TOEIC スピーキング

TOEICSWの勉強法!スピーキングは何をすればいい? カナ先生編

1、TOEICスピーキングテストとは?

TOEICにはListening & Reading (TOEICL&R) と Writing & Speaking (TOEICS&W)と二つに区別されている4つの分野で成り立っています。その中でもスピーキングテストのみを受けることが可能となりました。

TOEICスピーキングとは国際化する職場環境の中で効果的に英語でコミュニケーションをするために必要な話す能力を測定するテストです。このスピーキングテストには3つの主な目的があります。TOEICの公式サイトには明確なスピーキングテストの意図することが記されています。それらは:

  • 英語のネイティブスピーカーや英語の堪能なノンネィティブスピーカーに理解しやすい言葉で話すことができる
  • 日常生活において、また仕事上必要なやり取りをするために適切に言葉を選択し、つかうことができる(例えば、指示を与えたり受けたり、情報や説明を求めたり与えたり、購入、挨拶、紹介ができる等)
  • 一般的な職場において道筋の通った継続的なやりとりができる。

要するに職場で英語を話す人と円滑に意思疎通ができ会話ができるかどうかを測定し実用的な英語を目標としたテストです。TOEICテストの中では一番試験時間が短くチャレンジしやすい分野となっています。

2、TOEICスピーキングテストはどういう問題が出るの?

スピーキングは主に6つのセクションで形成されておりテスト時間は全体で20分です。音読問題、写真描写問題、応答問題、指示された情報に基づく応答問題、解決策を提案する問題と意見を述べる問題の6つに分かれています。音読問題以外は自分の言葉で話すという課題となっています。

具体的な問題の説明と例題は後程説明します。

3、まずはスピーキングテストだけを受けよう!

TOEICの試験は以前はreading, listening, writing and speaking 全てを一度に受験しなくてはいけなく受験するのには3時間から4時間近くかかりました。もちろん後半になると集中力が切れてきてスピーキングの時点では投げやり状態になってしまいそうになりました。しかし、今はreading & listening, writingとspeakingを別々に受験することが可能になりました。その分それぞれのパートに集中して挑むことができ対策をし勉強するのがとても楽になりました。Speakingはその中でも最もテスト時間が短く実用的な分野となっています。

全ての分野を一度に勉強するのはとても大変ですがスピーキングは中でも一番短く対策しやすい分野です。実際のビジネスの場、学校や日常生活の中で最も重要なのは話す能力です。もちろん書く力、そして聞く力も必要ですがコミュニケーションに一番重要なのはスピーキングの話す力です。その話す力をつけること、そして自分のレベルを知るためにもスピーキングテストをまず受けてみることをお勧めします。

TOEIC Speaking テストの受験料:6,804円 (税込み)

所要時間:20分

4、TOEICスピーキングテストの当日の流れ

  • 受付

まずは余裕をもって会場に到着しましょう。時間ギリギリになると混みあってくるのでなるべく早めに受付を済ませるようにしましょう。受験票は必要ありませんが本人確認が必要となるので運転免許証、パスポート、学生証もしくは社員証など写真付きの本人確認書類を必ず持参して下さい。受付後に公式認定証用の写真撮影が行われますので係りの人の指示に従って撮影を行ってください。写真を持参する必要はありません。その後に指定された座席につきます。その際には一人一台パソコンの前に指定されます。

  • 受験の準備

スピーキングテストはパソコンで行われるため座席に着いたらそれぞれのパソコンの指示に従って試験の準備、またはヘッドセットマイクを使ってマイクチェックを行います。座席は仕切られたブースタイプとなっていますが完全な個室ではないので実際にスピーキングテストが開始するとまわりの人の声がどうしても聞こえてきてしまいます。全員が一斉に同じ問題を始め話し始めるわけではありませんがまわりの声に惑わされてしまいがちなのでしっかり集中してマイクとスピーカーの音量をしっかり確認してから始めましょう。

5、各設問

第一問は音読問題

問題数:2

解答時間:各45秒(準備時間:各45秒)

課題概要:アナウンスや広告などの内容の短い英文を音読する

評価基準:発音、イントネーション、アクセント

ここでは自分の言葉で話すことは求められず短い英文を音読するという問題です。与えられた英文を正しい発音、イントネーションまたはアクセントで読めるかをチェックされます。ウォーミングアップのような問題なのでしっかり発音し次の問題に備えて口と舌をしっかり使って話しましょう。

第二問は写真描写問題

問題数:1

解答時間:45秒(準備時間30秒)

課題概要:写真を見て内相を説明する

評価基準:第一問の基準に加えて文法、語彙、一貫性

ここでは1枚の写真を見てそれを正しい文法で豊富な語彙と説明の一貫性がチャックされます。たった一枚の写真ですがなるべく細かく、色々な言葉を用いて説明することが重要です。

第三問は応答問題

問題数:3

解答時間:15秒または30秒(標準時間なし)

課題概要:身近な問題についてのインタビューに答えるなどの設定で、疑問に答えるまたは電話での会話で設問に答える

評価基準:内容の妥当性、内容の完成度

質問は音声なのでもちろんここではリスニングの能力も求められます。質問文はとりわけ長い文ではありませんが注意して聞きましょう。何か素晴らしい解答が求められているわけはなく長い文章で答える必要もありません。

第四問は指示された情報に基づく応答問題

問題数:3

解答時間:15秒または30秒(標準時間なし)

