英語慣用句

「お大事に」を英語で伝える方法!プロがお教えするフレーズ集

友達や、知り合い、お世話になっている人が病気などで体調が悪い場合、日本語では「お大事になさってください」と声掛けをしますよね。

英語で「お大事に」は、どのように言えばよいのでしょうか。

また、ビジネスシーンでも使える英語フレーズはあるのでしょうか。

今回は、英語で「お大事に」という気持ちを伝えるフレーズ集をご紹介します。

「お大事に」は、英語で何と言う?

「お大事に」は、英語で「Take care」を使って伝えることが多いです。

例えば、

I am leaving work early today.

I have a cold.

今日は仕事を早退します。風邪をひいたので・・・

と言われたら、

Take care.

お大事に

というように会話が続きます。

ただ、このTake careですが、かなり万能なフレーズで「お疲れ様」という意味でも使われます。

職場から帰る際に、同僚に

See you tomorrow.

また明日

と声掛けをしたとします。

同僚は

Bye. Take care.

さよなら、お疲れ様。

このように答えてくれました。

この場合のTake careは「お大事に」ではなく「お疲れ様」に近いニュアンスとして使われています。

必ずしも「お大事に」だけではないフレーズだと覚えておきましょう。

take careをアレンジする

Take careの後にプラスすることで、一気に気の利いたフレーズにすることもできます。

Take care of yourself.

あなた自身をお大事に。

Take care of your body.

体に気を付けて。

怪我している場所を指す言葉を使うことで、具体的にお大事に、と伝えることができます。

Take care of your arm.

腕をお大事に。

Take care of your broken leg.

骨折した脚、お大事に。

また、goodを足すことで、本当に、充分に!というニュアンスを込めることもできますよ。

Take good care of yourself.

さらに、丁寧に伝えたい場合にはpleaseを最初に入れるのがおすすめです。

Please take care of yourself.

Please take good care of yourself.

ちょっと怖いtake care

take careは、お大事に、お疲れ様、という意味の他に「~を世話する」「~を処理する」という意味も持ちます。

「~を処理する」というのは、遠回しに「始末する」「殺す」という意味も持ち合わせています。

映画などで聞くセリフで

I will take care of him.

というのがあります。

この意味は「彼を始末する」。

take careも使い方によって、さまざまに使えること、take careだからと言ってもいい意味だけではないことを知っておきましょう。

はやく良くなって!

お大事に、とセットで使いたいフレーズとしては、はやく良くなって欲しいということですよね。

Get well soon.

を使って伝えましょう。soonを入れることで、「すぐに」良くなって欲しいニュアンスを伝えられます。

気軽な時など

Get well

だけで済ませることもあります。

どちらも、友人などに気軽に使えるカジュアルな表現ですよ。

丁寧に言いたい時にはI hopeから始めるとよいでしょう。

I hope you get well soon.

はやく治りますように。

また、気分がすぐれない人や、風邪でも軽い場合には、feel betterが最適です。

I hope you feel better soon.

はやく調子が良くなりますように。

recoveryも使える

例えば手術をした人に、はやく回復するよう願っています、と伝えたい場合にはrecoveryも使えます。

I hope you a speedy recovery.

I hope you a quick recovery.

はやい回復を望みます。

幸運を祈るGod bless you

くしゃみをした人に

God bless you

Bless you

と声を掛けているのを聞いたことがありませんか?

これらも「お大事に」という意味で使うことができます。

くしゃみをすると、魂が抜けるという迷信があることから、魂が抜けて病気にならないよう、これらのフレーズを言う習慣が生まれました。

迷信はもちろんですが、クシャミをするということは、風邪の前兆とも捉えられますから、あなたの体調を心配しているという意味でもあります。

日本は、くしゃみをすると、誰かが噂している、という迷信もあり、同じ「くしゃみ」でも世界によってさまざまな意味合いを持つのは面白いですね。

直訳すると、「あなたに神のご加護がありますように」となりますが、感覚的には「頑張って」「幸運を祈る」といったニュアンスで使われています。

くしゃみをしたら、sorryやexcuse meと言うといいでしょう。

また、God bless youは日本人には馴染みがないフレーズですが、言われたら、Thank youやSame to youなどで返すといいですよ。

無理しないで、と伝えるには?

