英検 準2級 レベル

英検2級レベルを徹底解剖!2級の問題の傾向と対策 マミ先生編

英検2級レベルって?問題の傾向や対策のまとめ!

英語検定協会が提示している2級のレベルって?

英検は英語力を測るために、多くの方が受けている日本で人気のある試験の一つです。小学生から社会人まで幅広い年齢層が受験しています。級を取得するメリットとしては、入試の優遇や留学する際の英語力証明になるという点です。英検2級以上取得すると、履歴書の資格欄に書くことができます。さて、今回は取得しておくと役立ち、さらに次の英語力のステップへとつながる英検2級に着目したいと思います。

各級の目安 【日本英語検定協会 各級の目安より引用】

英検は5級から1級まであります。ライフステージや英語技能にあわせて、だれでも身近にチャレンジできる学習目標としてご活用ください。

習得目標 推奨目安 出題目安
使える英語の登竜門 基礎力定着高校入試レベル 5級 中学初級程度 英語を習い始めた方の最初の目標。
家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題が出題されます。
英語の基礎固めに最適です。
スピーキングテストも受験可能です。
4級 中学中級程度 出題形式や内容が、より実用的に。
身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。
基礎力をぐんぐん伸ばしていきましょう。
スピーキングテストも受験可能です。
3級 中学卒業程度 二次試験でスピーキングテスト。英語で考えを伝えましょう。
筆記試験の題材は、海外の文化など少し視野が広がります。
中学卒業段階の英語力の達成目標:3級(文部科学省)
使える英語で世界へ 大学入試レベル2級から海外留学履歴書で評価される 準2級 高校中級程度 教育や科学などを題材とした、長文の穴埋め問題が加わります。
センター試験の問題形式と共通点が多く、入試対策にも最適。
高校卒業段階の英語力の達成目標:準2級~2級(文部科学省)
2級 高校卒業程度 医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。
海外留学、国内での入試優遇・単位認定など、コミュニケーション力が高く評価されます。
ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできます。
ライティングが加わります。
リーダー(品格)の英語 ライティング、スピーキングを含む4技能の総合力を測定 準1級 大学中級程度 エッセイ形式の実践的な英作文の問題が出題されます。
「実際に使える英語力」の証明として高く評価されています。
1級 大学上級程度 二次試験では2分間のスピーチと、その内容への質問がなされます。
カギは英語の知識のみでなく、相手に伝える発信力と対応力。
世界で活躍できる人材の英語力を証明します。

英検2級は大学入試レベルの問題が出され、履歴書にも書くことができます。準2級と2級では、私個人の意見では難易度が少し上がると思います。英検は自分に合うレベルから受験できるようにできているので、しっかりと準2級を取得されてから、2級を受験することをおすすめします。

  • 英検2級の問題の傾向は?

 【日本英語検定協会 測定技能、検定形式から引用】

筆記(85分)/リスニング(約25分)

測定技能 形式・課題 形式・課題詳細 問題数 問題文の種類 解答形式
リーディング 短文の語句
空所補充
文脈に合う適切な語句を補う。 20 短文
会話文
4肢選択
(選択肢印刷)
長文の語句
空所補充
パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う。 6 説明文
長文の内容
一致選択
パッセージの内容に関する質問に答える。 12 Eメール
説明文
ライティング 英作文 指定されたトピックについての英作文を書く。 1 (英作文なので問題文はない) 記述式
リスニング 会話の内容
一致選択
会話の内容に関する質問に答える。
(放送回数1回)
15 会話文 4肢選択
(選択肢印刷)
文の内容
一致選択
短いパッセージの内容に関する質問に答える。
(放送回数1回)
15 物語文
説明文
  •  
主な場面・題材
場面・状況 家庭、学校、職場、地域(各種店舗・公共施設を含む)、電話、アナウンスなど
話題 学校、仕事、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、海外の文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネスなど

