英語 習う

「will」 と 「be going to」の違いって?使い分けをしっかりしよう

未来形で習う「will」と「be going to」、使い分けできていますか?

どちらも先のことを表す時に使う、と考えていると、違和感のある英語になってしまうこともありますよ。

中学生で習う未来形ですが、実際にどのように使えるのか、ニュアンスを理解して使いたいですね。

今回は例文を交えながら、違いや使い分け方をご紹介します。

「will」と「be going to」とは

「will」と「be going to」は学校でも習った通り、未来形で、先のことを表す時に使います。

でもニュアンスが異なりますよ。

それぞれについて、細かくチェックしていきましょう!

willの使い方

willは単純な未来を表したり、意思を反映させる時に使います。

日常会話でもよく使いますので、鉄板フレーズとして覚えておきましょう。

willは単純な未来を表す

willは、単純に未来について予測も含めて表すことができます。

分かりやすい例でみると、天気ですね。

天気予報で、明日は雨が降るかも、と思っても、あくまで予測に過ぎませんよね。

あらかじめ決まっている予定ではない、予測の未来を表すときに使うのがwillです。

It will rain tomorrow.

明日は雨が降るでしょう。

willは意思も反映される

単純な未来だけでなく、私が~する、という意思がある場合にもwillを使います。

Could you open this window?

誰か窓を開けてくれませんか?

OK, I will.

はい、私が開けます。

この場合も「I will」で、自分の意思で窓を開ける、と伝えることができますね。

また、レストランやファストフードで使えるフレーズにもI willがありますよ。

May I take you order?

注文はお決まりですか?

I’ll take this one.

これにします。

これに決める、というのはまさに自分の意思ですよね。

指さしで注文する時にも、I’ll take this one.と言えるといいですね。

電話が鳴っている時に「私が出ます!」という時にもI willが使えますよ。

The phone’s ringing!

電話が鳴ってます!

I’ll get it.

私が出ます。

まさに自分の意思として伝える英語ですよね。

I’ll be back

映画好きの人は、I’llと聞くと思い出すのがターミネーターかもしれません。

シュワルツネッガーが最後に行ったセリフが

I’ll be back.

また戻ってくる、ですよね。

このI’ll be back.は日常会話でもとてもよく使われるフレーズです。

帰ってくる、という表現だと、日本人的に考えるとcome backやreturnが思い浮かんでしまうと思いますが、ちょっとそこまで、という感覚ではI’ll be backがニュアンスとしてはよく使われますよ。

本当にすぐそこまで行って戻ってくるときにはrightを付けて

I’ll be right back.

ということもあります。

come backを使う時には、かなり遠くに行った時に使うイメージです。例えばアメリカまで行って戻ってくる、というようなイメージですね。

このようにI’ll be back.はよく使うフレーズなので、覚えておいて損はないですよ。

その場のひらめきでの未来を表現する

I will leave for London next week.

この英文を読んで、どんなイメージを持ちますか?

来週ロンドンに行くのかな?と感じますか?

来週ロンドンに行くと決まっていて、計画を立てている場合には

I am going to leave for London next week.

来週ロンドンにいく予定です。

と言います。

I will leave~と言う場合には、ニュアンスとしては「急に休みが出来たからロンドンでも行っちゃおうかな」という軽いノリが表現できますよ。

もちろん、そう思いつきでその場で誰かに伝えたとしても、本当に旅立つ人もいますよね。

思いついた時点ではI will leaveを使いますが、航空券やホテルを予約したり、と計画が本格化してきたら、その時点でI am going to~に変わります。

ネイティブは、これを当たり前に自然に行っているのですが、ノンネイティブとしては、少しコツを覚えないといけないですね。

未来進行形で、動作進行も表現できる

willを使って未来進行形を作ると、未来での動作の進行も表現することができます。

明日の朝、雨が降っているでしょう、という予測とともに、降っている、という動作もあわせて伝えるためには、次のように言いますよ。

It will be raining on tomorrow morning.

明日の朝、雨が降っているでしょう。

明日の午後は、ピアノを弾いているでしょう、という場合には

I will be playing the piano tomorrow afternoon.

私は明日の午後、ピアノを弾いているでしょう。

このようにwillを使って未来進行形を作って表現します。

be going toの使い方

be going toはすでに未来に繋がっている場合や、計画が決まっている時に使うことができます。

具体例を見ながら、使い方を確認していきましょう。

すでに未来に繋がるbe going to

willで、天気の話をしましたが、be going toは、未来に繋がる原因がある時に使うことができますよ。

空を見ていて、黒い雲がどんどん増えてきています。もう今にも雨が降りそう!

こんな時に

It is going to rain soon.

すぐに雨が降りそうです。

とbe going toを使って相手に伝えることができます。

計画が決まっている時にbe going to

計画を立てている時にもbe going toが使えます。

すでに未来に繋がっているから、と理解しておきましょう。

I’m going to Hokkaido next week.

来週、北海道に行く予定です。

I’m going to New York next month.

来月、ニューヨークに行く予定です。

I’m going to study abroad next year.

来年、留学する予定です。

このように、計画を立てている場合にはbe going toで伝えましょう!

前から決まっていた意思があるbe going to

前から決まっていたものを買う時にもbe going toが使えます。

例えば、友人と一緒にショッピングモールに向かう時に、今日こそ、以前から買いたいと思っていたバッグを買う、という時には、次のように言います。

I’m going to buy new bag today.

