コラム

英語を話せない人が陥っているミス5選

同じように英語勉強を始めた人がどんどん英語が話せるようになっているのに対して、どれだけ英語を勉強しても自分だけなかなか話せないと思っている人は意外と多くいます。英語を話せる人と話せない人はいったい何が異なるのでしょうか。英語を学習するにあたって、英語が話せない人がとくに陥ってしまう「あるある」ミスをご紹介します。

大前提として!英語のアウトプット量が足りない

英語を勉強して話せるようになる人と、いくら勉強しても話せない人とはいったい何が違うのでしょうか。

原因のひとつとして、学習後のアウトプット量が異なると言われています。特に独学で英語を勉強している人は会話をする相手がいないため、英語のリーディングやリスニングの学習に注力してしまう傾向があり、自分の口から英語を発して会話をするということに慣れていないのです。

また英会話スクールに通っている場合に関しても同じことが言えます。1対1の授業ではなく、複数でグループレッスンを受ける場合は、英語のアウトプット量が生徒によってさまざまです。とくに英語で会話する際、頭の中で瞬時に自分が伝えたい内容を英語にして口から出す必要があります。この練習は、どれだけ自分が英語をアウトプットしてきたかに依存します。自分のミスを恐れずに積極的に英語でアウトプットできる人は、瞬間的に頭の中で自分の伝えたいことを英語にすることが長けているとも言えます。

ミス①:「正しい」英語にこだわってしまう

英語を学習しているのに話せない人が陥ってしまう典型的なミスのひとつは、正しく英語を話すことを常に気にしてしまうことです。英語が話せない人の特徴として、正しい英語と適切な単語を常に使い会話することを意識しすぎてしまいます。この点が英語を話せる人との話せない人との違いのひとつです。

英語が話せる人が第一に考えることは、適切な英語や正しい単語を使うことではなく、相手に自分の考えをできるだけ詳しく伝えるところにあります。このため、英語が話せる人は間違った言い方にとらわれることがないため、どんどん自分から英語をアウトプットしているのです。英語のアウトプットが多くなると、自分の考えをうまく相手に伝えることが難しい時に、一つの単語で相手に伝えることはせず、別の言い回しや方法を使って相手に英語を伝える力がついてきます。

会話というのはその時々で内容が変わり、わざわざ単語を調べる時間などありません。英語を学習している人であれば、多少の文法の間違いや難しい単語を知らないのは当然という考えも持っておき、積極的に英語をアウトプットすることが大切になります。

ミス②:日本語に置き換えてから英語を理解しようとする

英語が話せない人のクセのひとつと言ってもいいのが日本語への置き換えです。母国語である日本語をベースとして学習を進めるのは一見理解が速いように思われますが、英語はあくまでも違う言語の学習です。教材に書いてある日本語訳や意味というのも、あくまで日本語の場合であり、完全に意味や使用する状況、ニュアンスが一致していない場合もあるのです。

英語学習を始める段階ではある程度の意味を理解するために、日本語をベースとした学習を行うのもいいかもしれませんが、ある一定のレベルになったのであれば、あくまでも外国語の学習と割り切って日本語と切り離す必要があります。英語が話せる人は日本語にとらわれることなく、単語や文章の意味を理解し吸収できる人が多いのです。

実際に英語で会話をしている時に、頭の中で日本訳を作っている時間はほとんどありません。即時に英語を日本語訳にする能力は特別な訓練を受ける必要があるのです。英語を実際に話せる人は、英語の意味を英語として捉え、理解できている人が多いのです。

また、英語の上級者になってくると、使用する辞書が英和辞典から英英辞典になる人が多いです。これは英語を英語として理解するために行う一つの方法であるとともに、単語の日本語訳により単語本来の意味合いを勘違いしないために使うのです。英語学習の出だしは日本語ベースでの考えも必要ですが、英語をより話せるようになりたい人は、日本語の考えを捨てて英語を英語として理解することも必要です。

ミス③:英語のトピックを広げていない

英会話を練習しているのに英語が話せない人は、会話の内容を思い返すことが大切です。英語を練習しようとして会話を試してみても、いつも会話についていけなかったり、自分の英語力が伸びていないと感じてしまうのは、自分が得意な分野の話しかしていない可能性があります。英語が伸びる人は自分の得意なトピックのみではなく、苦手なトピックに対しても積極的に会話を行う人が多いです。

英語の話せる人は、情報の伝え方が話せない人と比べて長けており、分からない部分があっても別の言い回しで相手に伝えることができます。

積極的に自分の知らない分野の話題を行うことで使える言い回しを増やすこともできるので、英語が話せない、伸び悩んでいる、という人は自分が普段会話している内容を見直すことが必要です。

ミス④:英語が「分かったふり」をしてしまう

英語が話せない理由の最大の理由のひとつとして挙げられるのが、英語が分かったふりをしてしまうことです。例えば、英会話をしている時や文法の学習を行っているときなど、何となく分かったふりをしてしまったり、会話で分からない単語があるのにも関わらず相槌を打ってしまったりなどです。英語が話せる人は、分からないことの尋ね方を知っています。自分でしっかり理解できていない場合や、会話の内容が分からない時にも質問することができ、更にそこから新しいことを吸収していきます。

逆に英語が話せない人は、どのように質問すればよいのかを考えてしまったり、その場の流れで意味が分かったとしてしまい、よくよく考えてみると意味が分からなかったり、新しいことを吸収できないでいるのです。英語を分かったふりをしないためにも、分からないことに対してどのように質問すればよいのかを改めて練習することで、英語が「分かったふり」を少なくすることができるのです。

ミス⑤:学習したことを自分の言葉にしない

英語が話せるようになるということは、自分の頭で考えた内容を英語でアウトプットするということになります。非常に当たり前の内容ですが、英語が話せない人の良くあるミスとして、自分の言葉にしないことがあります。例えば、英語の新しい文法や単語が良い例になります。英語が話せる人は、新しい文法や単語を学んだ時に意味を理解しようとします。そしてどのような状況で、どのように使うのが適切なのかを自分なりの文章を作って確認します。これで間違っていれば再度修正を行ってトライを繰り返し、最終的には自分の言葉として自在に新しい単語や文法を使えるようになります。

英語が話せない人の場合、単語や文法の意味を理解するまでは英語を話せる人と同じですが、その後自分の口からアウトプットしたり、文章を作ってみるなどのステップを行わないために、何となく意味は分かるけれども自在に新しい文法や単語を使うことができないのです。新しい単語や文法を自分のものとするためには時間がかかりますが、積極的に自分の言葉で使ってみることが大切です。

ミスを恐れず英会話を楽しもう!

英語の話せない人の陥っているミスをご紹介しました。どれも簡単に思えることですが、実際に行ってみると難しいものばかりです。地道に毎日コツコツと努力することで、気が付けば人から英語を話すことができると言われるようになるのもまた事実です。できるだけ英語の学習を楽しんで、継続的な学習を行うことを心がけましょう。

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