一次試験で行われる筆記試験は、第一、第二、第三、第四の4つで構成されています。短文の語句の穴埋め問題、長文の語句の穴埋め問題、長文の内容に合うものを選択する問題、英作文問題です。リスニングは、第一部と第二部からなる2つで構成されています。

二次試験では、面接試験で実際に面接官との英語でのスピーキング能力やコミュニケーション能力、またアティチュードも試されます。

  • 英検2級の一次試験の問題の傾向

まず、第一問題は、短い文章や会話文を読み、空欄にふさわしい単語を4つの中から選択します。問題は全部で20問です。動詞や熟語が多く出題されます。解答目安時間は、10分から12分です。単熟語や文法の知識を問う問題なので、わからなければ感覚で解いて次の問題に素早く移りましょう。最後に時間余れば、見直してください。

第二問題は、AとBの二種類の長文があります。各々3つずつ空欄があるので、文脈に合うふさわしいものを4つの中から選択します。文と文のつなぎ表現の接続詞を問われます。

第三はA,B、さらにCの3種類の長文読解があります。AはEメールの内容でB、Cと比べて短い文章です。設問数は3問です。一方、BとCは社会的、科学的な話題に関する記事です。Bの設問数は4問。Cの設問数は5問。

筆記試験最後の第四問は、2016年第一回目から導入された英作文の問題です。与えれたトピックについて自分の意見と理由を2つ書きます。2つの理由を書く際に参考にできるポイントが3つ書いてあります。3つのポイントは使用せずに自分で考えた観点でも構いません。語数は80語~100語以内です。

2級のリスニングテストは、第一部と第二部に分かれています。第一部は、AとBの会話が2往復流れ、最後に質問文が放送されます。4つの選択肢から正しい答えを選びます。第二部は、一連の流れを説明した説明文や、施設の場内アナウンスが流れます。これも最後には質問が読まれ、4つの選択肢から選ぶという問題です。

以前の問題には、語句整序問題が含まれていましたがなくなり、代わりに英作文問題が加わりました。

  • 1、英検2級のリーディング

短文空所補充問題では、やはり動詞、名詞の意味を問うものが多いです。決まった表現や熟語も多く出ています。副詞や接続詞は少ないですが、必ず1つ2つは出題されているので、押さえておく必要があります。文法を問う問題は傾向としては、仮定法や分詞構文などが出されています。

2、英検2級のライティング

英検2級のライティングでは自分の意見を80語から100語で述べる形式です。

2017年第2回目から2018年第3回目までの英作文のトピックを分析すると、environmentというキーワードが共通して、度々出てきています。それ以前の出題では、仕事や日常生活の話題に関しての意見を求められています。

3、英検2級のリスニング

第一部では、AとBの二人の会話を聴いて、その後の質問に合う選択肢を4つの中から選ぶという問題です。家族やカップル、友人、職場の同僚との会話が多いです。また、レストラン内の会話、誕生日プレゼントについて、会場の職員との会話も出てきます。第二部では、店内や校内放送、イベントでのプログラムの案内や講演者の紹介、ツアー前の案内などのアナウンスが流されます。個人に関する話、社会的、科学的な筆記試験長文の小型版のような内容が流されます。

  • 英検2級の二次試験

いよいよ英語での面接試験です。面接室に入る前の準備として、携帯電話をお持ちであれば電源を切って携帯電話収納ケースに入れ、首からぶら下げるようにします。荷物は持ったままです。

まずは、係員の指示で面接室に入ります。面接官から「Hello」と言われるので

「Hello.」と答えます。「Can I have a card, please?」と言われたら、「Yes, here you are.」

と言い、「面接カード」を面接官に手渡します。

面接官から「please, have a seat.」と言われたら、「Thank you.」と言いイスに座ります。面接官と簡単な挨拶をします。「May I have your name , please?」と言われたら自分の名前を英語で言いましょう。「My name is~.」また、あなたの受ける級の確認をされます。