今日、新しいバッグを買うつもりです。

こちらも旅行と一緒に計画性のある時に使うニュアンスと覚えておくとよいでしょう。

根拠のある予測be going to

Urawa reds is going to win this game.

浦和レッズはこの試合に勝つだろう

試合に勝つかどうかは予測ですから、willを使うのが良いのでは?と思いますよね。

もちろん、勝つかどうか分からない、あくまで予測である場合にはwillを使います。

ただ、点数差がとても開いていて、残り5分。とても相手が巻き返せるわけがない、という根拠のある場合の予測についてはbe going toを使うのが適当です。

willとbe going toの使い分け

willとbe going toの使い方や例文を見てきました。

ここで、結局一番の違いは何か、ニュアンスの使い方によってどう使い分ければよいのか、まとめましょう。

willとbe going toの一番の大きな違い

willとbe going toの違いを見てきたところで、何が一番大きく異なると感じましたか?

それは「すでに決まっているか否か」という点であるといえるでしょう。

その場で決めたこと、パッとひらめきで決めたことなどはwillを使いましたよね。

電話が鳴っている時も

I’ll get it.

と、反射的に行動していますね。

注文する時にも

I’ll take this one.

と、その時に決めていました。

反対に、be going toでは、もうその発言をしている時には、すでに決まっていることを伝えています。

ショッピングモールに行く前に言っていた

I’m going to buy new bag today.

では、以前から欲しいと思っていたバッグを買うことは、決めていました。

来月、ニューヨークに行く予定もしっかり計画されていました。

I’m going to New York next month.

また、留学の予定も計画を立てて進めていれば

I’m going to study abroad next year.

と伝えることができます。

来年でもちょっと留学に行ってみようかなぁ、と計画を立てていなくて、その場でヒラメキで言うのでしたら、

I will study abroad next year.

となりますね。

同じ内容でも、どのような状況で発言するかで「will」と「be going to」を使い分けて、そのニュアンスを合わせて伝えることができます。

慣れるまでちょっとややこしいですが、慣れてしまうととても便利なものですね。

もし

I’m going to study abroad next year.

と言われたら「何年行くの?どこに行くの?エージェントは入れてる?」など、もっと細かい部分に質問を進めることができますよね。

I will study abroad next year.

と言われたら「いいね、私はもし行くならカナダとかがいいなぁ」と気軽な感じで同意することもできるでしょう。

自分でまず言ってみて、そのニュアンスの違いに慣れて、相手から言われた時に自然に感じ取れるようになるといいですね。

強い意思を伝えたい時にはwill

willとbe going toの、どちらを使ってもいいけれど、強い意思を伝えたいのであればwillの方がニュアンスとして伝えやすいこともあります。

例えば、あなたは今、こんなシチュエーションだとします。

就業時間の6時までに、なんとしてもこの仕事を終わらせる!終わらなければ残業しなければならないけれども、今日はディナーの約束があるから、なんとしても6時までに終わらせるんだ。

この場合はwillを使うのがピッタリですね。

I’ll finish this be six.

私は6時までにこれを終わらせる。

ただ、6時までにこれを終わらせる、という英文ですが、先ほどのシチュエーションの中から発言していると思うと、しっくりきませんか?

もし、就業時間が6時だから、6時までに終わらせたい。でも、終わらなければ明日やればいいし…という場合でしたら、どう伝えるのがピッタリでしょう。

I’m going to finish this be six.

私は6時までにこれを終わらせる。

ニュアンスによって、使い分けをする際に、強い意思があるのであればwillを使うことで、その意思を相手に伝えることができますよ。

その時点でどういう状態か

計画性があればbe going to、なければwillとご紹介しましたが、その時点でどういう状態かで、同じ内容でも使い分けることがあります。

友人が留学に行くと聞いて、いいなぁ、私も来年、留学に行こうかなぁ…とその場のヒラメキで友人にこのように伝えたとします。

I will study abroad next year.

その1ヶ月後、学校に相談して留学を計画し始めた場合には、このように言うでしょう。

I am going to study abroad next year.

その時点での状態で、変化することが分かりますね。

また、1ヶ月先でなくても、すぐ後に変化することもあります。

学校からの帰り道、友人に遊びに誘われました。

Do you want to hang out?

遊びに行かない?

OK! I’ll come to your house.

行く!君の家に行くね!

その後、自宅に着いて母親に遊びに行くことを伝えます。

Mom, I’m going to my friend’s house to hang out.

お母さん、友人の家に遊びに行くね。

その場で、「行くね!」と発言した時にはwill

その後、母親に伝えた時にはbe going toになっています。

その時点の状態で使い分けていることが分かります。

willとbe going to、実際に使い分けてみよう!

willとbe going toの違いを、例文を交えながらご紹介しました。

例文を見て「なるほど!」と感じたら、ぜひ自分の状況で英文を作ってみることをオススメします。

ちょっとした違いなのに、こんなに自分の状況を伝えられるwillとbe going toは便利ですよね。

その場のシチュエーションによって、使い分けることに慣れていけば、相手から話してこられた時にも自然に対応できるようになりますよ。どんどん使って、上手に使いこなしてくださいね!

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