英語中級者が上級者になるための最適な方法とは?
英語中級者の方は、ある程度英語が話せるようになってきたとしても、あるところで伸び悩むことがあります。そのような時は学習法を少し切り替えてみると、壁を越えられる場合があります。
その切り替えの方法としておすすめなのが、英語でよく使うフレーズを勉強してみること。
今回はフレーズを覚える利点や、その探し方についてご紹介します。
フレーズをたくさん覚えるのが上級者への近道
英語中級者が上級者になるためには、実際に使えるフレーズをたくさん覚えることがかなり効果的です。例えばTOEICで800点や900点以上のスコアを取っていても、「なかなか実際の場面で言いたいことを表現できない」といったことはよくあります。そのような場合、生活の中でよく使うフレーズを知らないだけの可能性があるのです。
例えば以下のようなフレーズが挙げられます。
I know what you’re thinking.
Just because you’re right doesn’t mean I’m wrong.
Don’t justify yourself.
少しでも使えそうだなと思ったら、短いものから長いものまでスラスラ言えるよう繰り返し練習してみましょう。1日10個ずつでも1か月で300個覚えられます。
特にビジネスの場面では、オブラートに包んだ表現のフレーズがとても役立ちます。例えば「I’m afraid that(恐れ入りますが)」、「I’m afraid to say that(申し上げにくいのですが)」、「Unfortunately(あいにくですが)」などです。
覚えるべきフレーズはどうやって見つけるか
覚えるべきフレーズはどのように見つければ良いのでしょうか。
おすすめの方法は以下の3つです。
その1:英語の記事や洋書などからピックアップする
洋書や英語の記事を読むことは、使えるフレーズを見つけるのに最適です。あなたが英語中級者であれば、「いかにもこれは英語らしい表現だな」とか、「難しい単語は使われていないのに意味がわからない」といったフレーズに気付けるでしょう。そのようなものを見つけたら、ノートやパソコンのメモ帳などに記録して後でまとめて覚えるようにすると、どんどんフレーズを覚えていくことができます。
その2:英英辞書を活用する
英英辞書は微妙なニュアンスが英語のまま理解できるという点もメリットですが、フレーズがたくさん載っている点でもメリットがあります。英英辞書は、わざわざ新しく買う必要はありません。インターネット上に無料で利用できる英英辞書がありますので、そのようなものをダウンロードして利用しましょう。
その3:洋楽を活用する
洋楽を活用するのも有効です。歌詞の中には日常的に使うフレーズがよく出てくるためです。また、フレーズが自然に口をついて出るようにするためには、発音をしっかりと身につける必要がありますが、そういった面でも洋楽を活用したインプットは有効です。歌詞を覚えて英語のリズムや発音を意識しながら自分でも歌を歌っていくと、どのようにして英語を発音すべきか感覚が理解できるはずです。
これが分かれば上級者の仲間入り!
今回は英語中級者が上級者へステップアップするための方法として、「英語特有のフレーズを覚える」という方法をご紹介しました。
洋書や映画を見ると、覚えた英語と実際に使われている英語にかなり違いがあることに驚く場合があります。そのような時、「いままでの勉強はまったく意味がなかった!」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。ですが、そのようなフレーズも無限にあるわけではありませんし、しっかりとした英語の土台ができていれば、新しいフレーズも案外覚えやすいものです。最初は地道で果てのない作業に思えるかもしれませんが、毎日少しずつ行っていくことで、きっと英語力の上達を実感できるはずです。