英単語覚えるコツ

英単語を暗記するための8つの秘訣!

「一番辛い」という方がたくさんいる単語暗記。

いつまで経っても覚えられなかったり、一生懸命苦労して覚えたのにまたすぐ忘れてしまったり、多くの方が悪戦苦闘していらっしゃるのではないでしょうか。

ですが単語力は、英語のスピーキング、リーディング、リスニング、ライティングの4技能をカバーする大切な能力です。

逆に言えば、単語をしっかり覚えただけでかなりの成績アップが期待できる、もっとも即効性の高い勉強とも言えるのです。

今回はそんな英単語力を上げるための8つの暗記テクニックをご紹介します。

まずは英単語暗記に取り組む姿勢、心構えから押さえていきましょう。

英単語学習をする上で押さえておきたい心構え

闇雲に単語を覚えようとしていると、ただの作業になってしまいます。

作業になってしまうと記憶がしっかり定着しませんし、何より勉強が苦しくてただの苦行になってしまうかもしれません。

英単語が作業にならないように、まずは3つの心構えをしっかりと理解していきましょう。

心構えその1:知識が増える自分を観察する

単語の暗記は大変なこと。

しかし知識量が増えていく自分を楽しむ姿勢を持てれば、大変さも和らぎます。

例えば「3回繰り返せば、自分は忘れないな」といった気づきや「絶対にこれは忘れてしまいそうだ、ほらやっぱり忘れた」といった冷静な観察をしていれば、それほど大変な気持ちにはならなくなくなります。

自分の性質を把握することで、効率的に覚える方法も見つけやすくなります。

「覚えねば!」と義務感に押しつぶされてしまわないようにし、時々は立ち止まって、科学者のように自分の記憶のメカニズムを調べてみる気持ちで取り組むのがコツです。

心構えその2:メリットや目的を振り返る

「英単語を覚えればいい」ということはわかっていても、一体どのようなメリットがあるのか勉強しているうちに忘れてしまう場合があります。

時々は立ち止まって「なぜ英単語を勉強するのか」という目的を振り返ることも大切です。

例えばスピーキングの能力があっても、わからない単語が多かったらどうでしょうか。

もちろん思うように話すことはできないでしょう。

もしスピーキングの点数がなかなか目標に届かない場合、原因はスピーキングの能力不足ではなく単語力不足かもしれないのです。

単語力は英語の4技能すべてに関わってくる大切な能力です。

そのため、このようなケースはスピーキング以外でも起こりえます。

単語力を上げることで結局自分のどこが弱点で、どこが得意か判断しやすくなります。

だからこそ、英単語はしっかり勉強しておく必要があります。

また、単語力があれば、今勉強している分野の大切なポイントだけに絞り込んで勉強できます。

多くのことをいっぺんにやろうとすると技術は上がらないもの。

英単語に足を引っ張られてどこが大切なのか明確にできない状態で勉強を進めないようにするためにも、まずしっかりと学習しておくことが重要なのです。

心構えその3:自分に期待しすぎない

「英単語が覚えられない」と言っているとき、あなたは何故覚えられないと考えてしまうのでしょうか。

恐らくそれは、自分がかけた時間を計算して、自分が想定していた量より覚えられていないので「覚えられない」と感じているに違いありません。

つまり勝手に自分でかけた時間に対しての覚えられる単語量を想定し、予想を下回っているので覚えられないと感じているわけです。

ですが、それは単に自身でハードルを上げすぎているだけの可能性があります。

期待値を高く設定しすぎているわけです。

英語がペラペラの人を見ると、あたかも何もしないでも覚えられたように感じます。

しかしそのような人たちも、毎日多くの時間を費やしてもだえ苦しみながら英単語を覚えた時代があったのです。

考えてみるとネイティブの方は、24時間、まさに起きてから寝るまでずっと英語に触れています。

それに対して、我々が英語に触れているのはせいぜい1日1、2時間です。

ネイティブの10%も触れていないわけですから、英単語が頭にスイスイ入ってくるはずはありません。

逆にいえば、それだけ大変だからこそ、やりきれば人と差がつくとも言えるでしょう。

それだけ大変だからこそ、英語の資格を持っていれば就職で有利になったり、数多くの「いいこと」があるのです。

つまり大変だからこそ、やりきった先には「大きな価値」があるのです。

もしかすると今あなたが考えている「自分が覚えられる量」は、少し過大評価してしまっているかもしれません。

最低でも単語集を3回、いや10回〜20回は繰り返すという気持ちで、気長に取り組むことが大切です。

英単語を覚える8つのテクニック

ではここからは英単語を覚えるテクニックをご紹介していきましょう。

心構えでも述べた通り、単語は覚えることは一朝一夕ではできません。肩肘をはらずに臨むことが大切です。

その1:キリをつける

まずはダラダラやってしまわないことです。

単語の暗記は1回で覚えることはできません。

数日経ったらまた忘れてしまうものなのです。ですので、「とりあえず現状どこまで覚えればいいか」というキリをつけましょう。

例えば英単語を見た瞬間に、すぐ日本語が口に出せるという状態を目指すとします。

50個覚えるとしたら、途中でちょっとでも行き詰まったら、もう一度頭からまた覚えていく。

英単語を見て、日本語がすぐ出てくる状態を、最後の50個目まで進めたら今日の分は終了とします。

基準やルールは自分自身で柔軟に決めて構いませんが、とりあえず「どこまでできれば今日は英単語の勉強を終えていいのか」という決めごとはしっかり決めて守るようにしましょう。

