英語の早口言葉で発音を良くしよう!有名な早口言葉10選
英語で早口言葉、試したことがありますか?発音を良くするのにとっても効果的なんですよ。
英語を話すだけでも大変なのに、英語で早口言葉を言うなんて…!と拒否反応を起こす英語学習者も多いのですが、毎日少しずつ練習していけば出来るようになります。
日本人にとって発音が難しいものも、早口言葉でトレーニングすれば感覚がつかめます。
今回は、英語の早口言葉を10選ご紹介します。
発音が良くなる?英語で早口言葉
早口言葉は英語で 「Tongue Twister」 と言います。
「Tongue」は舌、「Twister」は、ねじれる」という意味があり、ただただ速く言う、というのではなく、「舌がねじれる」というイメージですね。
苦手な発音を組み合わせて練習することで、発音の練習はもちろん、発音矯正、さらに流暢に英語が口から出てくるようになる、とっても効果的なトレーニングです。
堅苦しく考えず、まずは楽しく口に出すことから始めてみましょう。
英語の早口言葉1:SとSh
まずは、英語の早口言葉として有名なこの言葉からご紹介します。
She sells sea shells by the seashore.
彼女は海岸で貝殻を売っている。
SとShを交互に発音することになるので、正しく発音練習が出来れば、口の周りの筋肉が疲れるはずです。英語って、日本語に比べて口の周りをすごく動かすんだな、と実感できる早口言葉の一つですね。
Shは、口をすぼめて発音しましょう。人差し指を当てて、静かにしてね、の「シー」のような口のイメージを持っておくとよいでしょう。
Sは、舌も口も力を抜いて「スィ」というイメージを持って発音してくださいね。
英語の早口言葉2:P
次は、pの発音に集中して練習してみましょう。
Peter Piper picked a peck of pickled peppers.
ピーター・パイパーはたくさんの唐辛子の漬物を拾った。
pは音をはじいて発音しますが、日本語ではこういった動きはあまり無いので、口がスムーズに動きづらいですよね。この早口言葉で、pの発音が自然にできるようにしてしまいましょう!
ちなみに、この早口言葉には続きがあります。
早口言葉を一通り終えたら、続きも練習してみると面白いかもしれませんね。
Peter Piper picked a peck of pickled peppers.
A peck of pickled peppers Peter Piper picked.
If Peter Piper picked a peck of pickled peppers,
Where’s the peck of pickled peppers Peter Piper picked?
ピーター・パイパーはたくさんの唐辛子の酢漬けを拾った。
ピーター・パイパーが拾ったたくさんの唐辛子の酢漬け。
もしピーター・パイパーがたくさんの唐辛子の酢漬けを拾ったら、
ピーター・パイパーが拾ったたくさんの唐辛子の酢漬けはどこにある?」
英語の早口言葉3:B
pと同様に、音をはじいて発音するbについても、早口言葉でトレーニングしてみましょう!
A big black bug bit a big black bear.
大きな黒い虫が大きな黒い熊を噛んだ。
ここで、pとの発音の違いを確認しておきましょう。
bはpと異なり、声帯を震わせます。実際に発音してみて、声帯が震えているか確かめてくださいね。
また、こちらも続きがあります。
A big black bug bit a big black bear, but the big black bear bit the big black bug back.
大きな黒い虫が大きい黒い熊を噛んだ。でもその大きな黒い熊はその大きな黒い虫を噛み返した。
慣れてきたら、続きも練習してみましょう。
しかし、黒い熊は噛み返したのですね。やはり熊の方が強いのでしょうか。
英語の早口言葉4:V
Vincent vowed vengeance very vehemently.
ヴィンセントはとても激しく復讐を誓った。
なかなか熱い早口言葉の内容ですね。
vの発音は、bとは異なりますから注意が必要です。
fの発音の時と同じように、上の前歯を下唇に当てて、そのまま「ブー」と発音してください。
震える感覚を感じ取ってくださいね。
また、難しい単語が並んでいるのも、この早口言葉の特徴です。
せっかくですから、早口言葉を言いながら単語の意味を覚えてしまいましょう。
vow 誓う
vengeance 復習
vehemently 激しく、熱烈に
英語の早口言葉5:VとB
Vivian believes violent, violet bugs have very big value.
