英検 1級 勉強法

英検1級の勉強法!高難易度の英検1級合格に外せない方法とは?

「英検」といえば日本で知らない人はいないと言えるほど有名な検定試験です。その最高級である1級は、その難易度の高さから「ネイティブでも取れない」と噂が立つほどです。

今回は、英検1級の合格が実際にどれほど難しいのかについて、また合格のための勉強法についてご紹介します。

英検1級の難易度と試験の内容

まず合格のために欠かせないことは「敵を知ること」。

具体的な難易度と試験内容をしっかりと理解していきましょう。

合格率は受験者の10%程度

英検1級は合格率が10%前後と言われています。英検1級を受験するほど英語力に自信がある人たちが受けてもこの合格率であることを考えれば、いかに難しいか想像できるでしょう。ありとあらゆる英語資格試験の中でも屈指の難易度であり、また、英検という伝統的な資格試験で1級を持っていることは、就職や転職活動において有利に働くことは間違いありません。合格した暁には、グローバルな仕事もしっかりこなせる英語力を証明できます。

試験内容は英語4技能

リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能すべてが試験になります。

まず一次試験として、筆記試験とリスニングテストの二部構成の試験が行われます。筆記試験でリーディングとライティングが判定され、リスニングテストはそれから約35分間実施されます。英作文だけ記述式で、それ以外はマーク式です。

二次試験は、ネイティブスピーカーの面接官2人と実施する面接のテストです。約10分ほどの短い試験ではありますが、しっかりトピックに関連するスピーチをして、さらに議論も行うかなり難しいものです。

英検1級の勉強法

ではリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングのそれぞれについて効率的な勉強法についてご紹介します。

リスニング対策

日常の様々な場面での男女の会話が読み上げられるパート1では、税金や景気などの経済のトピックや、仕事の話などが題材となります。また、非常に込み入った状況で頼みごとをするような難しい問題も出題されます。

説明文が読み上げられるパート2においては、多岐にわたるジャンルの文章をしっかりと聞き分けられる必要があります。

パート3はアナウンス音声や電話のメッセージを聞き取る問題です。

最後のパート4は、英語で行われているインタビューを聞き取る問題。インタビューの内容は、主にそのインタビューを受けている人のビジネスについてが多いです。

リスニングの勉強法は、様々なジャンルの英語をしっかりと聞き分けられるだけの単語力を身に付けることと、英検対策用のリスニング教材を使った練習をしっかり行なっていくという基礎が重要になります。インタビューが行われるパート4の問題は、設問が最初から明示されていないため、しっかりとメモを取る練習も必要です。

細部の聞き取りが甘いと、大体の内容は分かっても点数に結びつかないということもあります。そのような時はしっかりとスクリプトを読んで、構造を一つ一つ理解しながらリスニングに何度もトライし、細かい部分まで聞き取れることを目指します。そして最終的には、1回だけでしっかりと聞き取れるように、集中力を高める訓練をしてください。

英検1級のリーディング対策

1級のリーディングは、時事問題からテクノロジーにいたるまでの非常に多岐に及ぶテーマの論説文を読み、確実に理解できる力が問われます。新聞、雑誌の題材から歴史政治に関わる題材まで、しっかりと読みこなせる実力が必要です。

高度な英文を理解するためにも、欧米の歴史や文化、政治といった背景知識も身につけるように心がけておくとアカデミックな文章や専門用語が使われた記事も読みこなせるようになります。日頃から新聞やニュースに触れるようにもして、時事的な話題もある程度は把握しておきましょう。

またスピードも大切です。設問に関わる箇所はしっかりと読んで、関わらない箇所はさっと斜め読みをできるスキルも必要になってきます。多少わからない単語があっても、すばやく大意を掴みどのように論理が展開しているか意識すると得点に結びつきます。

単語レベルも高いので、「英検1級でる順パス単(旺文社)」など、1級用の参考書を使って日頃勉強しておく必要があります。タイムやニューズウィークと言った高度な内容を扱った新聞雑誌も読むようにし、見慣れない単語があった際は、しっかりと覚えられるように単語帳を作るのもおすすめです。

英検1級のライティング対策

英作文も、しっかりと対策を取っておく必要があります。社会性が高い幅広い話題に関して、しっかりとした英語が書けるレベルが必要です。例えば「発展途上国であっても経済発展より環境保護が優先されるべきか」といったグローバルで一概に賛成とも反対とも言えないような問題について、自分の意見を論理的な理由で書く必要があります。

ただ一方で、あなたが得意な構文を使って英語を書けるという自由度があるともいえます。まず内容に関していかなるトピックであっても、自分の意見と理由をすぐに答えられるようにしておき、それから素早く得意な構文で英語に変換する訓練を積むとよいでしょう。

また、長い英文を書くことにも慣れておくことが必要があります。「序論」「本論」「結論」の順に、まず自分の意見を書き、その意見の根拠を3つ挙げます。そして最後に全体の総まとめをするという流れで構造を作りましょう。この文章を10分から20分ほどの短時間で書けるようになるまで繰り返し練習をします。

普段パソコンで勉強していると、手で書くときにスペルミスを起こしてしまう場合があるので、時々は手で書くことも大切です。

英検1級のスピーキング対策

2次試験のスピーキングは、1分間で準備して、それから2分にわたってスピーチを続ける試験です。150語くらいの長さの、論理的な英語を話せる能力が問われます。

コツとしてはまずは日本語でいいので、社会問題について実際にプレゼンテーションができるようになっておきましょう。音声を録音したり、自分が話している姿を録画したりして客観的に見てもスピーチがしっかりできているかどうかチェックすることが重要です。

それができるようになったら、少しずつ英語でもそれをできるようにしていきます。最初は少し多めに時間を取って口を英語に慣らしていきながら、英語をしゃべる習慣を身につけていき、スピーキングの力を上げていきましょう。英会話学校やオンライン英会話を利用するのもおすすめです。

まずは過去問の繰り返しから

以上、英検1級合格に外せない勉強方法について紹介しました。1級であってもまず何より大切な対策は、試験形式を完璧に把握することです。過去問を使ってどのような問題が、どのような順番で出題されるのかをしっかり把握しましょう。また二次試験についても、どのような流れでテストが行われるのか、どのような挨拶をすればよいかということをしっかり整理して完璧に把握しておくことで、当日は試験に集中できます。その上で、自分の能力で今足りないところはどこかを考え、それを補っていくように勉強計画を立てていきましょう。

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