英検2級の内容を基に難易度を徹底解説! 受験におすすめな人はこちらになります!
英検といえば日本人で知らない人はいないと言えるほど有名な資格試験。取得していれば就職などで有利になることは間違いありませんし、あなたの英語力を他の人にしっかりアピールできるようになります。
今回はその難易度と勉強法をご説明します。
英検2級の難易度
大学入試と同じ、高校卒業程度のレベルです。実際大学によっては2級を取得している場合、入試面で優遇されたり英語試験を免除されたりするところもあります。ペラペラではないけれども、英語全般の知識が十分身についており経験を重ねることで英語力は向上していくレベルです。必要な語彙力は、大学受験で必要な語彙力と同じ5,000語程度です。
したがって文法事項や単語の学習も高校で使う参考書に載っている範囲で済ませることができます。高校の参考書ならば値段が安く、内容も充実しているものが多いので、大学生や社会人などにも勉強がしやすい点で、おすすめの級と言えるでしょう。
TOEICのスコアで当てはめると、550点から700点ぐらいのレベルと言われています。
英検2級のリーディング対策
英検2級のリーディングでは社会性のある内容の文章をしっかり理解することになります。問題は5つに分かれ、合計1,500語程度の長文です。時間配分を考えると50分程度を当てることになります。
分量が多いので速く読む力が問われますが、ただ頭から速く読んでいこうとするのでは問題を解けるだけの理解が伴ってこないことがあります。よく過去問などを活用しながらどのような形式で出題されているのか、どのくらい深く理解していれば問題が解けるかなどを把握しておくことは必要最低条件と言えるでしょう。
英検2級のライティング対策
ライティングでは、「今後インターネットショッピングをする人は増えると思いますか」などといった社会性のある話題について解答します。自分の意見と、その理由を2つ、大体100語程度の英文でまとめます。説得力のある英文が書ける力を身につけるだけでなくリーディングとの時間配分を考えると、手早く英作文を書けるようになることも重要です。
勉強法としては自由英作文とは言われるものの、ある程度形式やテンプレートが決まっているので、解答する手順を理解しておくことです。まず箇条書きでさっとトピックに対して意見とその理由をまとめます。次にそれに従って英文を書いていきます。意見をトピックセンテンスにし、サポーティングセンテンスとして2つ理由を書きます。最後にトピックセンテンスをもう一度書くのが一連の流れです。論理展開に矛盾が起こっていないか、文法やスペルに誤りがないかしっかりとチェックする時間も取りましょう。
英検2級のリスニング対策
一次試験ではリーディングとライティングの問題がまず85分で行われ、その後にリスニングテストが25分間実施されます。
英検2級のリスニングテストは2部に分かれていて、第1部では男女二人の会話が読み上げられ、第2部では50語から70語程度の短い英文が読み上げられます。スピードはかなりナチュラルに近く速いです。
すべて完璧に英語の音声を聞き取れなければいけないわけでもないので、聞こえた音声からしっかりと会話の場面をイメージできるようになりましょう。英文全体の流れをしっかり把握できる訓練を積むのが効率的です。会話文ならば会話している二人の関係が友人同士か親子か、といったことを素早く把握することでかなり正答率は上がってきます。また説明文の場合は、いつの話かなどと言った時を表す言葉や、But、thereforeといったつなぎの言葉をしっかりと聞くことで展開をある程度予測することができます。過去問などを繰り返し行い、出題傾向をしっかりと把握しつつ、正答率をあげるトレーニングを積みましょう。
英検2級のスピーキング対策
一次試験に合格すると二次試験の面接があります。面接では問題カードが渡され、そのパッセージの音読と、そのパッケージに関する質問をされ、それに対し口頭で答えます。
なお、実は面接の評価には「態度」という項目があります。入退室でどのような挨拶をするかといった部分も評価点に影響しますので、事前に発言する内容を決めておき、大きな聞き取りやすい声を意識しましょう。
シミュレーションを繰り返す
たとえ合格できる実力があっても、テストそのものの形式に混乱すると合格できないことが起こり得るのが英検です。まずは過去問をしっかりと行なって受験のシミュレーションを何度も繰り返すように心がけましょう。自分の実力を把握し、合格までに必要な計画を導きだして勉強すれば合格が見えてきます。