お疲れ様」に相当するフレーズです。
つまり、何かの成果を上げた時などに使われる言葉です。
ただし一点注意点があります。
それは「目上の人には基本的に使わない」ということ。
日本語の「お疲れ様」は目上の人にも使いますが、同じような感覚で上司にこの表現を使ってしまうと、失礼に当たる可能性があります。
使う相手を選ぶフレーズなので注意しましょう。
Thank you for…
目上の人に感謝の気持ちを伝えるときには、この「Thank you for」を使いましょう。
「~してくれてありがとうございます」という風に「for」の後の名詞が感謝の内容になります。
日本で目上の人に「サンキュー」といえば失礼になってしまうこともありますが、英語はこれでOK。
「for」の後に動詞などを使いたい場合は、「ing」をつけて動名詞にします。
例)
Thank you for giving advice.
ビジネスの現場でよく使う「相槌」は?
雑談をしている時の気軽な相槌は、英語の勉強で学ぶことが少ないのではないでしょうか。
ちょっとした相槌とはいえ、意外と何と言えばいいかが分からないものです。
そのせいで萎縮してしまうということもありえます。
簡単なこの言葉ばかりなので、しっかりと覚えておきましょう。
Exactly/Definitely/Absolutely
「その通りです」という表現に最適なのはこの3つ。
その他にも「That’s nice」や「It’s fantastic」でも相手の話に同意や理解を示すことができます。
Could you say that again for me?
相手の言っている内容が聞き取れなかった時、失礼にならないように聞き返すフレーズです。
ちなみに「I didn’t understand you.」と「understand」を使うのはおすすめしません。
話が聞き取れなかったというよりも、「知能が低くて理解できなかった」という意味になってしまう可能性があるためです。
この聞き返す言葉を覚えておけば、自分の英語力に臆することなく多くの人とコミュニケーションをとれるようになります。
It was nice to talk to you.
こちらは雑談の締めくくりに便利な言葉です。
締めくくりはとても重要です。スムーズに雑談ができても上手に締めくくれないと、最後に変な空気で終わってしまうことがあります。
逆に、途中でうまくできないような場面があったとしても、最後にしっかりと締めくくることによって気持ちよく会話を終わらせることができます。
なお、このフレーズをあなたが言われた時は「Thank you. I feel the same.」と言えば良いでしょう。
そして定番の「Nice to meet you.」も出会った最初だけではなく、初対面の人と別れ際の一言としても使えますので、ぜひこちらも覚えておきましょう。
メールでよく使うフレーズ
ビジネスシーンで問い合わせの対応をするなど、英語でメールをする人は、メール用のフレーズをしっかりと理解しておくことで仕事の効率がアップします。
以下からは、どのメールでも使える締めのフレーズをご紹介します。
I am grateful for…
感謝の気持ちを表すこのフレーズはとてもよく使います。
「for」の後ろは名詞がきますので、動詞ならば「ing」を付けて動名詞にすることを忘れないようにしましょう。
例)
I am grateful for taking your time.(お時間を割いていただき、ありがとうございました)
Thank you from the bottom of my heart.
このフレーズは、心の底からの謝意を表せます。
また「You should not have!」などもよく使われます。
これは「(こんなことしなくてもよかったのに)してくれた」という意味で、心からの「ありがとう」という気持ちを表せます。
まとめ
以上、今回はビジネスシーンでよく使う英語フレーズをご紹介しました。
このような「手持ちの決まり文句」をあまり覚えていないと、コミュニケーションにいまいち自信が持てなくなってしまいがちです。
「しっかり勉強したのになんで英語が話せないんだろう」と感じている人は、英語の参考書にはなかなか書いていない、このようなビジネスフレーズを覚えましょう。 スムーズにコミュニケーションが取れるよう