パッセージ(文章)と3コマのイラストのついた「問題カード」が渡されます。

1、20秒黙読をするよう指示されます。

英語の指示:「Please read the passage silently for 20 seconds.」

2,  60語程度のパッセージを音読します。タイトルも読んでください。

英語の指示:「Now please read it aloud.」

3, パッセージの内容についての質問に答えます。パッセージの中から答えることができます。

注意点:質問が聞き取れないときは、慌てずに「I beg your pardon?」のようにナチュラルに聞き返してみることです。ただし、何度も何度も繰り返すと減点されます。話し方のスピードや内容や意味について教えたりお願いしたりすることはできません。

4, 3コマのイラストのストーリーを説明します。

20秒考える時間が与えられます。

展開説明をした後に、カードを裏返すように指示されます。

5, ある意見についてカードのトピックに関連した内容で自分の意見を述べます。

6,日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを述べます。

出題される主な場面や題材は、社会性のある話題がだされます。環境にやさしい素材、オンライン会議、屋上緑化、ペット産業、新しいエネルギー、サプリメントなどが今までで出題されました。

7, 試験終了後に、問題カードは返却します。

  • 英検2級の単語レベルは?

英検に挑戦するためには、どうしても単語を覚えるプロセスは必須です。では、英検2級で出題される単語とはどんなレベルなのでしょうか?

英検2級の単語レベルは「高校卒業程度」で約5100語レベルです。中学生では、約1200語程度を学び、高校生が学ぶべきとされているのが単語数約1800程度です。一般的に高校卒業までに、約3000語の単語数を学ぶので、英検2級に備えるには、プラスアルファの単語力が必要になります。英単語を覚えるときは、音読をしながら覚えると効果的です。CDがついているなら聴きながら読みましょう。

  • 英検2級の合格レベル

2016年度より「英検CSEスコア」が導入され、級の合否判定がスコアで示されるようになりました。技能ごと(ライティング、リーディング、リスニング)の満点スコアが表示されます。

各級の技能(ライティング、リーディング、リスニング)ごとの満点スコア(1級~準2級)

1級:850点 準一級:750点 2級:650点 準2級:600点

一次試験を合格するためには、ライティング、リーディング、リスニングの3技能がバランス良く正答することが重要です!

READING 650   LISTENING 650  WRITING 650  満点1950

従来のテストでは、3技能のうちどれか一つが高得点を取れていれば、合格の可能性はありました。しかし、英検CSEスコアの判定方法により、英検受験者の英語の実力がより正確に計測されるようになりました。

さて、英検2級の合格基準スコアは1520点です。各技能の6割程度、取れるようになる必要があります。

いずれかに偏ることなく、バランスよく英語力を上げていきましょう!

受験後には、一次試験の成績表が届きますが、スコアに加えて、「英検バンド」という合格ラインまでの距離を知ることができます。

なお、二次試験の合格基準スコアは、460点です。

一次試験を合格したら二次試験のスピーキングにも備えましょう!

  • 英検2級合格に必要な時間は?

現在の英語力で個人差があると思いますが、約100時間~200時間は見積もっておいた方がよいかもしれません。学習時間最大200時間とすると、1年間毎日勉強したとすると、1日約33分勉強するとよいことになります。しっかりと今の英語のレベルを分析して、勉強のスケジュールを立ててみましょう。多忙の方は、なかなか机に座って勉強する時間を取り分けるのは難しいかもしれないので、スキマ時間を利用してください。車や電車の中でリスニング練習もできるかもしれません。また、英検公式サイトでご自身の英検級を測定できるサービスがあるので活用してみてください。最初は英検頻出単語を覚えることや、中学文法総復習をすることに時間を割くとよいです。その次に、直近の過去問題を沢山解いて、形式に慣れるとよいと思います。

  • 英検2級の対策①:リーディング

まずは一般的によく言われていることかもしれませんが、単語を覚える必要があります。「英検2級でる順パス単」では1700語が収録されています。

2018年度第二回検定一次試験では以下のような単語が出題されました。

〇directly副詞:直接に、真っすぐに、そのまま 〇 feature 動詞:~を呼びものにする, 〇urgent形容詞:(物事が)緊急の、差し迫った 〇celebration名詞:祝賀会、パーティ,〇concept名詞:概念 〇 deceive動詞:欺く、だます、〇statistic名詞:統計値,〇 〇handle動詞:(問題などに)対処する, 〇restore動詞;~をもとの状態に戻す、~を修復する, 〇from time to time時々、たまに, 〇in demand 需要がある, 〇in the meantimeそうこうしているうちに、その間にも , 〇despite前置詞~にも関わらず

