TOEICの時間が足らなくて、困っている人!その問題解決できます
TOEICは時間との勝負!という意見を聞くことがあります。リスニングセクションは音声の通りに進んでいくものの、リーディングセクションは問題数が多く時間切れになってしまう、という人が多いからです。
分かっていたのに、時間が足りなくて解ききれなかった、そしてスコアも散々…という人におすすめの解決方法をご紹介します。
TOEICリーディングで時間切れを防ぐには
TOEICのリーディングセクションでの時間切れを防ぐには、まず3つのパートの問題数や内容を把握する必要があります。
TOEICリーディング:パート5
TOEICのパート5は、短文穴埋め問題で問題数は30問です。
英文法がしっかりと頭に入っていることが必須で、さらに語彙力も必要となります。
TOEICリーディング:パート6
TOEICのパート6は長文穴埋め問題で、問題数は16問です。
全文を読み取り、理解する力が試されています。何度も読み返すようだと、時間もロスしてしまいます。
TOEICリーディング:パート7
TOEICのパート7は長文読解問題で、問題数は54問。長文が15もあるため、このパートにどのように時間を残し、解いていくかが分かれ道になります。
時間配分を考えずに解いていき、時間切れになるのがこのパートでもありますね。
また長文には、シングルパッセージ、ダブルパッセージ、トリプルパセッセージがあります。
シングルパッセージは10セットの長文に問題が29問。
ダブルパッセージは2セットの長文に問題が10問
トリプルパッセージは3セットの長文に問題が15問となります。
TOEIC時間配分のコツ
TOEICリーディングパートの内容や問題数を把握したところで、問題となるのが時間配分です。
リーディングパート3つ合計で与えられる解答時間は75分(1時間15分)ですが、この時間をどのように各パートに振り分けていくかがポイントになります。
パートごとの時間配分のおすすめと、解き方のポイントをご紹介しますね。
TOEICリーディング:パート5の時間配分
短文穴埋め問題が30問も出されるパート5ですが、ここに時間をかけるのは得策ではありません。
短文を読んで、4つの選択肢から選んで空白を埋めるだけ、と考える方もいるかもしれませんが、このパートは時間をかけても正解数があまり増えないと言われているのです。
そこで、おすすめの時間配分は10分間です。
10分間で30問なら、1問に20秒使えるとも考えられますね。ただ、即答できる問題はどんどん解いていきましょう。だいたい最初の方の問題は即答しやすい問題が出される傾向があります。
後半の方で時間がかかる問題に当たった場合や、迷う場合には飛ばして分かる問題を解いていくのもコツです。
文法の知識が必要とされるパートですから、文法対策をしっかり行い、10分という時間を決めて取り組みましょう。
TOEICリーディング:パート6の時間配分
長文穴埋め問題のパートですが、ここもパート5同様、10分という制限時間を決めておくのがおすすめです。
長文が4問もあるのに10分というのは短すぎではないか、と思うかもしれません。
しかし、長文全体の把握ができることが求められていることもあり、読み返しをしないと把握できない場合には時間をかけた割に、解答に導けないケースも多くあるのです。
10分間でできるだけ解いたら、パート7に向かうのが得策でしょう。
また、パート6は時間がかかることもあり、英語初級者や中級者には難関となります。解答できる内容ではないと判断した場合には、諦めてパート7に早目に移ることも検討しておきましょう。
TOEICリーディング:パート7の時間配分
リーディングセクションの解答時間である75分のうち、パート5とパート6でそれぞれ10分ずつ使ったとすると、残る時間は55分間となります。
まずシングルパッセージから取り組みます。
長文1つにつき、2問から5問が出されていて、10セットの文章になります。
ここは25分間を目安にするのがおすすめです。
次にダブルパッセージの問題です。2つの長文を読み、問題が5問出されます。こちらは10分間を目安にしておきましょう。
片方の長文を読んで答えるものと、両方同時に読み答えるものがあります。シングルパッセージに比べ、処理する情報が多いものの、慣れればヒントとなる場所を探しやすいため、対策問題で解き方に慣れておくことが必要ですね。
最後にトリプルパッセージですが、ここで残りの20分間を使います。
長文3つから5つの問題を解く形式で、ダブルパッセージと同様の形で解くことができます。ただ、ヒントの場所が分散することが多いため、ざっと読み進めてヒントが見つからないと判断したら、早目に次の箇所に移ることが必要です。
この判断と行動が出来れば、短時間で解くことが可能になり、余裕を持って問題を解いていくことができるでしょう。
また、パート7で出される文章はジャンルがある程度決まっています。
たとえばEメールではFromと書かれている差出人と、本文最後に書かれている差出人が一致することや、本文最後にある会社名、そして所属名などを読むことで、どのようなシチュエーションなのかアタリをつけることができます。
To欄に書かれている宛先を見ることで、誰宛てなのか、そして本文最初のあたりに見られる名前と一致するのか確認し、個人宛てのものなのか、また会社やメーリングリストなのかも判断しましょう。
送信日はDateに書かれていますが、この送信日が関わる内容の場合もありますから、頭に入れておくとよいですね。
Eメールは、必ずといってよいほど出題されるものですから、読み方や解き方に慣れておきましょう。
またWebページもよく出題されます。
コツとしては、どういった内容なのかパッと判断をつけることです。出題パターンとしては、レビューや雑誌の申込み、商品紹介などがあります。
URLも、https://の最後にreviewsと書かれていることがあります。これであれば、レビューページであることが簡単に分かりますね。
このように、見方が分かっていれば時間を短縮して問題を解くことができますよ。
時間配分を決めて、TOEICを解ききろう!
TOEICの時間が足りなくて困っている人に、ぜひ実践して欲しい時間配分についてご紹介しました。
リーディングセクションは時間配分を決めて行うことで、スコアアップをすることができますよ。時間的に解ききれない問題は、カットしてしまう勇気も必要です。
時間を決めること、そして解くコツを覚えることで、正しい解答を導きだしてくださいね。