英検準1級の合格率は?しっかり難易度を把握しよう!!!
英検準1級となると、周りでも「なかなか合格できない…」という話をよく聞きます。2級までは着実に合格し続けていた人も、準1級でつまずく、というケースもありますね。
準1級の合格率は、2014年のデータでは約7万人が受験して合格率は約1万人、つまり15.3%と公表されています。
英検は2016年から採点基準が新しくなっていますが、目安としてこのくらいの合格率と考えておけばよいでしょう。
それでは、準1級で求められるレベルや難易度はどのくらいなのでしょうか?
英検準1級で求められるレベル
英検準1級のレベルは「最終目標である1級の手前まで着実に力をつけているレベルで、およそ大学中級程度とされています。社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用できることが求められます。」
とされています。
単語数も2級から比べると、大幅に増えていますが、実際に英語圏で生活することになったら必要な単語ばかりですので、「社会生活で求められる英語」という基準は理にかなっているといえるでしょう。
英検準1級の難易度は?
準1級の難易度について、セクションごとに具体的にご紹介していきます。
単語の難易度
準1級では、6,800から7,000の単語を知っているべき、とされています。2級が3,800から4,000でしたので、単語は難易度が上がっていますね。
準1級での単語としては、intensive,regime,notion,indeedなどがあり、英語圏での生活では毎日なにかしら使うものばかりです。
2級から一気にレベルが上がるため、戸惑う人もいるかもしれませんが、単語はすべてのセクションに影響します。まずは自分の単語力を確認して、足りない場合は単語から取り組むとよいでしょう。
リーディングの難易度
準1級では、単語が問われる問題も多く出題されていますが、こちらは単語力を強化することでクリアできるでしょう。
それよりも「英文を速読できるかどうか」という所がポイントになってきます。つまり長文読解の対策をしておくことがとても大切なのです。2級に比べると、長いと感じ、難易度が高く感じてしまう人もいます。
内容的にそこまで難しいと感じなくても時間切れになる人も多く、英文速読に慣れていないことで凡ミスをしてしまう人もいます。
リスニングの難易度
会話の内容や説明文の内容を聞きとるもの、そしてアナウンスなどを聞き取り、解答を選ぶ問題が出されます。
選択肢は印刷されていますから、要領よく進めていくのがポイントです。乗り遅れてしまうと、分かっている問題でも解けなくなってしまうことも。あらかじめ次の問題文まで読んでおくくらいの状態で進んでいけるのが理想的です。
2級に比べると英文が長いことで、難易度が高く感じられるでしょう。記憶保持ができるかがポイントです。
ただし、リーディング、ライティング能力が準1級レベルで、単語も分かっていればリスニングはそれほど難易度が高くないといえるでしょう。
ライティングの難易度
指定されたトピックについて英作文を書くことを求められ、2級と同じような形式です。ただ、自分の主張をサポートするポイントを2つ使うことが新しく求められています。
採点基準としては、内容、構成、語彙、文法から点数がつきます。指定通りに書くこと、トピックの内容に対して意見を述べていないと点数が付きません。また内容が乏しいと減点されることも。
構成については、自分用のテンプレートのようなものを作っておき、外れないよう書きなれておくことで対策できます。
もちろん、単語のスペルミスや、文章の中での選び方も大切です。文に合わない単語を選んでライティングしてしまうと減点対象となります。単語の使い分けや、難しい単語を使いこなされているとプラスとなりますね。文法も、ミスをしないよう、幅広く使えているとよいでしょう。
二次試験の難易度
準1級では、2分間のイラストのナレーションが求められます。質問に答えることには慣れていても、ナレーションは不慣れな場合が多いため、練習しておくとよいですね。
他にも問題カードのトピックに関連した質問や社会性のある質問がされます。
英語がすぐに口から出てくる、スピーキングの流暢さをチェックされています。英語を話すことに少しでも慣れておくようにしましょう。
英検準1級、難易度を把握して取り組もう
準1級の難易度についてご紹介してきました。リスニング、リーディングといったそれぞれの問題で、特にどのあたりの難易度が自分にとって高いかチェックして対策しましょう。ポイントを掴んで、準1級合格をめざしましょう!