仕事でTOEICを活かす!そのためには何点必要?転職、ビジネスで必要なTOEICスコアについて
なぜ仕事でTOEICが必要なのか?
TOEICとはTest of English for Communicationの省略名で世界共通の英語力証明の役割を果たしています。合格、不合格ではなく点数で英語力を図るためのテストです。
TOEICは日本国内の企業では、大多数の企業が英語の能力を判断する基準として採用しています。国や状況によって、英語力の証明に受けるべきテストは変わってきますので、自分の目的に合わせて確認する必要があります。英語力を求める国内企業を志望する場合は、一度受けておいて損はありません。企業によって、TOEICの点数の必要有無がありますが、TOEICは新卒での就職活動だけでなく、転職活動や社内での昇進などにも使えます。実際に、新卒・中途採用の参考情報や企業内の昇進条件をみてみると、一目瞭然です。国内企業で仕事をするには、自らの可能性を広げる為のさまざまな機会に、英語力証明書として大活躍します。
英語力を証明するのにTOEICで何点取れば就活で有利になる?
英語力アピールにTOEICの点数を履歴書に書くのであれば、最低でも600点は取りましょう。点数がそれ以下であるならば、書かない方がいいかもしれません。600点で平均的な基礎英語の知識があることを証明できます。700点取ると中上級、平均よりも少しできるといった印象になります。800点以上取れば、他の人との差別化ができて、企業側にはしっかりと英語ができる印象を与えられます。目標を立てるならば、やはり800点以上を目指して勉強しましょう。
実際にTOEIC公式ページ(https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr/data_avelist/237.html#anchor01)のスコア分布(2019年1月分)を見ていただくと、いかに800点以上が人と差別化できるかわかると思います。右側の%は該当の点数以下の人の割合です。795点以上取ると上位13%になることができて、645点以上だと、上位37%となります。
TOEICで高得点を狙う為の対策方法
さて、実際にTOEICで目標の点数を取る為にはどのようにTOEICの勉強に取り組んだらいいのでしょうか?
600~700点を狙う場合は、公式の問題集で対策をするのがおすすめです。700点前後が目標であれば、過去問を解き、傾向を把握して、単語や表現を覚えることで太刀打ちできる範囲だからです。問題を解いた後にしっかり答え合わせをして、わからなかった単語、表現、回答は時間がかかっても隅から調べるようにしましょう。
800点以上狙うには、公式問題集対策はもちろんですが、総合的な英語力が必要です。その為には、日常で英語に触れる機会を増やすことが大切です。例えば、朝の身支度の時間にBBC(イギリス放送協会)など英語のラジオをスマホの無料アプリで聞き流す、通勤中に洋書を読んでみるなど、毎日5分でも10分でもネイティブが使う媒体を通して英語に触れるようにしましょう。また、800点以上を狙うにはある程度時間がかかるものだという覚悟で、焦らず根気強く何回か受験する心持ちで取り組みましょう。
高得点を取る為に、テスト本番に絶対に守るべき2つのこと
1. とにかく空欄を作らない
TOEICテストのメインであるTOEIC Reading&Listening テストはマークシート選択方式です。リーディングセッションで最後1~2分しか残らず、明らかに問題が読み終わらない状況に陥ったとき、とにかくBでもCでも塗りつぶすことをおすすめします。せっかくのマークシート方式ですので、どうしても終わらない場合は最後の最後まで時間を有効活用しましょう。
2. 悩まず次に進む
上記の1点目と関連していますが、TOEICテスト中、答えを悩んでいる時間はありません。マークシート式なので、とにかく全て終わらせる為に6秒くらい考えてわからなかったら、消去法でもなんでもいいので、回答して次の問題に進みましょう。
TOEICテスト本番は、今まで勉強してきた自分を信じてとにかく全問題に解答することが高得点をとる上でとても大切です。
TOEICを実際の仕事に活かすには?
TOEICの点数がいくら高くても、実際に仕事で活かせるかどうかは全くの別問題です。仕事となると日本語でも難しい分野の専門用語を英語で使わなければならないことに加えて、TOEICテストのリスニングに出てくるきれいな発音の英語だけではなく、なまりの強い英語を聞き取らなければならないこともあります。しかしながら、TOEICを勉強した中で培った基本的な語彙力やビジネス英語中心のTOEICの問題にでてくる表現は決して無駄にはなりません。
また、TOEICで高得点をとった自信から、困難な状況も乗り越えるように前向きに仕事に取り組むこともできるかもしれません。何かに取り組むには目標が必要です。「英語力を伸ばす」といった漠然とした目標よりも「TOEICで800点越えをする」と具体的に決めた方が、行動にも移しやすく実際に毎日やることも決めやすいのではないでしょうか。
TOEICの点数はツールとして活用する
TOEICの点数は、国内の企業で英語力が問われるポジションへの応募や昇進の際の自分のチャンスを広げるための一つのツールです。あくまでたくさんあるうちの一つですが、仕事に応募する際には、英語力をアピールするのに有効な手段です。実際の仕事で活かすとなると、TOEIC勉強中に培ったビジネス英語の基礎的な表現や語彙力を使いつつ、やはり仕事の分野に特化して勉強する必要がでてきます。英語を勉強することで、世界中の情報に触れることができれば、様々な視点で物事を見ることができるようになり、人生が豊かになります。英語力を伸ばすための手段として、またご自身のチャンスを広げる為にTOEICを受けてみてはいかがでしょうか。