英検 3級 勉強法

英検3級の勉強法!誰でもこれさえやれば合格できる!

客観的な英語力を確認するために最適な「英検」ですが、それぞれの級のレベルが分かっていないと見当はずれの級を受けて時間の無駄になってしまうこともあります。効率的な英語力アップを目指すためにも、しっかりとそれぞれのレベルを把握し、無理のない級を目指しましょう。

そこで今回は、英検の3級を取り上げ、その難易度と勉強方法についてご紹介いたします。英検3級と言うと中学生が高校受験のために受けるイメージが強いですが、実際のところはどうなのでしょうか?また社会人が受けるメリットはあるのでしょうか?

英検3級の難易度は?

高校受験のレベルと言われますが、具体的にはどのくらいの難易度なのか確認していきましょう。

必要な語彙数は?

合格に必要な語彙数は大体2000語程度です。日常生活でも使う単語が多く、build、plane、opinion、comfortableといった単語が含まれます。

合格点は?

英検3級は65%の正答率で合格できると言われています。

しかし実は英検3級の合格点ははっきり公表されていません。かつては合格の基準となる点数がはっきり明示されていましたが、その弊害としてライティングやリスニングだけの点数で合格できるという認識が広まってしまい、総合的な英語力が測れなくなってしまったためです。現在では3級であっても合格のためには、総合力が大切です。リスニングやリーディングだけが得意であっても合格できるとは限りませんので、すべての分野を学習しておきましょう。

取得するメリットは?

あなたが中学生であれば、英検3級の資格取得を内申書に書くことができ、高校受験に有利に働きます。また日頃の定期テストなどでは先生の「出題のクセ」などを見抜いて得点できてしまう時もあります。英検取得のための勉強をすることで、客観的な英語力が身につくのです。

あなたが中学生でない場合でも、英検3級の取得はおすすめできます。というのも英語を苦手としている人の多くは、中学英語の段階でつまずいてしまっているケースが多いためです。英語は積み重ねの科目ですので、基礎がおろそかになっている状態で高度なことを勉強しようとしてもなかなか身につきません。そういった意味で英語の勉強を始めたばかりの社会人の方などが、自身の基礎力を確認するために活用することができるのです。

また、高校受験参考書などで勉強できることもメリットです。受験参考書はとても安価で内容の濃いものが多いので、必ずしも英検専用の参考書などでなくても、わかりやすい参考書を使って基礎力の総復習ができます。学習方法の選択肢がたくさんあるのです。

英検3級のリーディング対策

リーディングに関しては学校のテストなどでもよく行われている形式なので、得意としている人も多いかもしれません。リスニングに比べると「慣れ」という点で得点が取りやすいジャンルでしょう。リーディングにおいて大切なのは、「単語と熟語」、それから「文法」と「長文読解」になります。一つずつ解説していきます。

単語と熟語

英検3級は中学3年の教科書に出てくる程度の単語のレベルが必要になります。授業で教わった単語をしっかり覚えていれば充分ですが、改めて英検3級に向けて単語集などを使って復習しておくと確実です。

また、ただ意味を覚えるだけではなく、名詞か形容詞かといった、品詞の違いも意識するようにすると今後高校などで文型を学ぶ際にも役に立ちます。動詞も目的語を必要とするのかしないのか、すなわち自動詞と他動詞の違いについてよく意識しておくとよいでしょう。

単語集は覚えている単語と覚えていない単語をしっかりとチェックしながら勉強すると効率的です。覚えている単語を繰り返し勉強していても無駄に時間がかかってしまうので注意しましょう。

英文法について

中学レベルで習う文法や構文は今後高校に進んでいく上でも、とても大切になってくる基礎的なものがたくさんあります。しっかり英検を活用して総復習しておきましょう。特に時制、疑問文、比較、現在分詞がよく出題されますので、これらは完璧にしておきましょう。

ライティング問題のためにも文法をしっかりと理解しておくことが重要になりますし、3級で習う文法項目は今後さらに高いレベルの英語を勉強する上での土台となります。ただ合格を目指すだけではなく、瞬間的に答えられるまで繰り返し勉強しておきましょう。

長文読解について

問題はABCの大問が3つに分かれています。それぞれ設問数が2つ、3つ、5つです。20分ほどで解けるだけの速読力が問われます。

肝心なのは過去問をしっかりと学習して、どのように設問がされているのか、どのような知識があれば長文が解けるのかを理解しておくことです。その後、問題集を利用しながら時間内に読み切れるようにスピードを高めていきましょう。

英検3級のライティング対策

一次試験の大問4で出題されるライティングですが、「あなたの好きなスポーツは何ですか」などといった身近な話題を中心に、自分の考えと、その理由2つを英語で書くことが求められます。大体語数にすると20~35語程度書くことになります。

英作文は何から手をつけて勉強を始めたらいいのか、わからない方もいるかもしれません。主語、動詞、その他の要素という順序になる英語の原則をしっかりと理解し、まずはパズルのように組み合わせて作っていくことからはじめましょう。

また文章は3文書くので、どこで何を書くか形式的なことをしっかりと把握しておきましょう。まず1文目で自分の考えを書き、それから1つ目の理由、2つの目の理由を書きます。

英作文の場合、大文字で書き始めたり、複数形や三単現の「s」、文末にピリオドを書くなどの基本ルールをしっかりと徹底しておくことが重要です。このような基本を軽く考えずに、常に本番と思って作文を行うようにしましょう。

英検3級のリスニング対策

リスニングテストは3部構成で行われます。第1部、第2部で友達同士や親子、店員とお客さんと言った男女二人の会話が読み上げられ、第3部は30語程度の文章が読み上げられます。まずはこのテストの流れにしっかりと慣れておくことが第一歩です。

どのような問題が英検3級のリスニングテストで出題されるのか把握したら、英語特有のリズムやイントネーションにしっかりと慣れることが重要になります。過去問は問題集を使って一度だけではなく何度も同じ英文を繰り返し聞き、聞こえている部分と聞こえていない部分を明確にしましょう。聞こえていない部分は何故聞き取れないのか原因を考えます。単語と単語がつながっているからなのか、それとも単語自体の意味が分からないせいで聞き取れないのかなど原因を特定しながら勉強すると、徐々に聞き取れない部分が少なくなっていき、リスニングが上達します。

英検3級のスピーキング対策

スピーキングで重要になるのは「面接官と二人で試験を行い、英語を話す」という状況に緊張してしまわないことです。実はスピーキングはそれほど求められるレベルが高いわけではありません。ですが、慣れない状況に混乱してしまうと、本来の力を発揮できずに不合格になってしまう場合があります。

そこで重要になってくるのは、何度も何度もリハーサルを繰り返すということです。『7日でできる!英検3級二次試験・面接完全予想問題(旺文社)』などはDVDも付属していて、しっかりと二次試験の演習をシミュレーションできるようになっています。

家族や先生などにも協力してもらい、二次試験のリハーサルを入念に行っておきましょう。

将来の英語力アップも目指して勉強しよう

以上、今回は英検3級の勉強方法について紹介しました。英検3級は英語の基礎をしっかりと確認する問題ばかりです。ですので、ただ「3級に合格すればいい」と考えるのではなく、常にその先を見据えながら、文法項目など一つ一つをおろそかにせず勉強していくようにしましょう。

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