英検準2級に合格!勉強法のコツとは?
英検準2級は、中高生でも合格している人が多い級ですよね。
効率的に勉強すれば、一発合格することができますよ。
今回は、英語が好き、得意という人はもちろん、苦手だけど頑張って合格したいと考えている人まで、英検準2級に合格するための勉強法のコツについてご紹介します。
英検準2級のレベル
英検準2級は、英検公式のホームページで「高校中級程度」のレベルとされています。
英会話などに通っていて、英語が得意な小学生でも合格していることもあり、簡単と思われがちですが、通常のレベルで言えば高校レベルですから、それなりの英語の基礎力、単語力が必要となります。
勉強法のコツ1:単語を覚える
英検はどの級にも言えることですが、まず単語を覚えることが必須です。
その級ごとに出題される単語がありますから、しっかりと覚えていくことで、合格した後の次の級へのステップアップも確実にできます。
学校の英語の試験や、大学受験などでも単語が身についていれば解ける問題は圧倒的に増えますよ。
なんとか、この級に合格できればいいや…という気持ちではなく、ぜひ「級で必要な単語はすべて物にする」という意気込みで取り組んでください。
準2級に合格するためには、単語帳の8割程度覚えられていれば、一発合格も可能でしょう。
他の対策に手を出す前に、とにかく単語帳を集中してやり遂げてください。
おすすめの単語帳はこちらです。
英検準2級 でる順パス単 (旺文社英検書)
準2級の語彙数は2,600から3,600程度とされていますが、英検受検者におなじみのこの単語帳では、英検に出る順番に覚えていくため、効率よく単語を身に付けることができます。
音声データもありますから、目だけでなく、耳からも正しい単語を覚えるようにしましょう。
スペルだけで適当に単語を覚えてしまうと、リスニングの時に苦労しますよ。
また、チェックテストも入っていますので、単語をどれだけ覚えられているのか間に挟み込みながら覚えていきましょう。
英単語はもちろん、熟語や会話表現も掲載されていますから、この1冊でかなりの内容を勉強することができますよ。
単語の覚え方
準2級レベルの人は、自分にぴったりの単語の覚え方がまだ見つけられていない可能性もあります。
方法はさまざまで、どれが一番良い、ということはありません。
自分に一番合う方法を早目に見つけることで、それ以降の暗記が楽になるでしょう。
よくある方法は下記のようなものですね。
・カード形式で覚える
・シートで隠して覚える
・書くことで覚える
・口に出すことで覚える
・目で見て覚える
・スマホなどを活用して覚える
どの方法でも、覚えるまで何周も繰り返すことが大切です。
人の記憶は定着するまで、繰り返す必要があります。
カード形式は、覚えられない単語を取りだして、何度も集中して行うこともできますし、スマホアプリでは自動的に覚えていない単語を何度も表示してくれるものも。
書かなければ頭に入ってこない、という人もいれば、口に出して発音することで記憶できる、目で目視するだけで覚えられるなど、自分ならではの覚え方を速く見つけ出してくださいね。
勉強法のコツ2:模試形式で解いてみる
準2級の単語がある程度身に付いたら、模試形式で問題を解いてみましょう。
過去問題を解くのが良いですから、こちらの本をおすすめします。
2019年度版 英検 準2級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
過去6回分が収録されていますから、量としても十分ですね。
まず1回か2回分解いてみましょう。
解く時には、かならず時間を計って行います。時間があれば解ける、ということも大切ですが、本番に時間切れとなれば、得点はありませんよね。
答えられても時間内でなければ、英検では残念ながら評価されないのです。
本番と同様の時間で解けるかどうか、試してみてください。
自動採点サービスもありますから、解いてみて成績が良いようであれば、単語も文法力も問題ないでしょうから、問題形式に慣れるための勉強を続けるとよいですね。
残りの回数分の模試を解いていき、解けない問題をピックアップして何度も繰り返して全て解けるようにしましょう。
音声もダウンロードしてスマホで再生することができ、使い勝手もとても良くなっています。
勉強法のコツ3:出題形式に沿った問題集に取り組む
模試形式で1回か2回分解いてみて、分からない部分があったり、納得できないものがあれば、出題形式に沿った問題集に取り組むのがおすすめです。
1ヶ月かからずにできる、この問題集をおすすめします。
DAILY20日間 英検準2級集中ゼミ 新試験対応版 (旺文社英検書)
1日30分、20日間で終わるようになっていますので、無理なく取り組めるでしょう。
また、解いてみて間違いが多い場合には、2周、3周と繰り返して行うのもおすすめです。
苦手部分が決まっていれば、その部分のみチェックしておき、2周目ではそこのみ行えば、高速で復習して身に付けることもできます。
問題の攻略方法のポイントについても、分かりやすく説明されていますから、初めて英検を受ける人にもおすすめです。
出題のポイントをおさえることで、解きやすくなるでしょう。
勉強法のコツ4:文法の基礎固めをする
準2級は、高校中級程度のレベルです。
模試や問題集を解いてみて、理解がおぼつかない場合は、基礎的な文法が分かっていない可能性があります。
遠回りと思われるかもしれませんが、中学英文法を一度やり直すのもよいでしょう。
この本は、中高生というより、英文法をやり直したい大人向けのものです。
