英検 3級 ライティング

英検3級のライティングはどう対策する?過去問や配点 マミ先生編

日本英語検定によると、英検3級は中学卒業レベルと言われています。中学卒業レベルとは、英語の文法は一通り習い終わり、身についている時点のことを指します。しかし、中学を卒業することができれば全員英検3級に受かることができるというわけではなく、英検には英検用の対策が必要です。一次試験ではリスニング、リーディング、ライティングが問われます。リーディングやリスニングはある程度中学校の授業で習う部分もありますが

ライティングは自分で機会を作らないとあまり練習する機会がありません。そのため、ライティングは二次試験に進むための鍵となります。過去問やその傾向から、対策をすればライティングの出来は良くなります。また、自分で間違いに気づくことは自分自身の英語ライティングの向上につながります。

英検3級のライティングの問題の傾向

英検3級のライティングの傾向は、受験者自身のことを問う問題です。例えば、「好きな色は何ですか?」、「好きな季節は何ですか?」、「暇な時には何をしますか?」、「今年の夏は何をする予定ですか?」、「家の中にいるのと外に出るのはどちらが好きですか?」などです。

これらの問題は大きく分けて、

・日常生活について問う問題

・将来の予定について問う問題

・多くの中から1つを選択する問題

・好きな方を選択する問題

の4つに分類することができます。実際に出題される問題は1問ですが、いずれも傾向としては、受験者の身近な話題について問う問題となっています。

英検3級のライティングの問題の配点

ライティング問題の配点について、日本英語検定協会によると、4つの観点で採点を行なっています。各観点ごとに0〜4点の5段階で評価され、得点の満点は16点となります。

4つの観点については後ほど記載します。

英検3級のライティングの採点基準

ライティング問題の採点には4つの観点が使用されます。まず1つ目は、内容について。課題で求められている内容が含まれているかどうか、また、自分の考えとそれに沿った理由が2つ含まれているかどうかです。2つ目は構成について。英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるかどうか。3つ目に、語彙について。課題にふさわしい語彙を正しく使うことができているか。最後の観点は、文法について。文法的に正しい英文が欠けているかどうかです。これら4つの観点について0〜4点の5段階で評価し、総合得点がライティングの得点となります。

観点(1)の内容は、自分の考えを明確に2つ書くことが求められます。理由の2つについては、説得力のある回答を目指しましょう。

観点(2)の構成については、まず初めに自分の意見や立ち位置を明確にした後に理由を述べていくことが求められます。その際に、First, Secondなどの序数を用いることで文章全体の構成、流れがうまくいっているかが「構成」にあたります。

観点(3)の語彙については、理由に加えて前述した内容を自分の言葉で説明することができるかということが採点されます。語彙は、ライティングの練習だけでなく、他の3技能(リスニングやリーディング、スピーキンギ)で知識を増やすことができます。日本語にすると同じ意味の単語でも、状況に応じて使い分けていることがわかります。ライティングではそのアウトプットをしていると思ってください。

観点(4)の文法については、文章全体の文法は同じものを扱いすぎていないか、間違った文法の表現を使っていないかということが採点の基準となります。そのため、自身のないような表現はできるだけ避けつつも、同じパターンの文法表現ばかりを使うことがないようにしましょう。

英検3級のライティングの対策方法

ライティング問題の対策方法をいくつか紹介します。

・日記を書くこと(ブログを書くこと)

・手紙を書く

まず初めにオススメなのは、今日何があったのか、自分はそれを受けてどう感じたのかということを日記にすることです。これは、英語でブログのようなものを書いてみるというのも同じような効果があると思います。必ずしも、誰か自分が書いたものを見る人がいる必要はありません。むしろ、どんどん間違えていいように、間違えを恐れることがないように誰も読まないとわかっている日記の方が気楽に書くことができるという人は日記がオススメです。しかし、誰かが読んでいると思わないと毎日続けて書くことができない、という方やでんしデータとして自分のライティングの成長過程を記録したいという方には、ブログを書くこともお勧めします。この際に、grammarの間違いを指摘してくれるアプリをダウンロードしていると、間違いの指摘だけでなく語彙の提案もしてくれることがあるので、とても学習になります。

