中学英語の必ずおさえておきたい基本文法10選 | しっかり基礎を学びなおそう
中学の英語の基本文法、覚えていますか?
実は、英文法の基礎は中学レベルのものなのです。勉強したはずなのに、うろ覚えだったり、しっかりマスターできていないと、先に進んでもあまり効果がないことも多くあります。
「急がば回れ」とはまさにこの事で、もしあやふやな部分があるのであれば、一度中学レベルまで戻って勉強し直しましょう。
必ず押さえておきたい基本文法を10選、ご紹介します。
中学英語の基本文法 1.名詞
基本文法として一番初めに押さえていきたいのが、名詞です。
簡単すぎる!と思うかもしれませんが、英会話はもちろん、英検やTOEICなどに進んだときに、あれ?と見直すことが多いのが名詞。
人物、場所、物体など具体的な対象を示す時に使う品詞で、単数と複数はもちろん、数えられる場合は加算、数えられないものは不加算となることにも注意しなくてはなりません。
日本語にはない感覚なので、早めに身に付けてしまいましょう。
また、ここで完璧に覚えられなくても、仕組みだけは頭に入れておくことで、先に進んで必要になった時に納得できるようにしておくことも大切です。
可算名詞の単数と複数
数えられるものの中には、単数と複数があります。
椅子を指すのでも、1脚を指すのか2脚以上を指すのかで
単数chair 複数chairs
と異なります。
引っ掛かりやすいのが、歳月についても加算名詞となることです。
1 yaer(1年)が2 years(2年)となるように、日本語とは異なりますので、注意しましょう。
不可算名詞
形がなく、数えられないものは不可算名詞となります。
たとえば、水は数えられませんので、watersと複数になることはありません。
コーヒーなど液体は数えられないのですが、2杯のカップに入ったコーヒーで数えることもあります。
a cup of coffee (1杯のコーヒー)
two cups of coffee (2杯のコーヒー)
正しい英文法として覚えておきたいですね!
ちなみに、英語圏のファストフードなどで注文する時は、
one coffeeやtwo coffeesと使うことが多くあります。これは、coffeeを商品として捉えているからです。ただ、英語の試験でこのような使い方をするとバツをもらってしまいますので、要注意です。
中学英語の基本文法 2.動詞
動詞は、動きなどの状態を表す時に使う品詞です。日本語と異なるのは、主語によって変化すること。
それぞれの場合でどのように変わるのか、確認してみましょう。
IやYouが主語、または主語がTheyなど複数の場合
IやYouが主語、または主語がTheyなど複数の場合には、動詞の原形を使います。
I take a shower.
You take a shower.
We take a shower.
They take a shower.
HeやSheが主語で単数の場合
HeやSheが主語で単数の場合には、動詞が変化します。
He writes a letter.
She writes a letter.
A man writes a letter.
過去形の場合
過去を表現する時に使うのが過去形です。
I took a shower.
He wrote a letter.
のように、動詞が過去形になります。
takeもwriteも不規則動詞です。
edを付けると過去形になる規則動詞もあります。
たとえば、open は openedとedを付けるだけで過去形にすることができます。
たくさんのパターンがあるので、練習問題をこなして覚えてしまいましょう。
中学英語の基本文法 3.形容詞
名詞を修飾するパターンと、主語の補語をするパターンを持つのが形容詞です。
この2つのパターンを理解するとよいでしょう。
名詞を修飾するパターン
形容詞を名詞の前に置き、名詞について説明する役割があります。
I have a big bag.
ここでは名詞、bag(カバン)を形容詞、big(大きい)で修飾しています。
形容詞がなければ
I have a bag.
となり、私はカバンを持っています。
これでも文は完結しますが、どのようなバックか伝えたい時に形容詞を使うことになります。
主語の補語するパターン
動詞の後ろに形容詞を置くことで、主語の状態を保護します。
He is happy.
She is pretty.
Happyとprettyが形容詞で、動詞より後ろに置いて、主語であるHeとSheの状態を補語しています。
補語して使う場合には、冠詞(aやthe)はつかないので注意しましょう。
それではこの文はいかがでしょうか?
She is a pretty girl.
