アメリカンジョーク

アメリカンジョークで英語を覚える!おすすめアメリカンジョーク

海外で放送されているコメディなどを見て、アメリカ人と少し笑うポイントが違うことに戸惑ったことはありませんか?

そういった笑いのポイントを理解するためにも、アメリカンジョークを勉強することがおすすめです。アメリカンジョークを知り、その傾向などを知っておくと英語の勉強も楽しくなりますし、さらにあなた自身がジョークを使えるようになれば、より円滑にアメリカ人とコミュニケーションを取れるようになります。

今回はアメリカにおけるジョークについて、具体的な例、それからアメリカンジョークが学べるアプリなどをご紹介します。

アメリカンジョークを勉強するメリット

ここではアメリカンジョークを日本人が学ぶメリットについて見ていきましょう。

メリットその1:コミュニケーションが円滑になる

人同士が繋がる手段の一つに、「笑い」があることは日本でも同じです。初対面でも一緒に大笑いするようなことがあれば、相手との距離が一気に縮まりますし、逆に笑いの感覚にズレがあると、その雰囲気についていけず、とても寂しい思いをしてしまう原因にもなります。

アメリカ人は仕事中でもジョークで交渉相手などと笑い合うことで、ビジネスを円滑に進めていくようなこともよくあります。日本人でもアメリカンジョークの傾向をよく理解し、使えるようになっておくと大きな武器になることは間違いありません。

メリットその2:英語をより深く理解できる

アメリカンジョークでよくあるのは「多義語の単語をかける」パターンです。その単語の隠れた意味やスラングをよく理解していないと、面白さがなかなかわかりません。日本のダジャレやなぞかけも、日本語について深い理解をしているからこそわかる面がありますが、それと同じ事がアメリカンジョークでもあるのです。例えば「cool」という言葉。「冷たい」という意味だけではなくて「最高」といった意味もありますよね。そういった多義語を利用したジョークが理解できるのは、本当の英語力がないと難しいのです。

逆に言えば、ジョークを勉強すれば、英単語の深い意味を理解できると言えます。多義語を覚えていくのはつらい作業ですが、ジョークならば「面白さ」というインパクトで、様々な言葉の意味を簡単に覚えられます。

メリットその3:アメリカ人の考え方や文化がわかる

アメリカンジョークはダジャレだけではなく、文化的な背景を前提とした「ブラックジョーク」や、さらに皮肉や揚げ足取りも多いです。一方で日本人がよく使う「自虐ネタ」や「容姿いじり」はあまり好まれない傾向にあります。そのようなことを知るうちに、アメリカ人の考え方や文化について、深く理解ができると言えます。

わかりやすいアメリカンジョークの具体例

日本のジョークとは感覚が少し違うアメリカンジョークですが、まずはかなりわかりやすいものからご紹介していきましょう。

まずはアメリカンジョークの構造や流れを理解することが大切なので、ここではあえて英文では紹介せず日本語で紹介します。注目してもらいたいのは、アメリカンジョークは、どこか中途半端に終わるようなところがある傾向です。そろそろオチが来るぞ、と予想させないで終わることが多いのです。日本人の場合「え、終わり?」と面食らってしまうことが多いでしょう。まずは、この独特のリズムを覚えましょう。

わかりやすいアメリカンジョークその1:とあるラジオ番組にて

とあるラジオで日本人批判の番組がありました。

「日本人は自己主張ができない」とか、「自分の意見をはっきり言わないので分かりにくい」とか、「かなり言い方が曖昧で理解し難い」とかいった批判が出ていました。

その時、その番組あてに、日本人からメールが届きました。

「匿名希望の日本人より。日本人のことをそこまではっきり悪く言うことは、できれば、やめてもらえませんでしょうか。無理にとは申しませんが…」

わかりやすいアメリカンジョークその2:プールにて

プールの高さ20Mの飛び込み台に、魔法使いが現れました。

「このプールに飛び込みながら、好きなものを叫べば、下の水をすべてそれに変えてやる」

早速ある男が、「ワイン!」と叫びながらプールに飛び込みました。

プールの水は、全部ワインに変わりました。

その男はたっぷりのワインを楽しみました。

次の順番を待っていた男は、笑いました。

「何でも好きなものに変えてくれるのに、ワインなんかにしてしまうなんて」

そして男は「お金」と叫ぼうと思いながら、飛び込み台からジャンプしました。

しかし飛んだ瞬間、「お金は、飛び込んだ時に頭を打ってしまう」ということに気づいて、慌てて違うものに変えようとしました。

柔らかくて、金目のものってなんだ…?