それでは、一日に自分が覚えれそうと思う単語数を覚えましょう。毎日多くとも50個ずつ覚えるとすると一か月で1500個を覚えることができます。単語学習と同様、復習を大切にしてください。

復習法の秘訣について書きます。ここで重要となってくるのが、復習の間隔です。ドイツの学者エビングハウスの発見した「忘却曲線」によると、人間は覚えたことをすぐに忘れてしまうということがわかりました。研究によると、学習した次の日には、内容を半分以上忘れてしまいます。再び忘れた頃に復習すると、次回忘れるまでの期間がのびるようです。そのため、忘れる前に思い出すプロセスは大事です。

復習するタイミングですが、1日、3日、7日、14日、1ヶ月、3ヶ月といった間隔が記憶する点で効率的とされています。

また熟語の意味を理解するのに、前置詞や副詞の基本的なイメージを理解しておくと覚えやすいです

例えば、in イメージ→ ~の中に~。 比較的広い「場所」や「空間」の中。

get in (中へ入る)(車などに乗り込む break in 話に割りこむ

イメージすると、記憶にも残りやすくなります。

また単語を単体として覚えるよりも、例文と一緒に覚えるなら単語の使い方も理解できます。

文法は、基礎的な第五文型を復習し、英検2級で繰り返し出題される「仮定法」や「分詞構文」も復習しておくとよいでしょう。例題を出すので考えてみてください。(2018年度第二回検定一次試験問題引用)

Joanne’s parents went to New York last weekend. (     ) lonely, Joanne invited some friends over to watch a movie on Saturday night.

  1. Feeling  2  felt  3  To have felt  4  To feel       

   訳:ジョアンナの両親は先週末、ニューヨークに行きました。ジョアンナはさみしく感じたので、土曜日の夜、友達を何人かを招待して映画を観ました。

  答えは、1番のFeelingです。~なのでという理由を表す「分詞構文」の形です。分詞構文は分詞や分詞を含む句が副詞的な役割をし、接続詞(and, because, whenなどを使わず、単独で文を作れるものに説明を加える働きをします。このような働きをするものを分詞構文といいます。次の意味があります。

  • 「~しながら」二つの動作が同時に行われていることを表す、
  • 「~して、そして…」順序の連なりを表す、
  • 「~するとき」時を表す、
  • 「~なので」理由を表す

いかがでしょうか?現在分詞のみ少し説明をしましたが、過去分詞の用法もあるので確認してみてくださいね。

第二部の長文問題では、前後の文脈をよく読んでください。SV「誰が~する」に注目しながら読み進めて、左から右に読めるようにしましょう。できるだけ読み直さずに読めると時間のロスになりません。

第三部では[A]のEメールの長文がありますが、まずヘッダーを読んで誰が誰宛に送ったものなのかを確認して読み進めてください。この問題は、先に質問を読んでどんな内容を読み取ればよいのかメール文を読む前に推測することができます。[

B]の長文には科学や社会的なテーマで書かれたエッセイを読みます。エッセイは2種類です。質問は大抵パラグラフごとになっているため、各パラグラフ一つ読んでから設問を一つ解くことができます。ただ一つ目のエッセイはパラグラフ4つに対して、4つの設問がありますが、二つ目のエッセイはパラグラフ4つに対して5つの設問があります。5つ目の質問は大抵、エッセイ全体についての質問となっています。

「日本語英検検定協会」の公式サイトには、過去問と回答が載せられていますので、印刷をして解いてみてもよいかもしれません。ただ、解説が欲しいのであれば、過去問を集めた問題集を購入するのもよいと思います。何度も過去問を解くことに問題に慣れていきます。