課題概要:指示された資料や文書(スケジュール等)に基づいて設問に答える

評価基準:上記の事柄全て

第三問と似ていますがここでは音声での設問ではなく事前に資料が提示されています。旅程表、レストランのメニューや時刻表などといった情報をもとに質問されます。何か自ら考えて発言するという問題ではなく与えられた情報をもとに答えればいいだけですが情報を取り込む時間が比較的少ないのでリーディング、情報処理する能力が必要となります

第五問は解決策を提案する問題

問題数:1

解答時間:60秒(準備時間:30秒)

課題概要:メッセージなどを聞きその内容を確認して上で問題の解決策を提案する

または、会議の内容を聞きその内容を確認したうえで問題の解決策を提案する

評価基準:上記の事柄全て

ここではまず問題発生に関するメッセージが音声で流れます。それを聞いた後に解決策を提案するための準備時間が30秒与えられます。その後、解決策を60秒以内に提案します。問題の例えとしては顧客からの電話クレームが留守番電話に入っていてそれに対しての解決策を自ら考え提案するといったものです。ここではまず、問題発生のメッセージの音声を聞き取るリスニング能力、それに対しての解決策を自ら考えてそれを提案するという考える能力ともちろんスピーキング能力が試されます。瞬時に情報処理をする能力も求められます。実際60秒自分の言葉で自分のアイディアを語るのは容易ではありません。60秒は意外と長く感じるので時間を余らせる事や同じことを何度も繰り返して言う事は避けましょう。

第六問は意見を述べる問題

問題数:1

解答時間:60秒(準備時間:15秒)

課題概要:あれテーマについて自分の意見とその理由を述べる

評価基準:上記の事柄全て

ここでは設問に対して自分の意見を述べるという問題です。自らの個人的な意見なので正解解答はありません。自分の意見とその理由をしっかり述べられるかどうかが問われます。準備時間はたった15秒なので意見を瞬時に決めて実際その意見が本意であるかどうかは関係ないので時間をかけずに考えをまとめましょう。意見には裏付けが必要なので理由や例をきちんと述べましょう。個人的なエピソードや具体例を用いて話すと説得力があるのでできるだけ具体的に話しましょう。反対か賛成の意見を求められている設問の場合は必ず自分の立場を最初にはっきり述べてから理由を述べましょう。ディベートと同じです。

6、TOEICスピーキングテスト対策

どんなテストでも対策は欠かせません。TOEICスピーキングテストの対策としてはまず問題の形式、内容と傾向を把握することともちろんスピーキング能力と培うことです

練習問題の数をこなす事で問題の傾向がわかり自分自身、時間の感覚や求められている解答が把握できるようになります。そして実際に話す事に抵抗や恥ずかしさを感じなくなります。そして瞬時に考えるトレーニグもできるので練習問題をやりましょう。一人でスピーキングテストの対策をするのには限りがあります。効果的にスピーキング能力を高めるのには実際に人と話す事が肝心です。ですから英会話スクールやオンライン英会話で人と話す事が一番重要で効果的な対策方法です。

7、TOEICスピーキングはまず問題集を!

先ほども述べたように量をこなす事で感覚的に慣れ、時間の感覚も身に付きます。TOEICスピーキングの問題集は書店やオンラインで手に入るのでまずはそこから始めてみましょう!

8、スピーキングにはとにかく話す練習を!

日本ではなかなか英語を日常で話す機会はそうそうありません。それなので自ら意識的に英語を話す機会を作る必要があります。そのためには毎日5分でもいいので話す事を意識しましょう。毎日英会話のレッスンを受けるのにはお金もかかって現実的ではありませんが、毎日練習問題を1問やることは可能です。そして英語に耳を慣らせるためにも英語のラジオ、テレビ、ニュース、音楽など何でもいいので英語を聞く環境を作りましょう。そして英語の舌を身に着けるためにシャドーイングをしましょう。音楽やニュース、英語のドラマや映画を見てその歌詞やセリフを真似して口に出す練習です。同時に話せなくても少し遅れながら声に出して話す練習です。意味がわからなくても声に出して舌を動かくことが肝心です。英語と日本語は舌の使い方が異なる言語です。ですから英語で話すときは日本人が普段使うことのない舌の使い方をするので急に英語で話すとなると発音やイントネーションが大変難しいので普段からシャドーイングでトレーニングしましょう。

9、スピーキングする例文を覚えよう!

シャドーイングと共に例文を覚える練習をして慣れましょう。例文を覚えることで使える表現が増えるので実際のテストのときに役立ちます。例文のストックがあれば実際のテストの時に表現に困った時に焦らずにすみます。」

10、実際に話すためにはオンライン英会話を!

一番の対策となるのはやはり生の人間と英語で話す事です。スピーキングテストの目的は英語でコミュニケーションをとることです。英会話は人と人の生のコミュニケーションです。実際の会話を通してしか学べない事がたくさんあります。もちろん問題集を解くことは一つの勉強法ですがスピーキングテストの一番の対策は英会話です。生身の先生と話す事で自分の弱点を指摘してもらうことができ改善策や課題を見つけることができますし会話のキャッチボールもすることができます。スピーキングテスト対策のためでなく英会話力を身に着ける一番の効果的な対策は自宅らかも受けられるオンライン英会話です!

まとめ

TOEICスピーキングテストは最も実践的で実用的なテストです。今の社会で最も求められているのは会話力です。スピーキングテストにはある程度のリスニング能力とレーディング能力も求められるため総合的な英語力を培うためには最も適したテストです。テスト時間も他のTOEICのテストに比べてとても短く受けやすい試験なので是非チャレンジしてみてください!

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