Mr. Evineの 中学英文法を修了するドリル Mr. Evine シリーズ
サイズが大きいので、持ち運んで読むタイプではなく、机の上で解いて学ぶドリルです。
30日間で終わらせることができますから、一度やり直し勉強をしてみてはいかがでしょうか。
簡単、すぐ分かるという項目は、1周目のみでよいですね。
もし分からなかった、解いたけど間違いが多かったという項目があれば、2周、3周と繰り返して解き、完全に身に付けてしまいましょう。
準2級はもちろんですが、この先、英検や英語能力資格を受ける、英語を使う可能性があるという場合には、中学の英文法は必須です。
英会話でも、中学の英文法がマスターできていれば、話せる内容は大幅に増えます。
さすがに中学英文法は理解できているけど、高校時代の英文法に不安がある、という人は同じシリーズのこのドリルを解いてみましょう。
Mr. Evineの英文法ブリッジコース[中学修了→高校基礎] Mr. Evine シリーズ
高校の基礎部分までは行っていますから、準2級の問題を解くのがあやしい大人にぴったりの英文法ドリルです。
高校生の時、どうにも理解できなかった部分が、大人になってこのように説明されると、そういうことだったのか、と納得できますよ。
今、小学校や中学校、高校に通っていて文法をしっかり身に付けたいと考えている場合には、こちらの本が分かりやすくておすすめです。
中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。
通常は、高校に入る前や高校に入った後などの復習で使うことが多いのですが、準2級を目指すレベルであれば、小中生にも最適でしょう。
イラストも多く、時制についても理解しやすく解説されています。
問題数も多く、出来るようになったと実感しながら進めていくことができますよ。
中学3年間の英文法がこの1冊でカバーされていますので、文法の足固めとして最適でしょう。
中学英文法はマスターできているけど、その先が少し不安という方は、こちらに進みましょう。
高校 英文法を ひとつひとつわかりやすく。
先ほどの本の高校生版です。
理解できていない部分をピックアップして勉強するのもよいですね。
勉強法のコツ5:面接対策をする
単語と文法がマスターできて、対策問題をこなしたら1次試験は突破できるでしょう。
2次試験の面接が心配という人もいるかもしれませんね。
これまで英検を受けてきていれば、面接の雰囲気なども分かっているはずですが、準2級から受けるという人は、面接は未知の世界。
どんな出題がされるのか、わかっているだけでも安心できますよね。
2次試験の対策については、こちらの本がおすすめです。
【CD+DVD付】10日でできる! 英検準2級二次試験・面接完全予想問題 (旺文社英検書)
10日間で対策できますから、1次試験の結果が出てからでも大丈夫ですよ。
DVDもついていますから、面接がどんな感じで行われるのか雰囲気もつかむことができます。
また、入室までの流れなど、基本的なことも紹介されています。
分かっていれば、あれこれ心配することなく面接の場まで行くことができますよね。
重要表現や、人物を描写する表現、さらに自分の意見を述べる時に使える例文なども掲載されています。
こういう言い方をすれば伝わるのか、と気付くことも多いでしょう。
2次試験では、No.4とNo.5のクエスチョンの難易度が高めです。
それは、自分の意見を述べなければならないからです。
しっかりとYes,Noで自分の立場を明らかにし、その理由を伝えられるよう練習をしましょう。
完璧でなくても構いませんから、例文などを参考にして、いくつも英文を作って話してみましょう。
また、口からなかなか英語が出てこないという人も多いでしょう。
音読などを英語勉強に取り入れることも大切です。
読み上げるのはできるが、相手がいると緊張して英語が口から出ない、という場合はスピーキングの練習をするのもおすすめです。
家族や友人を面接官にして、実際に話してみるのもよい練習になります。
この部分は、これまでの経験や性格なども影響してきます。
話すのが得意、日本語でもプレゼン経験がある人は、それを英語に置き換えるだけですから、練習しやすいでしょう。
話すこと自体があまり得意ではない、入試の面接も苦手だった、という人は、家族などを面接官に仕立てて、練習をしっかりしておくとよいですね。
英語を話すことが身についていない場合には、オンライン英会話を利用するのもおすすめです。
その場合、マンツーマンで英語のみ話せる先生を選ぶとよいでしょう。
英検の面接対応ができる教室もありますから、問題を出してもらうことで対策勉強もできます。
もっとよい表現方法などを教えてもらえることもあるでしょう。
マンツーマンで30分、1時間と英語で話すことに慣れていれば、面接で英語で話すことへの抵抗感を減らすことできますよ。
英語はコミュニケーションですから、試験勉強だけでなく、人と英語で話すことも経験しておきたいですね。
勉強法のコツを知って、英検準2級に合格しよう!
英検準2級の勉強法のコツについてご紹介しました。
まずは単語です。
準2級で出題される単語をしっかりマスターしましょう。
単語、文法とそのレベルに達していれば、模試を数回繰り返すだけでも合格できるでしょう。
出題形式に対応できていない場合には、対策問題集に取り組んでください。
文法が準2級レベルに達していなければ、できない部分まで戻って基礎固めするのがおすすめです。
2次試験対策についてもご紹介しましたので、面接でも英語で話せるように練習して、合格してくださいね。