  英検2級の対策②:ライティング

   アウトプットとなると難しいと感じる方は多いと思います。あるテーマにして自分の意見はもっていたとしても、いざ英文にするのは敷居が高いと感じるなら、まずは簡単な日記を書いてみるとよいかもしれません。長い文章や難しいことを書く必要はありません。日常的なことを書いてください。For Example: One of my hobbies is climbing the mountain. Today, I got up at six.  I ate lunch with my coworker. このように、簡単なことを英語で書くことにより、英文を書くことに慣れていきます。ある程度慣れてきたら、英検2級英作文にもチャレンジしてみましょう!

   まずは、Topicについての自分の意見となぜそう思うのか2つの理由を述べます。YesかNoの自分の立場は明確にしましょう。

  Pointsのキーワードも理由を述べる考えとして活用するのも良いです。もし違う理由を思いついたなら、活用しなくても構いません。キーワードは名詞で書かれていても、文章を作りやすいように品詞を変えたり、似たような言葉にしてもいいでしょう。文法は正確で、自分が作りやすいように、シンプルにしましょう。

序論→本論→結論の順番に文章を構成しましょう。横にメモを書いて整理してみましょう。序論では、自分の意見(YesかNo)を主張します。I think that ~. (わたしは~と思う。)I don’t think~.(わたしは~と思わない。)できるだけトピックの表現を言い換えるようにするとよいでしょう。

本論では、そのように思う理由を二つ述べます。First, (一つ目の理由は) Second, (二つ目の理由は)を使うと、文に締まりが出ます。

結論では、まとめになります。序論で述べた自分の意見を別の表現を使うようにして述べます。

文章を書く際に使える表現

I think that~. / I don’t think that~. (意見を述べるとき)

I believe that~. / I don’t believe that ~. (意見に確信を表したいときに使えます。)

First,…Second…(理由を述べるとき)

The first reason is that… / The second reason is that…(理由を述べるとき)

For these reason (結論

These reasons  make me think that…. (結論)

英作文の問題の場数を踏み、これらの表現を使い慣れてください。

さて、ここから実際の試験について注意してほしい点です。試験時間85分のうち、20分はかけて書くようにしましょう。筆記試験に取り掛かる前に英作文トピックを確認して、もし難しい内容だと判断したなら、もう少し英作文に時間をかけれるように、ほかの問題をスピーディにとくよう心がけてください。解き終わった後は、語数(80語~100語)足りているか、文法的な間違いはないか、Topicに沿って論理的にかけているか、などの点をチェックしてみてください。

  同時進行で、スピーキング練習も効果的です。英検2級の対策④:二次試験でもふれる内容ですが、アウトプットする場として、オンライン英会話を活用するのは比較的、安価な上に、気軽です。先生と日常的なことを話してみたり、ニュースから社会的な話題について簡単な意見を述べる練習ができます。

  英検2級の対策③:リスニング

  リスニングで多く出てくる会話表現があります。以下の表現は覚えるだけでなく、実際使えるようにしておくと、海外旅行や外国のお友達との会話にも役立ちますよ。

  What should we~?  私たちは何をすべきですか~?

    Why don’t we~?   (私たちは)~してみてはどうでしょうか?

    Why don’t you~?   (あなたは)~してみてはどうでしょうか?

    Can I~?       (わたしは) ~してもいいですか?

    How was~?     ~はどうでしたか?

    How can I help you? 何か私にできることありますか?何かお困りですか?(お店などで店員さんがお客さんに使う表現)

  Would you mind if ~?  ~してもいいですか?

