コロケーション

コロケーションってどんな意味?活かした英語勉強法

英語学習をしていれば、「コロケーション」という言葉を何度か耳にしたことはあるのではないでしょうか?

これは英単語特有の組み合わせのことです。

たとえば日本語でも「辞書」は「引く」という動詞が使われ、「読む」とは言いませんが、同じように英語でも「rain」ならば「heavy」とか「light」を使うといった、特有の組み合わせがあるのです。規則性はなく、覚えるのは大変ですが、もしもコロケーション使いこなせればよりネイティブらしい自然な英語になり、ライティングやスピーキングの際に役に立ちます。

今回はコロケーションが英語学習に役立つ理由と、コロケーションの覚え方についてご紹介していきます。

コロケーションを勉強すると英語力が上がる理由

文法さえ正しければ、その英文が絶対に正しいとは限りません。ライティングやスピーキングをする時も文法構造に単語さえはてはめればいいというわけではなく、言葉はある程度決まった組み合わせがあるのです。まずはコロケーションを理解することで学習に役立つ理由についてご紹介していきましょう。

理由その1:ネイティブらしい英文を作れる

第三文型のSVはご存知かもしれませんが、そのそれぞれにただ単語さえ入れればいいという考えではネイティブはあなたの英語に違和感を覚えます。「火をつける」は「to set something on fire」と言い、「to put something on fire」とは言いません。文法ルールは問題がなくても、不自然な英語になってしまうのです。

理由その2:複数の単語を覚えられる

語彙を習得する際もコロケーションを意識しながら覚えていけば、覚えられる単語の量も増えます。英語の感覚を養いながら英単語を覚えていけるので、同時に英単語の暗記だけでなくその労力は同じでありながらも英語の感覚も養えるようになります。

理由その3:リスニングやリーディングに役立つ

実はコロケーションはリスニングにも役立ちます。コロケーションのおかげで、一部の英語が聞き取れなくても、コロケーションを手がかりに残りの英語がある程度予測ができるようになるからです。たとえば「言葉の意味がわからなかったので、ちょっと○○を引いてみた」の○○には何が入るか予測ができるでしょう?「辞書」であることは、「引く」という動詞が使われているからです。

コロケーションの覚え方

では英語力向上に役立つコロケーションの覚え方を3つご紹介します。

その1:文脈で覚える

コロケーションは、文脈で覚えておくことが基本です。リスニングやリーディングをインプットしているような時にコロケーションもよく意識するだけで自然と覚えていけるようになります。少し違和感を感じるような組み合わせがあったらそこをしっかりとマーキングして、あとでまとめて覚えるようにしていきましょう。

その2:フィードバックを受けながら覚える

ライティング、スピーキングのアウトプットしながらコロケーションについてもしっかり判断をしてもらうのも一つの方法です。オンライン英会話のレッスンを受けているならば、間違えたコロケーションを使っていた場合にはしっかり指摘してもらうようにすれば一つ一つ覚えていけます。

その3:辞書を活用しながら覚える

辞書はコロケーションを学ぶ上でのかなり重要なツール。少し日本人の感覚と違和感を感じる様なロケーションがすっかりと明示されているので、そのようなものを見つけたらすぐにメモを取っておきましょう。最近はコロケーション専門の辞書も数多く販売されているので、そういったものも活用するのもおすすめです。たとえば「Oxford Collocations Dictionary For Students of English (Book&CD)」などがあります。

コロケーションを覚えて英語力を一段アップ!

今回は意外と英語学習で見落とされがちな「コロケーション」についてご紹介してきました。

「文法さえ正しければいい」「意味さえ伝わればいいでしょ」と思うかもしれませんが、学習とはいつも目指す目標より結果は低くなるものではないでしょうか?100点を目指すと80点になり、80点を目指すと60点になってしまうもの。つまり「文法さえ正しければいい」というスタンスで学習していると、その文法も完璧にできる日はずっと訪れないのです。

通常のレベルよりもさらに高みを目指すことではじめて、間違いのない実力がついていきます。その点において「コロケーションもおざなりにしない」という課題は、おすすめ。それにコロケーションを覚えてみると、あなたもきっと「実際の場面で思ったより、結構使われていた」とか、学習に役立つと実感できると思います。

無理のない範囲でよいので、今までコロケーションをまったく意識せずに英語を勉強していた人は、ぜひもう一歩踏み込んだ学習をしてみましょう。

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