その2:復習は前日の分だけ

さて覚えた分の復習は大切ですが、ここでもある程度けじめをつけておかないと一向に単語集が進まないということになってしまいます。

記憶したことを一番忘れてしまうのは翌日と言われています。

忘却曲線を見たことがある方もいるかもしれませんが、人間は一晩眠ると7割近くの記憶がなくなってしまうそうです。

だからこそ前の日の単語は、復習した方が効率的です。

とはいえ、2日以上前に覚えた英単語をまた復習するとなると、時間がかかってしまいます。

2日以上前のことはもうきっぱりと諦めて前に進んでいきましょう。

その3:一定のテンポを守る

一日のノルマを50個とした場合、このペースを守って、過去のことは気にしないようにすることは重要です。

なぜなら「しっかりすべて覚えてから進む」というやり方をしていると、いつまでたっても単語帳の一番最初の場所から抜けられなくなるからです。忘れてしまうのはしょうがないと考え、どんどん前に進んでいきましょう。

完璧を目指すよりも一定のペースでどんどん進めていく方が継続できます。

その4:覚え方をコロコロ変えない

単語を覚える方法としてよく言われるのが、「書きながら単語を覚える」「リスニングをしながら覚える」といった方法です。

ですが、これらの方法があなたの中でマッチしているとは限りません。

むしろ合っていないやり方であるのに、その場その場でやり方をコロコロ変えると逆効果になってしまいます。

英単語の暗記は、3ヶ月以上かかる長期戦ですので、一定のテンポで止まらずに進めることが重要なのです。

なお、単語帳を選ぶ際は、左側に英単語、右側に日本語が書いてあるシンプルな単語帳が一番おすすめです。

そして日本語部分を隠しながら英単語を見て、日本語を口に出します。

途中でつかえたらまた一番上からはじめ、それを50個分こなします。

シンプルなルールで続けることができ、もっとも効率的です。

その5:1日の記憶量をしっかりと把握する

自分の限界をしっかりと認識することも大切です。

1時間費やしたら、自分が何個覚えられるかを、きちんと数値として割り出しましょう。

例えば1時間に50個覚えられることがわかったら、一か月で1500個覚えられます。

それがわかれば計画も立てやすくなりますし、「何月何日にこの英単語集の一周目を終えることができるのか」ということが明確になります。

ゴールが見えているので、モチベーションが続きやすいのです。

その6:2周目の分量は1周目と変えない

とりあえず暗記で一番大変なのは一番最初。1周目です。

2周目以降は「覚える」というよりも「思い出す」という作業になるため、労力も少なく済みます。

とりあえず英単語集を1周最後まで終えたら、すぐに2周目に入っていきましょう。

2周目は1周目より労力が少なくなりますが、 あえて2周目も1周目と同じペースで進めていくのがおすすめです。

1周目と同じ作業を行うとモチベーションの維持が難しくなる場合があるため、少し楽なぐらいがちょうど良いのです。

その7:3周目以降は分量を増やす

英単語集を2周目も終えたら、3周目はさらに簡単になるはず。

3周目以降は倍ぐらいに増やしても良いでしょう。例えば50個ずつ毎日覚えていたのであれば、100個ずつにしても同じ時間でこなせます。

またはどうしても覚えられない単語だけチェックして、その単語だけに集中してやるといった風にアレンジしても良いでしょう。

そのようにあとは少しずつ穴を埋めていきながら単語集のすべてを覚えていくのです。

その8:大事なテスト前に総復習

英単語集を何度か繰り返したら、一旦単語集から離れてしまっても良いでしょう。

そしてTOEICの試験や英検などの大事なテストがある直前に一気に復習していくというのがおすすめです。

テストを活用することで適度に英単語を復習できるようになりますし、テストのスコアアップも見込めます。

まとめ

以上、今回は英単語の勉強の心構えと具体的なテクニックを8つご紹介しました。

単語帳を一冊覚えることは、一大プロジェクトです。

衝動的にはじめたり、1日、2日の成果に目を向けすぎて一喜一憂することがないように一定のペースで続けましょう。

そうすれば、最終的に単語帳すべてを覚えることができます。

まずは最初から最後まで。

1周目はとても大変ですが、乗り越えれば徐々に楽になり力が身についている実感が得られますので頑張ってみてください。

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