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就活・転職に使えるTOEICの点数基準は?スコア別一覧

就職活動や転職活動で、TOEICスコアが高得点であれば有利に働くと聞いたけど、どれくらいのスコアが必要なのでしょうか。書いて恥ずかしくないレベルの点数基準は何点か、迷う方も多くいることでしょう。

本記事では、そのような方のために、TOEICスコアごとに就活、転職に使えるかどうかご紹介します。

TOEICのスコアとコミュニケーション能力レベル

まず、TOEICで公表されている、TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルについて確認しておきましょう。

TOEIC470~729点のコミュニケーション能力レベル

レベルCはTOEIC470~729点まで「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」とされています。

470点から729点では、ずいぶん英語能力に開きがあると思いますが、公式ではひとまとめにされています。

TOEIC730~859点のコミュニケーション能力レベル

レベルBはTOEIC730~859点まで「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」とされています。

TOEIC730以上であれば、文法や構文も基本的なものは身についていると考えられますし、単語力も専門的な分野のものもカバーし始めていますね。

通常の会話であれば問題のないレベルと位置付けられているといえるでしょう。

TOEIC860~990点のコミュニケーション能力レベル

レベルAはTOEIC860~990点「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」とされています。TOEICは990点満点ですから、ほぼ満点に近いレベルに達しています。

専門的な単語も頭に入っていることから、そういった分野の話となっても問題なくコミュニケーションを取ることができる、また文法、構文を使いこなし、表現して話すことができるでしょう。

就職や転職に使えるTOEICのスコア

TOEIC公式でのコミュニケーション能力を確認しましたが、実際に就職や転職に使えるTOEICのスコアや基準点はどれくらいなのでしょうか。

新入社員と中途採用で、求められるスコアや状況は異なります。

それぞれ、スコアごとに細かくご説明します。

TOEIC500点未満

TOEIC500点未満である場合には、履歴書に書かない方がよいでしょう。2013年に実施された調査では、グローバル化に対応するために企業が社員に求めるスコアは平均600点となっています。

また、調査対象となった304社の中で、約7割の企業が採用の際にはTOEICスコアを参考にするとしています。

新入社員の平均スコアは業種ごとに異なりますが、例えば一番低い建設で373点、公共団体では737点と隔たりがあります。その他、商社で558点、マスメディアで623点などとなっていることを考えると、希望する業種にも寄りますが、TOEIC500点未満であれば履歴書に記載することでマイナスに働く可能性があります。

一般社員の平均スコアでは、水産・農林が新入社員が465点であるのに対し、一般社員は621点と高くなっている業種もあります。このように入社後に、英語が必要となるなど、必要に応じてブラッシュアップすることになるかもしれませんね。

TOEIC500点~600点

TOEIC500点程度であれば、履歴書に書くのもよいでしょう。きちんと勉強しているという印象を与えられる可能性があります。

TOEICが公表している新入社員に企業が期待するスコアは465点から670点で、平均565点です。就職に有利に働くのはこのスコアでは難しいかもしれませんが、実直さをアピールするという観点では書いてもいいかと思います。

ただ、転職の場合は、もう少し高い点数から書いた方がよいかもしれません。

中途採用の場合に企業が期待するTOEICスコアは610点~815点で、平均すると710点というデータがあります。業種によっては、この点数では書類審査で弾かれてしまう可能性もあるでしょう。

TOEIC600点~700点

TOEIC600点台であれば、履歴書に書いてもよいでしょう。英語の基礎はできているという証明としても使えますね。

企業が採用応募時に参考にするスコアとして、625点というスコアが出ています。この程度であれば、簡単な英語が書かれた書類なども理解することができますし、本人が入社後に英語に取り組みブラッシュアップしていけば海外出張にも対応できる人材になると考えることもできますね。

また中途採用の場合にも、それほど英語を必要としない業種であれば、600点台のスコアはプラスに働く可能性があります。普段、英語とはあまり関係のない職場でも、英語を読まなければならない場面などで活躍してくれる人材、と捉えることもできます。600点では有利に働くとはいえませんが、このようにプラスアルファ的に働く可能性があります。

TOEIC700点~800点

TOEIC700点台であれば、履歴書にぜひ書きましょう。企業の期待するTOEICスコアの営業部門では、535点から765点となっていますし、技術部門では520点から715点となっていることからも、部門によっては上位のスコアです。似たような学歴や資格などを所持している就職希望者が複数いる場合、このTOEICスコアが決め手となる可能性もあります。

また海外赴任に企業が期待するTOEICスコアは605点から785点となっていることから、海外での業務を将来的に行う人材としても、見てもらえる可能性がありますね。

中途採用の場合でも、700点台であれば書いて恥ずかしくないスコアになります。企業が期待する中途採用のスコアは610点から815点で、平均すると710点です。

国際部門などへの転職では、即戦力としてもう少し高いスコアが欲しいところですが、一般の業種であれば、英語ができる人材として扱ってくれることでしょう。

TOEIC800点~990点

TOEIC800点以上である場合は、ぜひとも履歴書に記載し、英語能力をアピールしましょう。新入社員に期待するスコアのスコアが465点から670点となっていることからも、800点以上あることは有利に働くことが期待できます。

国際部門でも、660点から840点のスコアを企業が期待しています。新入社員の段階で800点以上あれば、英語を使った部門でも、将来の活躍が期待できる人材とみなされるでしょう。

また、このスコアを持っているということは、勉強するということが身についていることも同時にアピールすることができます。満点である990点に近ければ近いほど、そのアピールは強く行うことができるでしょう。

就職してからも、必要に応じて英語や、英語以外の様々な資格を取らなければならない場面も出てきます。そういった場面でも信頼して任せられる人材、と捉えてもらうこともできます。

中途採用の場合でも是非、履歴書に記載して英語能力に自信があることをアピールしましょう。国際部門でも特に900点以上持っていれば、英語に関しては「即戦力のある人材」とみてもらえます。特に中途採用では、人材を育てるというよりは、入社してすぐに仕事に関わってもらう機動力を期待している企業が多くあります。英語を使う業種であれば、これまで英語を学んできたことを生かして、仕事に取り組みたいことをアピールするとよいでしょう。

TOEICスコアで就職・転職を有利に進めよう!

TOEICスコアは、英語能力をはかるツールの一つです。一定のレベル以上であれば、履歴書に記載し、自分の能力をアピールする武器となることでしょう。

英語をあまり必要としない業種でも、600点以上のスコアであれば、もし英語が必要な場合に対応できる社員として有望、と考えられることもあります。また、500点以上のスコアを持っていることで、実直に勉強できる人である、と捉えてもらえる可能性も。

英語を必要とする部門であれば、やはりハイスコアを持っている方が有利となります。また、新入社員に比べ、中途社員の方が即戦力としてハイスコアを期待されていることも、頭に入れておくとよいでしょう。

自分の希望する企業の就職、面接の武器として、TOEIC基準点を理解して、有利に進めるとよいでしょう。

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