病気や怪我などから回復した人に伝えたいのは、無理しないで、ということですよね。

せっかく回復したのに、無理をしてまた調子が悪くなっては困ります。

そこで「無理しないで」と伝えたいフレーズはこちら。

Don’t overwork yourself.

overworkは、仕事のイメージがありますが、「酷使する」という意味です。

仕事をしていない、学生などでも使えますよ。

Don’t push yourself too hard.

も同様に使えますね。

「十分な休みを取って」という直訳から、「体をたっぷり休ませて」「無理しないで」というニュアンスを伝えられるフレーズはこちら。

Make sure you get plenty of rest.

plenty of restは十分な休息という意味ですから、スラスラと口から言えるようにしておきましょう。

また、気軽に使えるフレーズは

Take it easy.

無理しないで

でしょうか。気楽にね、頑張り過ぎないでというニュアンスから、深く物事を考えすぎている人に「そんなに深刻にならないで」と声掛けをする時にも使えますよ。

調子良くなった?と聞きたいとき

病み上がりで、学校や職場に復帰した時に「調子はどう?良くなった?」と一声かけたい時がありますよね。

そのような時には、このフレーズ。

Are you feeling any better?

心配している気持ちや、優しさも伝えることができるでしょう。

ちょっとした一言で、癒すこともできるかもしれません。

復帰した人に言いたいフレーズ

回復して戻ってきた時には、笑顔でおかえり!と言いたいもの。

英語ではどのように伝えたらよいでしょうか。

その意味のまま

Welcome back!

と迎えるのもよいでしょう。

他にも

Good to have you back.

戻ってきて嬉しい。

We missed you!

待ってました!

と気持ちを伝えることで、復帰した人も、復帰できて良かったと感じることができるでしょう。

お大事に、とお伝えください

本人に直接「お大事に」と言えたらいいのですが、人づてに「お大事に、とお伝えください」と言う時には、どのように英語で言ったらよいのでしょうか。

Tell him/her to~

Please tell him/ her to~

これらを文頭に加えるだけで、お伝えください、と言うことができますよ。

Tell him to get well soon.

Tell her to get better soon.

Pleaseを付けた方が、丁寧になります。

Please tell him to take care of himself.

him なら himself

her なら herselfに変えましょう。

また、心配しているとお伝えください、は

Please tell him I am worried.

で伝えることができますよ。

場面に合わせて、使ってくださいね。

お大事に!と言われたら、返事はどうする?

体調を崩したり、怪我をしたときなど、みんなから「お大事に」と言われたら

OK.

All right.

Thank you.

など、簡単な言葉で返答できますよ。

難しく考えず、心配してくれてありがとう、と笑顔で返答しましょう。

また、ビジネスメールなどの場合には、お気遣いありがとうございます、という意味で

Thank you for your concern.

のフレーズが定番です。

ぜひ覚えておいてくださいね。

覚えて使おう!「お大事に」にまつわる英語フレーズ

今回は、「お大事に」にまつわる英語フレーズ集をご紹介しました。

お大事に、と言うだけではなく、はやく回復しますように、という言葉も加えると、自分の気持ちをさらに伝えることができますね。

病気や怪我が治って復帰した人にも、帰ってきてくれて嬉しいという気持ちとともに、無理しないでね、と気遣いのフレーズを使いましょう。

また、直接会うことができない場合にも、お大事にとお伝えください、心配していたとお伝えください、と言う時には、「お大事に」のフレーズの前にTell him/her to~やPlease tell him/ her to~を付けるだけで、簡単に言うことができます。

お大事に、以外でも使えるフレーズですから、覚えておくと重宝しますよ。

いつも元気でいられたらよいのですが、生きていれば病気や怪我をすることがありますね。

ニュアンスを考え、自分の気持ちを伝えられる英語フレーズを使えるようにしましょう!

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