英検 2級 ライティング

英検2級のライティング対策。合格するためのとっておきの方法

英検は準2級から格段に難易度が上がっていきますが、今回紹介する2級では、さらに長文のライティング問題が出題されるようになります。それまでの英検の問題は選択肢問題が中心となりますので、慣れていないとこのライティング問題に苦戦するでしょう。今回は英検2級のライティング問題の傾向と対策を紹介します。

①英検2級ライティング問題の特徴と傾向

まず、対策を立てるうえで英検2級のライティング問題の特徴を紹介します。ライティング問題の配点は16点で、全体が84点満点のため20%弱を占めています。採点のポイントは以下となります。

・内容:課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか

・構成:英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか

・語彙:課題に相応しい語彙を正しく使えているか

・文法:文構造のバリエーションが豊富か、それらを正しく使えているか

各項目を0点〜4点満点で測る形となっています。独立した設問と異なり、「どれを何点取るか」といった目標が立てられるものではありませんので、あまり気にせず問題に適した解答をできるように心がけましょう。

また、指定語数は80〜100語程度で、内容は特定のトピックに対し、自分の意見と理由を述べる形式が多い「Pros or Cons」の問題が多いです。トピックは「インターネット」「海外留学」など比較的社会的な内容のものが多く、2つ程度の理由を述べるように指定がされています。

また、Pointsという項目があり、解答を作成する上での要点となる単語がいくつか出ています。必ずしもこれに則る必要はないのですが、得点する上ではPointsを使用した方がいいでしょう。あくまで英語のテストであり、独創的な意見に高得点が入るわけではないので、基本的にはPointsに則って解答を作成するのが近道です。

英検2級ライティングの対策

続いては英検2級のライティングの対策について紹介していきます。

勉強方法は継続的に書くしかない

まずライティングの勉強方法ですが、継続的に書いてみることしかないでしょう。いまは自由英作文の対策問題も出ていますから、こうしたものを活用してもいいですし、自分なりに題材を決めて意見を書いてみましょう。継続的に書く練習をしていけば、徐々にスラスラと英文が思いつくようになっていきます。

なお、自身が書いた文章が正確かどうかは、自分だけではなかなか判断が難しいものです。それでも「書く」ことで確実に力はついていきます。ただし、もし先生や英語に詳しい方に添削をしてもらうことができるなら、お願いしてみるといいでしょう。添削してもらえる人がいない場合は、書いた後自分でよく確認しましょう。

英作文において気をつけるべきポイント

英検2級のライティングにおいて重要なことは、本番であっても自分で練習しているときであっても以下の2点を意識することです。なお、この章は細かい中間点がありますので、満点の文章を書けなくても充分合格の目はあります。

1. 英文の型にそって書く

英語の文章は形がある程度決まっています。英検2級のライティング問題では80〜100語程度の指定が与えられますので、必然的に「意見+理由」の2つで構成するとちょうど良くなります。その際、下記の要領で書きます(語数は目安です)。

I think(意見:10〜20語)

Firstly, (1つめの理由:2文で30語程度)

Secondly, (2つめの理由:2文で30語程度)

Because of these reasons, (意見の再提示:10〜20語)

この4段構成を冒頭の単語とともに守ればまずは構成としてOKです。なお、意見については出題内容の解答として正しいかチェックしましょう。Yes or Noなのか、二者択一なのか、もしくはそれ以外なのか、設問での問われ方に合わせて解答してください。

2.簡単でもいいので自信のある単語・文法を使って正しく書く

次に大事なのは、簡単な表現でもいいので、正しい単語・文法で書くことです。英検2級のライティング問題では「ネイティブがいかにも使うようなクールな表現」は求められていません。しっかり意味が通って整合性があり、かつ文法的に間違いのない文章であれば、満点がとれるのです。つまり表現にこだわるくらいなら、自分が知っている簡単な単語や表現で代替しても問題ないということになります。もっと言えば、意見や書く内容についても、本当に自分の意見を書く必要はありません。設問に合った形で、自分が簡単に書けると思った意見と理由を書くようにしましょう。また理由についても「そういう意見もあるよね」という程度の内容で構いません。論理的整合性を強く意識する必要はないということです。

初めて英検2級を受ける方がよく陥るのは「正しいことを書こうとするあまりペンが進まない」という状態です。試験はディベートではないので、自分の意見に拘らず設問の形式には合わせて、自分の書きやすい簡単な表現・文法で書きましょう。

書く練習の継続こそが最短距離

以上、今回は英検において2級から導入される長文ライティング問題の傾向と対策について紹介しました。これまで長い文章を英語で書く機会が少なかった方は、このライティング問題に苦労する方が多いと思います。しかし、自分の知っている単語や文法を活用して“設問に沿った解答、かつ文章の形に沿った解答”ができれば、充分高得点を狙うことは可能です。苦手意識を持たずに継続的に書く練習をして、ライティングスキルを高めていきましょう。

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