落下しながら必死で考えましたが、何も思いつきませんでした。

水面はすぐ近くまで迫っています。

「くそ!」

わかりやすいアメリカンジョークその3:とある「富豪」の話

とある富豪が言いました。

「私は妻と結婚したことによって、逆玉に乗って富豪になりました。」

「すごいですね」それを聞いた男は答えました。「結婚する前は何をしていたんですか?」

その富豪は答えました。

「結婚する前は大富豪でした」

スマホで英語が勉強できる、厳選ジョークアプリ

実はスマホで楽しいジョークを学べるアプリがあります。ジョークアプリと呼ばれるものです。効果的な英語学習をすること上でジョークを聞きながら楽しく学べます。

ジョークアプリその1:えいご上手アメリカンジョーク(iPhone有料アプリ)

https://itunes.apple.com/jp/app/xiaotte-jueeru-eigo

こちらはiOS版のみですが、アメリカンジョークが盛り沢山です。アプリにはお金がかかってしまいますが、更新されていく日々更新されるコンテンツは無料でダウンロードできます。

ネイティブの音声がついていますし、日本語訳もついていて勉強に役立ちます。

TOEICレベルは350点から700点までのTOEICスコアの人が対象なので、さほど難しい英単語や英文法も出てこないので、勉強がとてもしやすいと言えるでしょう。

ジョークアプリその2:Jokes!LOLBestFunnyJokeBook(iPhone・Android無料アプリ)

https://itunes.apple.com/jp/app/jokes-lol-best-funny-jokes

www.amazon.co.jp/dp/B00ACWV8ZC

こちらは無料で利用できるジョークアプリです。

ブラックジョークなどもたくさんあるので、アメリカンジョークの上級者向けと言えるかもしれません。無料なのは良いところですが、和訳がなく少し勉強しにくいのが難点。

ジョークアプリその3:FMLOfficial

https://itunes.apple.com/jp/app/fml-official

www.amazon.co.jp/dp/B00DY19AU8

これは以下のアメリカでとてもメジャーなサイトのアプリ版。

https://www.fmylife.com/

様々な笑える話を多くの人たちによって投稿されているサイトです。ネイティブ同士のジョークやお笑いネタで、スラングもかなり頻繁に出てくるので、かなり英語力とジョークに慣れている人でないとほとんどが意味不明だったり、わけが分からなかったりというものが多くなってしまうかもしれません。

最難関レベルのアメリカンジョーク

では少しレベルをアップさせた、難しいアメリカンジョークの具体例をご紹介していきましょう。

どこが面白いのかについては最後に説明します。

その1:とある銀行にて

きちんとしたスーツを着た、見るからに「紳士な」男が銀行に現れました。

「100ドル貸していただけるでしょうか。」

それに対して銀行員は「信用がない人に突然100ドルを貸すわけにはいきません」と言いました。

紳士は銀行の前に停めてあったロールスロイスを指差しました。「あれを担保にしよう」

「あんな高級車ならば、10万ドルでも貸せますよ」

しかしその紳士は、100ドル以上は借りずに銀行から出て行きました。

それから1週間が経過しました。

紳士は利子3ドルを足した103ドルを銀行員に渡して、このように言いました。

「ニューカレドニアは楽しかった」

その2:レモン搾り

マッスル体型の男が半分に切ったレモンを力強く握りしめて、レモンからたくさんの汁が出しました。

レモンをひたすら握りしめた男は潰したレモンを高々と掲げて言います。

「このレモンをさらに握りしめて、まだ汁を出せるやつはいるか?一滴出せれば10ドル払う」

その10ドルが欲しくて多くの人達がレモンを握りしめましたが、誰も汁を出せませんでした。

その時初老のメガネをかけた男が現れました。

細い腕でレモンを握りしめると一滴どころか何十滴も汁が出てきました。マッスルの男はびっくりして、初老の男に聞きます。「お前は一体何者だ?」

初老の男は笑って言いました。

「しがない税務署署員です」

その3:教会の懺悔室にて

教会の懺悔室にはいろいろな人たちが現れます。

「私はこの七面鳥を盗みました」

ある男が、懺悔をはじめました。そして神父に盗んだ七面鳥を見せました。

「大変後悔しています。この七面鳥を神父様が受け取ってもらえますか」

すると神父は「私がその七面鳥受け取るのではなく、盗んだ家に返しに行きなさい」

男は言いました。「返しに行って、もしも断られたらどうしましょう?」

神父は、「それなら、その七面鳥はあなたが持って帰ってもよろしい」と言いました。

その晩、神父が自宅に帰った時、買っておいた七面鳥がなくなっていました。

上の3つのジョークの面白いポイントは?

まず1個目の「銀行」についてですが、要するに紳士は銀行を駐車場として利用したということです。

レモンについては「税務署の人は搾り取る」という意味です。

最後の七面鳥の面白い部分は、「ほかでもなく神父の家の七面鳥を盗んでいた」というところです。どれも若干成立していない気もしないでもないですが、アメリカ人はそういう細かい部分は大目に見てくれるのでしょう。

ジョークを知って楽しもう!

英語を理解するためには、ただ文法や単語だけを理解するだけではなくて、ものごとの考え方や、文化的な背景も理解していることが必要です。

むしろ文化的な背景がしっかり理解できていれば、多少単語の意味や文法などが分からなくても意味がある程度通じることさえあります。何よりも一緒に笑い合えれば、外国人と共感し深い仲になれることは間違いありません。

是非とも英語力アップのためにも、勉強の骨休めとしても、アメリカンジョークを勉強してみてはいかがでしょうか。

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