ヴィヴィアンは、激しいすみれ色の昆虫に大きな価値があると信じている。
bとvの発音を早口言葉で練習したら、これらが交互に出てくる早口言葉で更にブラッシュアップしましょう。
bは唇を重ねて「バ行」のように、vは上の前歯を下唇に当てて発音してください。
最初はゆっくりと丁寧に、発音の仕方を復習しながら行い、少しずつスピードアップしていくとよいですよ。
英語の早口言葉6:LとR
Red lorry, yellow lorry.
赤いトロッコと黄色いトロッコ
日本人が最も苦手とする発音がRですよね。
この早口言葉はLとRの発音練習が同時にできます。また、違いを感じ取りながら発音することで効果的に発音を理解することができるでしょう。
Lは前歯の後ろに舌をつけて発音し、Rは、舌を喉の方に巻くイメージで発音します。
短い文ですので、3回ほど繰り返して言う練習をしましょう。
英語の早口言葉7:LとRとF
Freshly fried fresh flesh.
油で揚げたての新鮮な肉
LとRはもちろん、Fの発音練習も含まれています。
Fの発音のポイントは、上の前歯を下唇に乗せて、下唇を前に弾くようにすることです。
RとLで異なる単語であることにも気を付けてください。
せっかくですから、単語も一緒に確認してしまいましょう。
fresh 新鮮な
flesh (動物などの)肉
英語の早口言葉8:ThiとSi
I can think of six thin things, but I can think of six thick things too.
6つの細いものも、6つの太いものも思いつくよ。
thinkの発音は、thを含み、thiとSiの発音が一緒になってしまう人も多いのではないでしょうか。
Thiは、舌を前歯の隙間から軽く出したまま、息を吐きながら発音します。
英語の早口言葉9:Th
He threw three free throws.
彼はフリースローを3回投げた。
Thの発音練習ができる早口言葉です。
舌を前に出して、前歯で軽くはさみながら「スー」という音を出しましょう。
この早口言葉は、まさに集大成。
Th,R,Fの発音が含まれています。
これまで練習してきた発音を確認しながら、トレーニングしてくださいね。
英語の早口言葉10:S
集大成までご紹介してきましたが、最後にご紹介するのは、実は難しい早口言葉としてギネスブックにも掲載されている、この早口言葉。
The sixth sick sheik’s sixth sheep’s sick.
病に伏せっている6番目の長老の6番目の羊が病気だ。
Sを連続して使うため、ネイティブの人でも難しいと感じるようですよ。
是非、チャレンジしてみてくださいね。
英語の早口言葉を練習して、発音をマスターしよう!
英語の早口言葉を10選、訳も含めてご紹介しました。
練習しやすい順でご紹介しましたので、初めての方は順番にトレーニングをしていくと、スムーズに進められるでしょう。
Rの発音は難しいものの、Lと比較しながら練習することで感覚が掴みやすくなります。
RとLが交互に出てくる早口言葉は、練習にはもってこいですね。
また、Vはそれほど難しくないと思っている人も多いと思いますが、Bとの発音の違いを体感して練習してみてください。
最後には、ネイティブでも難しいと感じる早口言葉をご紹介しました。
ただし、実際に言ってみると、日本人にはRやFを使った早口言葉の方が難しいと感じるかもしれません。
それは、日本語にない発音をしなければならないからですよね。
舌の位置や口の形を意識しながら、発音するのは大変ですが、早口言葉で練習を続けていくうちに自然にできるようになりますよ。
実際に会話をする時には、初心者は文を組み立てるのでいっぱいいっぱいになりがち。
でも、早口言葉を練習しておけば、発音は自然と口が動いてくれるようになります。
ここで最後に、10選には漏れてしまいましたが、楽しくcanを発音する早口言葉をご紹介します。
Can you can a can as a canner can can a can?
あなたは缶詰業者が缶を缶詰めできるように缶を缶詰めできますか?
発音自体は難しくないので、口がスムーズに動くように練習してみてください。
ゲーム感覚で、英語の早口言葉に取り組んで、英語の正しい発音を身に付けましょう!