コラム

通勤時間が英語の勉強時間に早変わり!気づけばペラペラ

社会人の方で英語力を高めたいものの、なかなか時間が取れないと悩んでいる方は多いでしょう。仕事をしていると学生時代のように自分の時間を取ることが難しいため、勉強時間の確保には工夫が必要ですね。その1つの解決策として、通勤時間を英語学習に活用するという方法があります。今回は通勤時間を英語学習に充てる効果と、そのためのおすすめアプリについて紹介します。

通勤時間を英語学習に充てれば大幅な英語学習時間確保につながる

2016年にマクロミルが行った調査によると、東京近郊では半数以上が通勤通学に片道1時間以上かけており、また60%超が片道30分以上=往復で1時間以上電車に乗って通勤通学しているということがわかりました。これが社会人の余暇時間を圧迫し、また勉強時間確保を難しくしている一因と言えそうです。

とはいっても、勉強時間のためだけに通勤時間を短くするような職場を選んだり、会社の近くに転居するといったことはそうそうできることではありません。そこでもう1つの解決策として「移動時間を学習時間に充てる」という方法があります。仮に通勤時間のうち1時間を学習時間に費やすと仮定すると、1ヶ月約20時間、年間で240時間ほどの学習時間の確保が可能です。

通勤時間に英語を学習する上で最も適した学習は、なんといってもリスニングです。英語の音声を聞いて耳を英語に慣らすことはもちろん、リスニングの選択問題を解くことも比較的容易に可能です。また、リーディングの学習も向いています。長文を読んだり、選択式の長文問題や語彙・文法問題を解くことで能力を高めることが可能です。一方でライティングやスピーキングは通勤時間で学習するのはやや不向きです。特にスピーキングは電車内で声を出すわけにもいきません。よって通勤時間中は、リスニング、リーディングの能力を高める時間と考えるのがよいでしょう。なお、もしあなたがTOEICの点数を上げたいのであれば、リスニングとリーディングの学習だけでも充分点数を上げることが可能です。総合的に英語力をしっかり高めたいということであれば、ライティングやスピーキングは休日や余暇時間に学習時間を確保するようにしましょう。

さて、通勤時間を英語学習時間に充てると言っても、電車で座って通勤する方もいれば、立って満員電車に揺られる毎日を送っている方も多いでしょう。座ることができない場合、本を使っての勉強は少し困難です。そこで、通勤時間の英語学習においてはアプリの活用をおすすめします。スマートフォンであれば場所をとることもなく、混雑している電車の中でも比較的使用することが可能です。次の項では、通勤時間の英語学習におすすめのアプリや活用方法を紹介します。

参考https://honote.macromill.com/report/20161011/

通勤時間の英語学習におすすめのアプリと活用方法

ここからは通勤時間の英語学習に適したおすすめアプリについて紹介します。

・DuoLingo

こちらは基本料金が無料であるにもかかわらず、総合的な英語学習ができるように構成されているアプリです。おすすめポイントはなんと言っても1コンテンツが非常に短時間で出来るようにまとめられているところです。だいたい3〜5分もあれば1コンテンツをこなせるように工夫されているため、隙間時間に学習したい方に向いているアプリです。

・スタディサプリ

月額利用料が基本的に980円(税抜)かかりますが、その分使いやすく継続しやすい様々な工夫が施されているのがこの『スタディサプリ』です。映画などを題材としたリスニング、ディクテーション、短時間動画でのレッスン、会話練習と、英語力向上を効率的に実現するメニューが組まれています。会話練習だけは自宅などで行う必要があるものの、それ以外は電車内で実施可能です。進められるところは電車で進め、会話練習は自宅で行うといったように習慣付ければ日々英語力は向上していくでしょう。

・mikan

「電車通勤に1時間かかる」というのはあくまで平均ですから、もう少し短い時間しか確保できないという方もいますよね。その場合リスニングにリーディングに、と多数こなすのは難しいので「コンパクトに単語だけ」学習するというのも一案です。単語力を徹底的に鍛えるという観点から最もおすすめなのが『mikan』です。TOEIC、大学受験などさまざまな目的別に単語が分類されており、収録語数はなんと10,000語に達します。全て覚えれば語彙力はTOEIC900点クラスに相当します。基本料金は無料で、覚えていない単語をスワイプで手軽に記録できる機能もあり、あとで復習が容易にできるようになっている点も魅力です。効率的に単語を覚えたいなら、おすすめのアプリといえるでしょう。

・POLYGLOTS

「電車の移動時間にはリーディング力を鍛えたい」という方に向いているのがこの『POLYGLOTS』です。基本料金は無料で日々更新される英語のニュースやコラムを読むことができるのですが、自身のレベルに合わせたスピードでリーディングを鍛えることができるペースメーカー機能や、単語をクリックするとすぐ意味を調べることができる辞書機能などが備わっています。また自身のリーディング速度を測定し読解力のレベルを測ることも可能です。文字入力が必要ないアプリなので、混雑している車内でもラクラク使用することができるのも良い点です。

アプリを上手に活用してみよう

以上、通勤時間を英語の勉強時間に充てる利点と、学習におすすめのアプリを4つ紹介しました。通勤時間は何もしないと単なる無駄な時間に終わってしまいますが、今回紹介したアプリを使えば、貴重な英語学習の時間とすることが可能です。ぜひ今日から活用して効率よく自身の英語力を高めていきましょう。

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