このように対策を見てみてもわかることですが、圧倒的に閣僚を増やすことが大切であることがわかります。書く量を増やすだけでなく、書く機会を増やし、どんなお題が出題されても自分に関することは英語で書くことができるという自信をつけることが大切です。また、普段からニュースを見たり、本を読んだ際に、「自分だったらどんな意見を持つかな」など自分の考えや意見を確立することを習慣化しておくことで、ライティングの問題が格段に解きやすくなります。特に、日記を書くことや手紙を書くことを通じて自分の言いたいことを英語で書くことができるようになることが期待できます。そのため、練習の際には「英語でなんていうのだろう」ということを繰り返し、調べるという過程を繰り返すことで自分の語彙が徐々に増えていきます。地道な作業ですが、これを無しに英語力の向上を目指すことは難しいです。自分の英語の語彙を増やすことは、ライティングだけでなく、リスニングやリーディングにも必ず生かすことができます。

・教科書や問題集に出てくる構文を覚える

・文章の流れが全体的に良くなるように、メモを取ってから書く練習をする

・英検3級のライティングの過去問の練習をする

など、この3つは英検に特化したライティングの対策となります。教科書や問題集に出てくる構文を覚えることで、自分がライティングをする際にワードを少し変更するだけで書くことができるようになります。また、文章の流れが良くなるようにメモを取る練習というのは時間内に文章を簡潔にまとめて書くことにつながります。

例えば、「将来、何になりたいですか」という問題が出題された時に、何をメモしておきますか。何もメモをせずに、書きたいことを書き始めてしまうと文章がまとまらなくなってしまうことがあります。

例題)What do you want to be in the future?

I want to be a doctor. (医者になりたいです)

  •  メモ
  •  メモ

医者になりたい理由を2つほどメモしておく必要があります。理由をメモすることで、忘れることも防ぐことができますし、書く前にメモをしておくことで文章の流れが作りやすく、全体としてまとまった文章にすることができます。

どんな方法であっても自分にあった勉強の方法を見つけることがとても大切なことになります。色々試していく中で自分が1番成長することができる勉強法を見つけましょう。勉強法は、ある程度勉強をしていく中で確立されていきますが、自分の英語力が向上すると勉強法は合わなくなることがあります。勉強方法をコロコロと変更することはあまり良いこととは言えませんが、時には「変更すること」も大切であるということも知っておくことはとても大切なことです。その時々で自分が1番成長することができる勉強方法を選択することができる、また、そのオプションを持っているというのも能力のうちです。

英検3級ライティングの過去問の例と活用方法

ライティング問題の過去問の例は、先にも記載した通り、大きく分けて4つの事柄について聞かれる可能性があります。実際の試験で聞かれるのは1つですが、4つの問題について答える練習をしておくことは、問題の時やすさにもつながりますし、自分のためにもなります。

日常生活については、「暇な時は何をするのか」という受験者自身のことについて述べる問題であり、将来のことについては、「今年の夏は何をするのか」という質問、多くの中から1つを選択する問題では、「好きな季節は何か」や「好きなスポーツは何か」などです。また、好きな方を選択する質問では、「家にいるのと外に出ることどちらが好きですか」などの質問です。特に「〜についてあなたの考えを述べなさい」という形式ではなく、身近なことについて尋ねられる場合が多いです。そのため、問題をきちんと理解することができていれば、何を聞かれているのか分からない、自分にとっては身近ではないということは少なく、馴染みのある問題が出題される傾向にあると言えるでしょう。

 上記であげた質問について、自分自身の回答を練習するところから始めてみましょう。ライティングの難しいところは、リーディングやリスニングの選択肢と異なって、点数の判断が自分では難しいという点です。4つの採点基準を考慮し、また、問題集などについている回答例などと自分で書いたものを読み比べて、理想的な回答はどのようなものであるかを知ることも、合格のためには大切なことです。

英検3級のライティングのまとめ

 どうでしょうか。ここまで英検3級のライティングの傾向や配点、対策方法などについて書いてみました。英検3級は、中学卒業レベルとされていますが、人それぞれ得意な分野は異なります。そのため、リーディングは得意だけどリスニングが苦手という方や、ライティングは得意だけどリーディングは苦手、など様々です。しかし、どの勉強をしても総合的な英語力の向上にはつながっています。自分の得意な分野を伸ばしつつ、苦手な分野を伸ばすことができるように学習し、英検3級の合格を目指しましょう。ライティングは地道な作業が多いですが、自分の英語力の成長を1番感じることのできる分野であると思います。毎日の積み重ねが合格への一歩となるでしょう。

ピックアップ記事

オンライン英会話 Universal Speaking(ユニバーサルスピーキング)

最近のコメント

    カテゴリー