    No. Of course not.    はい。もちろん構いませんよ。

  Could you tell me~?     ~について私に教えてくださいませんか?(道などを聞く際に使えます)

    Would you like~?       ~はいかがでしょうか?(レストランや機内でフライトアテンダントが食事をサービスする際や、クリニックの受付などでも使われる表現です)

  第一部の対策として、まず、放送を聴く前に4つの選択肢に先に目を通して、話されそうな内容を推測することができます。例えば、1, She does not like food. 2, She did not buy an anniversary gift. 3, She thinks the restaurant is expensive. 4, She was worried about getting a table.という選択肢があります。ここで、Sheの言っている内容に注意して聞けばよいと分かります。レストランで記念日で食事をしているカップルの会話を聴くという場面も予測がつきます。

  2つ目のポイントとして、会話を聞いているときに相手の意見に否定的な意見をもう一人の人が述べたときには注意して、なぜそのように述べたのかをききとります。理由を聞き取りましょう。

  第二部の対策として、第一部の時と同じようにまず、選択肢を読み、心の準備をします。

  読まれる内容は、個人に関する文章、アナウンス、社会的、科学的な記事です。ツアーなどのアナウンスには、情報が多いので、メモをとりつつ聞いて整理しておくとよいかもしれません。しかしメモをとることで、注意して聞けなくなるようであれば、聞くことだけに専念した方がいいです。リスニングは問題を数こなして、形式になれることが正答率アップの秘訣です。英語の音は、単語で読むときと文章を読むときでは変化し、ある音が消えたり、音と音がつながることがあります。聞き取りにくいところは、何度も聞いて、リピートし音読練習することができるでしょう。また、CDをかけ流して、シャドーイングもおすすめします。

  また、日ごろから英語ニュースをみたり、映画や海外ドラマを沢山みてください。座って勉強することも大切ですが、楽しみながら、勉強という感覚を持たずに学べます。沢山耳慣らしをしてください。

  英検2級の対策④:二次試験

  英検公式サイトには、二次試験バーチャルのアニメーションがあるので本番の面接のイメージをもてます。緊張して英語での指示によりパニックにならないためにも、どんなことが面接官から質問されるのか見るとよいです。また、質問が聞き取れなくても慌てず、「I beg your pardon?」(もう一度お願いできますか?)や今考えていることを表すために「Let me see…」(え~と)「Umm」「Well」と言って沈黙にならないように気を付けてください。英語圏では、3秒ルールというものがあるようです。質問されて黙っていると、相手は気まずい気持ちになるようです。言葉に詰まっても自分は無視していない、考えているということを表現することが大切です。二次試験では、この点もチェックされているようです。自分の意見を適切に伝え、表現しようとしているかをアピールする必要があります。しかし、考えは頭の中にあるとしても、実際に英語で話すとなると、頭の中で文章を作る作業でなかなか言葉にならないかもしれませんね。ですので、会話では瞬時に反応できるように瞬発力を培う必要があります。これをトレーニングすると言葉が出てこない葛藤と焦りが軽減されると思います。

  英作文の対策でもふれていますが、簡単な日常のことがらを書いた英作文を声に出して読んで、書いたフレーズを覚えるようにします。その覚えたフレーズは自分のものになったので、瞬時に言えるようになると思います。では、できるだけ、日頃からアウトプットの練習をしてスピーキングの面接に備えてください。英作文の内容を声に出して練習することも役立つでしょう。アウトプットの場を積極的に作ってください。外国人の友達を作り、あなたのスピーチを聞いてもらってください。またオンライン英会話も英検スピーキングを練習する場としても活用できるでしょう。英検や英検以外の資格の勉強方法の相談をすることもできます。

10、英検2級のレベルのまとめ

ではここまでで英検2級合格のために試験傾向と対策について述べましたが、実際英検2級をとることにはどんな意味があるのでしょうか?

学生の方は、センター試験や大学入試、留学の際に優遇されたり、英語力証明にもなりますね。社会人にとっては、履歴書に書いて評価されるレベルは英検2級からといわれています。確かに取得すると沢山のメリットがあります!しかし、単なる資格をとることだけを目的にするのではなく、実際に英語で会話ができるようになって幅広く友達を作り、お仕事に役立たせるためのツールとして英語を使いこなせるようになりたいですよね。その第一歩として、ご自身の英語スキルアップのために英検2級の資格をとってみるのはいかがでしょうか。

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