このprettyはgirlという名詞を修飾する形容詞として使われています。
そのため、aという冠詞を用いています。
2つのパターンの使い分けに慣れるといいですね。
中学英語の基本文法 4.副詞
副詞は動詞を修飾するものです。
先ほどご紹介した形容詞と間違えてしまう人が多いので、違いをはっきりと理解しておきましょう。
I speak English slowly.
ここでは、speakという動詞を修飾して、slowlyという副詞を使用しています。
中学英語の基本文法 5.助動詞
動詞の前に付けることで、動詞を助ける助動詞。
Canやwillと言われれば、思い出す人も多いでしょう。
助動詞が付くと、動詞は原形を使うことになります。
主語が単数であっても、過去のことであっても、動詞の原形です。
He took a shower → He can take a shower
他にもmust, would, may, could, may, shouldなどが中学で学ぶ助動詞になります。
中学英語の基本文法 6.前置詞
名詞の前に置くことで、文を明確にしてくれるのが、前置詞です。
He put food on the table. (彼は食卓に食べ物を並べる)
この場合、onが前置詞となり、食卓の「上に」並べていることを表しています。
Let’s sing together with me. (私と一緒に歌いましょう)
ここではwithが前置詞となっていますね。
また、時間を示す時にも前置詞を使います。
My mother gets me up at 7. (母は私を7時に起こす)
時間の前にatという前置詞を使います。
中学英語の基本文法 7.接続詞
文と文を繋げるために使うのが、接続詞です。
前置詞は名詞が続きますが、接続詞は、主語、動詞と文章が続くのが特徴です。
ButやSo, Becauseなどがあります。
テストの点数がよくても…
It is good, but you need study English. (よいです、しかしあなたは英語の勉強が必要です。)
のように使えますね。
中学英語の基本文法 8.関係代名詞
2つ以上の英文をくっつける場合に使えるのが関係代名詞です。
I met my friend.(私は私の友達に会いました)
He got married.(彼女は結婚しました)
My friendとHeは同一人物です。
これを一つの文にするためにWhoを使います。
I met my friend who got married.
長文と思っても、関係代名詞によって文が長くなっているだけ、ということもあります。
分かっておけば、焦ることなく対応できますね。
中学英語の基本文法 9.比較級、最上級
これよりも大きい、この中で最も、という表現の時に使えるのが、比較級や最上級です。
比較級
Tom is taller than her. (トムは彼女より背が高い)
形容詞であるtallの後にerを付けて、比較級にしています。その後にthanを付けるのも忘れずに!
また、形容詞でerを付けられない場合には、more 形容詞 thanで作ります。
Emily is more beautiful than Betty. (エミリーはベッティーより美しい)
最上級
「最も」という表現で使う最上級。
The 形容詞の最上級 名詞という形で使われます。
Tallにestを付けて最上級にした例文をご紹介します。
Emily is the tallest in our class. (エミリーは私たちのクラスで一番背が高い)
Deliciousはestを付けられません。そのため、mostを前に付けます。
This bread is the most delicious bread in the shop.
(このパンは、その店の中で一番美味しい)
中学英語の基本文法 10.現在完了形
英文法でつまずくのが、時制。
現在形、過去形、現在完了形、過去完了形、未来形がありますが、その中で最もつまずく現在完了形について解説します。
たとえば、英語を勉強する、は現在形ですが、前から継続して勉強している場合には、現在完了になるのです。
この場合、
現在形 I study English.
現在完了形 I have studied English.
となるのです。
現在完了形を使って会話ができるようになると、英語が使える人だな、という印象を受けます。
無理に会話にねじこまなくてもいいのですが、会話中でよく使われる時制のため、感覚的になれることをお勧めします。
中学英文法を10選!マスターして先に進もう!
中学英語の文法を10選ご紹介しました。
中学英文法は、英語の基礎中の基礎。しっかり身に付けることで、英会話はもちろん、英検などの資格勉強もはかどること間違いなしです。
紹介した中で、忘れてるなぁと思う部分があったら、勉強し直してみてはいかがでしょうか?
英語の勉強に行き詰まっている場合にも、一度中学レベルの文法に戻ることで先に進むこともできますよ。たかが中学の英文法、と済まさず、まずはここから足固めをしてみてくださいね。